2019年11月25日月曜日

西日本測定所ネットワーク測定プロジェクト:よこわマグロ[千葉県産](2019年):第19回

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本日は、「西日本測定所ネットワーク測定プロジェクト」の測定結果についてです。
気になる検体を4月毎に一つ、南福崎土地株式会社放射能測定室所有のゲルマニウム半導体検出器で測定しようというものです。
測定結果は、西日本測定所ネットワーク内で共有され各自で公開OKというものですので、ご紹介したいと思います。

この度の測定は第19回目になります。第1回目~第18回目までの結果は以下のとおりです。
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第1回目:(担当)「阪神・市民放射能測定所」
「西日本ネットワーク測定プロジェクト:鰆(さわら)・兵庫県(瀬戸内海)(2014年)」
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2014/06/2014_4.html
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第2回目:(担当)「奈良・市民放射能測定所」
「西日本測定所ネットワーク測定プロジェクト:剣先イカ・長崎県(2014年)」
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2014/08/2014_6.html
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第3回目:(担当)「京都・市民放射能測定所」
「西日本測定所ネットワーク測定プロジェクト:鮭(サケ)・北海道(2014年)」
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2014/10/2014_73.html
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第4回目:(担当)「高槻・市民放射能測定所」
「西日本測定所ネットワーク測定プロジェクト:鯖(サバ)・青森道(2014年)」
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2014/12/2014_19.html
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第5回目:(担当)「阪神・市民放射能測定所」
「西日本測定所ネットワーク測定プロジェクト:ツバス・千葉県(2015年)」
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2015/02/2015_24.html
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第6回目:(担当)「奈良・市民放射能測定所」
「西日本測定所ネットワーク測定プロジェクト:ヒラメ・茨城県(2015年)」
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2015/05/2015.html
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第7回目:(担当)「おのみち -測定依頼所-」
「西日本測定所ネットワーク測定プロジェクト:天然本マグロ・鳥取県(2015年)」
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2015/07/2015_28.html
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第8回目:(担当)「さかな二匹の測定所」・「阪神・市民放射能測定所」
「西日本測定所ネットワーク測定プロジェクト:越前ガニ・福井県(2015年):第8回 」
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2015/12/2015_31.html
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第9回目:(担当)「京都・市民放射能測定所」
「イカ・福井県(2016年):第9回」
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2016/04/20169.html
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第10回目:(担当)「高槻・市民放射能測定所」と「おのみち -測定依頼所-」
「湯通し塩蔵わかめ(塩落)・徳島県鳴門産(2016年)株式会社八百秀:第10回西日本測定所ネットワーク測定プロジェクト」
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2016/10/201610.html
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第11回目:(担当)「奈良・市民放射能測定所」
「西日本測定所ネットワーク測定プロジェクト:牡蠣(カキ)・宮城県(2016年):第11回」
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2017/03/201611.html
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第12回目:(担当)「阪神・市民放射能測定所」
「西日本測定所ネットワーク測定プロジェクト:スズキ・東京都の東京湾(2017年):第12回」
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2017/04/201712.html
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第13回目:(担当)「京都・市民放射能測定所」
「西日本測定所ネットワーク測定プロジェクト:粉末鰹・鹿児島県産[インド洋・インドネシア沖](2017年):第13回」
https://onomichi-labo.blogspot.jp/2017/07/201713.html
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第14回目:(担当)「高槻・市民放射能測定所」
「西日本測定所ネットワーク測定プロジェクト:小鮎甘露煮[滋賀県琵琶湖産](2017年):第14回」
https://onomichi-labo.blogspot.jp/2017/10/201714.html
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第15回目:(担当)「おうみ市民放射能測定所」
「西日本測定所ネットワーク測定プロジェクト:イサザ[滋賀県琵琶湖産](2018年):第15回」
https://onomichi-labo.blogspot.com/2018/03/201815.html
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第16回目:(担当)「阪神・市民放射能測定所」
「西日本測定所ネットワーク測定プロジェクト:ホヤ[宮城県産](2018年):第16回」
https://onomichi-labo.blogspot.com/2018/06/201816.html
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第17回目:(担当)「奈良・市民放射能測定所」
「西日本測定所ネットワーク測定プロジェクト:イワナ[愛知県産](2019年):第17回」
https://onomichi-labo.blogspot.com/2019/03/201817.html
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第18回目:(担当)「京都・市民放射能測定所」
「西日本測定所ネットワーク測定プロジェクト:ボイルほたて貝柱[青森県産](2019年):第18回」
https://onomichi-labo.blogspot.com/2019/07/201918.html
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第19回目は、「高槻・市民放射能測定所」が担当となりました。
選定品は、よこわマグロ[千葉県産]です。

(選定理由)
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水揚げされる東日本産の淡水魚等について測定してみよう。
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(測定風景)
【今回はなし】

(検体情報)
食品名:よこわマグロ
産地:千葉県産
製造者:自然
製造工場:NO DATA
販売者:NO DATA
生産年月:2019年9月14日
入手年月:2019年9月14日
賞味期限:NO DATA
ロットナンバー:NO DATA

(測定結果)
「高槻・市民放射能測定所」様の測定結果
測定日:2019年9月14日
測定器:iFKR-ZIP(シンメトリック社製)
測定時間:72,000秒(20時間00分00秒
重量:320g
測定容器:160mlL袋×2袋
解析精度:不明
セシウム137:不検出(測定下限値0.6Bq/kg)
セシウム134:不検出(測定下限値0.6Bq/kg)


「南福崎土地株式会社放射能測定室」様によるゲルマニウム半導体検出器による測定結果です。
測定日:2019年9月17日
測定器:TG150B(テクノエーピー社製)
測定時間:115,222秒(32時間00分22秒
重量:1,150g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:0.17±0.05Bq/kg(測定下限値0.14Bq/kg)
セシウム134:不検出(測定下限値0.1Bq/kg)
カリウム40:133.63±2.40Bq/kg(測定下限値6.41Bq/kg)




次回は、2020年1月中旬に「阪神・市民放射能測定所」が主となり
「淡水魚等」を選定して測定する予定です。

※2019年9月14日及び17日の測定結果です。
放射能測定結果の数値には必ず誤差があります。
また、放射能測定結果の範囲内に「放射能絶対値」が含まれる確率を、解析精度という値で表示しています。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。

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・Facebookファンページについて
おのみち -測定依頼所-」のFacebookのファンページを作成しました
皆様の「いいね!」をよろしくお願いいたします


・利用料等の口座を開設しました
トラブル防止のため、利用料等は口座振り込みをご利用ください
「利用料口座の開設」と「広告用チラシの刷新」について

・長時間測定を可能にするために、測定室の環境整備を行っています
長時間測定を行うことによりノイズの平滑化を行い、計数を稼いでいます
ピークは有りそうなのに検出されていない場合等では、必要な際はゲルマニウム測定による確定が必要になります
その1:「おのみち -測定依頼所-」の測定室の環境について
・非電化工房へ長時間測定についてお問い合わせ内容等
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2019年11月24日日曜日

土壌72・茨城県那珂郡東海村(2019年)「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト」みんなのデータサイト

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本日は、みんなのデータサイトの「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト」となる、ご依頼のありました土壌の測定結果についてです。
地点名は、「茨城県那珂郡東海村」
当方の「みんなのデータサイト」で比較対象可能な土壌測定の「72検体目」となります。

(測定風景)


「野帳」

(測定結果)
※スペクトルデータは、「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト」に帰属しますので
公表とさせていただきます。

地点名:茨城県那珂郡東海村
調査年月:2019年4月21日
測定時間:43200秒
重量:1019.5
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ(精度99.7%)
セシウム137:46.3±9.89Bq/kg(測定下限値0.4Bq/kg)
セシウム134:10.8±2.54Bq/kg(測定下限値0.3Bq/kg)→補正値3.617±1.385Bq/kg
カリウム40:364±79.2Bq/kg(測定下限値3.6Bq/kg)

(判定方法:スペクトルからのピーク)
セシウム134
605keV:○
796keV:〇

セシウム137
662keV:○

カリウム40
1461keV:○

[ウラン系]
鉛214
242keV、295keV、352keV:○

ビスマス214
609keV:○
1120keV:○

[トリウム系]
鉛212
239keV:○

アクチニウム228
338keV:○
911keV、965keV:○

タリウム208
583keV:○
861keV:○

ベリリウム7
478keV:×

(まとめ)
天然核種
「カリウム40」
「ウラン系」(「鉛214」「ビスマス214」)
「トリウム系」(「鉛212」「アクチニウム228」「タリウム208」)

人工核種
「セシウム137」
「セシウム134」

の検出と判断しました。

今回の結果から±の範囲を無視して、放射性セシウムの比率を考えますと
セシウム137:46.3Bq/kg
セシウム134:10.8Bq/kg

セシウム137:セシウム134=46.3:10.8=1:0.233261...

となります。
平成31年5月5日現在の放射性セシウム比率は「1:0.0782」と言われておりますので、
セシウム134が高く検出されております。

±の範囲を最大にとって考えますと、
セシウム137=46.3+9.89=56.19
セシウム134=10.8-2.54=8.26

セシウム137:セシウム134=56.19:8.26=1:0.147001...

±の範囲を逆の方に最大にとって考えますと、
セシウム137=46.3-9.89=36.41
セシウム134=10.8+2.54=13.34

セシウム137:セシウム134=36.41:13.34=1:0.366382...

となりますので、
放射性セシウムの比率は
0.147001〜0.233261〜0.366382

の範囲に収まると推測されます。
したがって、放射性セシウムの比率は高くなっており理論値どおりの結果とはなっていません。
これは、セシウム134が天然核種の影響を強く受けてしまったためと考えられるためです。
なお、セシウム134については、ピークも確認できるため、
セシウム137の値が間違いないものと判断して補正値を次のように算出しました。

セシウム137:46.3±9.89Bq/kg(測定下限値0.4Bq/kg)
セシウム134:補正値3.617±1.385Bq/kg

しっかりとした値を出すためには、ゲルマニウム半導体検出器で2.0Bq/kg程度まで
検出下限値を下げて測定したら判断できるものと推測します。

「みんなのデータサイト」に今回の土壌測定結果をアップしております。
検体IDは「45465」です。
公開URLは次の通りです。
https://data.minnanods.net/mrdatasoilget/mds2/45465

※2019年5月5日の測定結果です。
放射能測定結果の数値には必ず誤差があります。
また、放射能測定結果の範囲内に「放射能絶対値」が含まれる確率を、解析精度という値で表示しています。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。

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2019年11月17日日曜日

ほしいも・茨城県那珂郡東海村(2018年)

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本日は、ご依頼のありました食品についての測定結果です。
食品名は、「ほしいも」
産地は、「茨城県那珂郡東海村」
製造者及び販売者は、「地元」

茨城県那珂郡東海村で2018年に収穫した「さつまいも」から作られた「ほしいも」です。
現状を知っておきたいとの事からご依頼を受けました。
一緒に土壌測定も受けておりますので、後日公開いたします。

(測定風景)



(測定品詳細)
食品名:ほしいも
産地:茨城県那珂郡東海村
製造者:地元
製造工場:地元
販売者:地元
生産年月:2018年
入手年月:2018年
賞味期限:NO DATA
ロットナンバー:NO DATA

(測定結果)
測定時間:43200秒
重量:999.4
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度3σ(精度99.7%)
セシウム137:1.64±0.676(測定下限値0.3Bq/kg)
セシウム134:誤検出であり不検出(測定下限値0.3Bq/kg)
カリウム40:225±50.4Bq/kg(測定下限値3.4Bq/kg)

(判定方法):スペクトルからのピーク
セシウム134
605keV:×
796keV:×

セシウム137
662keV:〇

カリウム40
1461keV:〇

[ウラン系]
鉛214
242keV、295keV、352keV:×

ビスマス214
609keV:×
1120keV:×

[トリウム系]
鉛212
239keV:×

アクチニウム228
338keV:×
911keV、965keV:×

タリウム208
583keV:×
861keV:×

(まとめ)
天然核種
「カリウム40」

人工核種
「セシウム137」

の検出と判断しました。
セシウム134については、ピークが確認できないため誤検出と判断して不検出としています。
ソフトウェア上、検出となってしまった理由としては、
カリウム40のコンプトン散乱による影響を受けて、減算が足りず数値が出てしまったものと推測されます。

※2019年5月4日の測定結果です。
放射能測定結果の数値には必ず誤差があります。
また、放射能測定結果の範囲内に「放射能絶対値」が含まれる確率を、解析精度という値で表示しています。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。

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・Facebookファンページについて
おのみち -測定依頼所-」のFacebookのファンページを作成しました
皆様の「いいね!」をよろしくお願いいたします


・利用料等の口座を開設しました
トラブル防止のため、利用料等は口座振り込みをご利用ください
「利用料口座の開設」と「広告用チラシの刷新」について

・長時間測定を可能にするために、測定室の環境整備を行っています
長時間測定を行うことによりノイズの平滑化を行い、計数を稼いでいます
ピークは有りそうなのに検出されていない場合等では、必要な際はゲルマニウム測定による確定が必要になります
その1:「おのみち -測定依頼所-」の測定室の環境について
・非電化工房へ長時間測定についてお問い合わせ内容等
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