2014年8月31日日曜日

蜂蜜水・福島県二本松市(2014年)

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本日も、ご依頼のありました食品の測定結果についてです。
食品名は、「蜂蜜水」(蜂蜜に水を入れて1Lに薄めたものになります。)
産地は、「福島県二本松市」
製造者及び販売者は、「非公開」

はちみつは、汚染されやすいのかされにくいのか。
これはよく分かっていなくて、福島第一原子力発電所の事故の年では、やはり汚染された。
けれど、1年後2年後と年を追うごとに、その汚染の度合いが一気に下がっていき、
3年目を迎える年にはほとんど汚染が見られない食品となりました。
今現在は、汚染地といえどもめったなことでは、検出されるような蜂蜜は出てこないのではないでしょうか。

今回、福島県産の蜂蜜を3つ測定させて頂きました。
今回はその2つ目となります。
3つとも、先日8月16日の「夏休み学習会in岡山2014「放射能測定に関するワークショップ」」で、測定事例の紹介として公表させて頂きましたので、スペクトルも公開とさせていただきます。

先日公開しました1つ目の
「磐梯はちみつ(アカシヤ)・福島県(2014年)磐梯養蜂場」についてはこちら
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2014/08/2014_23.html

それでは、測定結果です。

 (判定方法:スペクトルからのピーク)
セシウム134
605keV:○
796keV:○

セシウム137
662keV:○

カリウム40
1461keV:×

[ウラン系]
鉛214
242keV、295keV、352keV:×

ビスマス214
609keV:×
1120keV:×

[トリウム系]
鉛212
239keV:×

アクチニウム228
338keV:×
911keV、965keV:×

タリウム208
583keV:×
861keV:×

この度の測定結果では

天然核種
なし

人工核種
「セシウム134」
「セシウム137」

の検出と判断いたします。
セシウム137については、662keVにしっかりとピークが確認できます。
セシウム134についても、605keVと796keVにしっかりとピークが確認できます。
したがってセシウム134及びセシウム137共に検出と判断しております。
なお、今回はカリウム40も不検出でした。

商品名:蜂蜜水
産地:福島県二本松市
製造者:非公開
製造工場:非公開
販売者:非公開
生産年月:2014年7月
入手年月:2014年7月
賞味期限:2015年12月15日
ロットナンバー:NO DATA
測定時間:43200秒
重量:1125.8
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:3.96±1.07Bq/kg
セシウム134:1.39±0.533Bq/kg
カリウム40:<2.9Bq/kg

なお、元の蜂蜜水の濃度を推測してみます。
今回の検体は
蜂蜜432g
水694g
とのことでした。
蜂蜜:水=432:694=1:1.60648...

総重量は432+694=1126gです
よって蜂蜜は
1126g中に432g存在しているのですから、
蜂蜜の濃度は432/1126=0.383658...倍に希釈されております。
ですので実際の濃度は
1126/432=2.60648...倍にしてあげる必要があります。

セシウム137=3.96×1126/432=10.32Bq/kg
セシウム134=1.39×1126/432=3.62Bq/kg

であると推測されます。
なおセシウム137とセシウム134の存在比ですが
平成26年7月現在では1:0.355の割合で存在していると考えられます。

今回の結果からは
セシウム137:セシウム134=3.96:1.39=1:0.351...
となりほぼ存在比になります。
実際の濃度に戻した場合で計算してみましても
セシウム137:セシウム134=10.32:3.62=1:0.351=0.350...
となります。

※2014年7月11日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。

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長時間測定を行うことによりノイズの平滑化を行い、計数を稼いでいます
ピークは有りそうなのに検出されていない場合等では、必要な際はゲルマニウム測定による確定が必要になります
その1:「おのみち -測定依頼所-」の測定室の環境について

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2014年8月30日土曜日

土壌(自宅の土)・石川県(2014年)

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本日は、ご依頼のありました土壌の測定結果についてです。
採取地は、「石川県金沢市宝町」

ご自宅の土について、過去の大気圏内核実験も含めて汚染があるのかどうか。
もしあるとすればどの程度なのか。
一度見ておきたいとのことからのご依頼でした。

※現在みんなのデータサイトでは、土壌測定のマニュアルを作成中です。
その中に採取方法が詳しく記載されております。
測定マニュアルが完成後は、採取方法をマニュアルに沿った測定データのみ公開とさせて頂きます。
よろしくお願いいたします。

それでは、測定結果です。

 (判定方法:スペクトルからのピーク)
セシウム134
605keV:○
796keV:×

セシウム137
662keV:○

カリウム40
1461keV:○

[ウラン系]
鉛214
242keV、295keV、352keV:○

ビスマス214
609keV:○
1120keV:○

[トリウム系]
鉛212
239keV:○

アクチニウム228
338keV:○
911keV、965keV:○

タリウム208
583keV:○
861keV:○

[その他]
ベリリウム7
478keV:○

この度の測定結果では

天然核種
「カリウム40」
「鉛214」(ウラン系)(微量)
「ビスマス214」(ウラン系)(微量)
「鉛212」(トリウム系)
「アクチニウム228」(トリウム系)
「タリウム208」(トリウム系)
「ベリリウム7」

人工核種
「セシウム137」(過大)

の検出と判断いたします。
セシウム137については、662keVにわずかながらピークが確認できます。
セシウム134については、605keV付近にはピークが確認できますが、796keVにはピークが確認できません。
したがってセシウム137のみ過大となっておりますが「検出」と判断しております。
セシウム134のピークが確認できませんので、福島第一原子力発電所由来ではなく、過去の大気圏内核実験によってされた汚染であると推測されます。

品名:土壌(自宅の土)
採取地:石川県金沢市宝町
採取年月:2014年7月1日
入手年月:2014年7月1日
賞味期限:NO DATA
ロットナンバー:NO DATA
測定時間:43200秒
重量:117.3
g
測定容器:V-7容器(85ml)
解析精度:3σ
セシウム137:12.7±4.55Bq/kg(過大検出)
セシウム134:<2.0Bq/kg(15.0±5.16Bq/kg:誤検出)
カリウム40:480±122Bq/kg

※2014年7月11日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。

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2014年8月29日金曜日

有機ドライブルーベリー・アメリカ(2014年)株式会社ナチュラルキッチン

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本日も、ご依頼のありました食品の測定結果についてです。
食品名は、「有機ドライブルーベリー」
産地は、「アメリカ」
製造者は、「アメリカ」
販売者は、「株式会社ナチュラルキッチン」

過去、チェルノブイリ原発事故では、汚染されやすい食品にブルーベリーといったベリー系がありました。
ですので、国産のブルーベリーは商品として使う際に悩んでしまう。
では、海外産のブルーベリーであれば安心なのか?
しかも有機栽培とのこと。検出されなければ商品として使いたい、そういう意味で測定依頼を受けました。
なお、先日8月16日の「夏休み学習会in岡山2014「放射能測定に関するワークショップ」」で、測定事例の紹介として公表させて頂きました。
また、依頼者からも測定結果は自由に使用しても大丈夫との許可を頂いておりますので、スペクトルも公開させていただきます。

先日公開しました
「有機冷凍ブルーベリー・カナダ(2014年)株式会社イデアプロモーション」についてはこちら
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2014/08/2014_22.html

それでは、測定結果です。

 (判定方法:スペクトルからのピーク)
セシウム134
605keV:×
796keV:×

セシウム137
662keV:○

カリウム40
1461keV:○

[ウラン系]
鉛214
242keV、295keV、352keV:×

ビスマス214
609keV:○
1120keV:○

[トリウム系]
鉛212
239keV:×

アクチニウム228
338keV:×
911keV、965keV:×

タリウム208
583keV:×
861keV:×

この度の測定結果では

天然核種
「カリウム40」
「ビスマス214」(ウラン系)

人工核種
「セシウム137」

の検出と判断いたします。
セシウム137(662keV)のピークは確認できております。
セシウム134(796keV)についてはピークが確認できません。
したがって、人工核種としてはセシウム137のみが検出されました。
セシウム134については存在していないようですので、
福島第一原子力発電所の事故以前よりあった汚染であると推測されます。

有機冷凍ブルーベリーと同じく、
大気圏内核実験やチェルノブイリ原発事故の影響であろうかと思われます。

商品名:有機ドライブルーベリー
産地:アメリカ
製造者:アメリカ
製造工場:アメリカ
販売者:株式会社ナチュラルキッチン
生産年月:2014年
入手年月:2014年7月
賞味期限:2015年6月10日
ロットナンバー:NO DATA
測定時間:43200秒
重量:854.8
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:1.76±0.662Bq/kg
セシウム134:<0.3Bq/kg
カリウム40:11.5±6.16Bq/kg

※2014年7月8日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。

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2014年8月28日木曜日

関西(西日本)測定所ネットワークの第7回会合(詳細内容)

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集 会 名:関西(西日本)の測定所ネットワークの第7回会合
開催日時:2014年8月23日(土)14:00~
場  所:阪神・市民放射能測定所

参加者一覧(敬称略)
・京都・市民放射能測定所
・阪神・市民放射能測定所
・奈良・市民放射能測定所
・高槻・市民放射能測定所
・さかな2匹の測定所
・南福崎土地株式会社放射能測定室
・おのみち -測定依頼所-

(欠席)
・なばり放射線測定所しるみる
・せとうちラボ

○あいさつ
1.阪神・市民放射能測定所
自己紹介から

○各測定所からの報告
・高槻・市民放射能測定所
測定員が3名ぐらい増えて若返った
富田さんのブログなどに、高槻の近辺の東名道路からセシウムがでたという話
場所の特定までは分かってはいないが
燻製用のチップ(スモークチップ)から出たという話も
林田さん

・おのみち -測定依頼所-
アークサンドという製品を購入できればどうか
土木資材
みんなのデータサイトの話(英語化も含めて)
放射能測定に関するワークショップの話

・さかな2匹の測定所
ホットスポットファインダーのセンサーを購入
核種分別の現地判断可能
csvデータの自動取得
MCAは細かいので、いかに使っていくか
現地持ち込み可能
温度補償機能も
高い
個人向け販売は不可
動作環境温度範囲は狭い
データ転送の話
いろんな機能の話
分解能はNaIより悪い
夏や冬の際のデータ取得には注意(動作温度から外れると壊れる可能性がある)

・奈良市民放射能測定所
盆休み中に、温度補償とデジタルMCAに改造した
改造の効果を見た
改造前と改造後
玄米、お茶と土壌
変わったものではコロコロコミックの測定も
イカのゲルマ測定の話
会員の切り替え
広報活動
招かれて辻本代表が講演を行った
喋り出したら止まらない

・南福崎土地株式会社放射能測定室
HSFは後で奈良に
新しいマニュアルに変わった
GPSも変わった
自転車で引っ張るリアカータイプも選べるように工作している
折りたたみ自転車もある
測定の現状
外部協力員→Sさん
134は見える人見えない人も
納品の給食業者
先月は米→0.2Bq/kg
粉ミルク→0.5±0.1Bq/kg(森永はぐくみ:賞味期限2014年10月6日)
和光堂は一番低い

・京都市民放射能測定所
佐藤さん
親子測定教室の話(5組)
一緒に楽しみながらできた
8月10日の平賀さんの学習会は台風で中止→9月21日にまた平賀さんが良ければ学習会
11月23日・24日→北部測定所まつり
8月24日測定所大掃除等→三条御前測定所ができた
みんなのデータサイト参加申請中→8月中に基準玄米の測定
気になる測定結果→福島県産桃

・阪神市民放射能測定所
親子測定教室を行った
→やり方を教えてほしい
京都から→測定員の家族、知り合いの方の家族など
測定依頼が減っている
宅配業者→お客さん1400人
消費者クラブを対象とした運転手と
消費者クラブ主催の放射能に関する学習会も
劇的には増えないので会員更新をしてもらうなど
兵庫県子ども内部被ばく調査報告→丸尾議員
尿検査についての意見書
公的な機関はだいたいゲルマで5Bq/kg程度までの測定
質問及び要望事項を阪神・市民放射能測定所として
電話でのやり取りしかできてないが、担当の方は、あんたの言うことは分かるわという反応は頂いている
有機農家とのやり取りもできてきている→セシウム137が出てきているケースもある
お米の苗を育てる有機培土で栃木県産もある
一部セシウム137と134もでたものがある
田んぼにまいてしまった→どうしようか・・・→田んぼの土を測りましょう→棚田なので上にある林の場所の土も測りましょうと
中国山地の東の端

避難してきている方
言いづらくなってきている
関心が薄くなってきている
測定所のアピールがあれば
阪神の方も基準値が高いということで
測定をしたということで要望を安東の方でも考えてはいるが
親子測定会とか測定器を持っていくとか

○関西ネットワークとして、ゲルマで測るプロジェクト
9月27日(土)か28日(日)10時から16時
関西ネットワークとしてのゲルマ測定(京都・市民放射能測定所)海産物メイン→サンマ?

次回
11月9日(日)14:00~
京都・市民放射能測定所
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2014年8月27日水曜日

クロスチェック:ポテトチップス(のり塩)・国産(2014年)株式会社湖池屋・京都工場

2 件のコメント:
本日は、自主測定しました食品のクロスチェックによる測定結果についてです。

↓以前公開しましたブログはこちら↓
「ポテトチップス(のり塩)・国産(2014年)株式会社湖池屋・京都工場」
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2014/08/2014_10.html

(以下抜粋です。)
****************************************
測定日:2014年8月10日
商品名:ポテトチップス(のり塩)
産地:国産
製造者:株式会社湖池屋
製造工場:株式会社湖池屋・京都工場
販売者:株式会社湖池屋
生産年月:2014年
入手年月:2014年8月9日
賞味期限:2014年11月18日(12袋)・2014年11月16日(2袋)
ロットナンバー:Lキ4(12袋)・Gソ1(2袋)
測定時間:43200秒
重量:752.4g

測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:0.606±0.535Bq/kg
セシウム134:<0.5Bq/kg
カリウム40:279±62.8Bq/kg

(追記:2014年8月18日)
Iwamoto Mcrpさんより情報提供がありました。

メーカーに問い合わせた結果
○ジャガイモの産地
賞味期限2014.11.18→九州産
賞味期限2014.11.16→茨城県産

○製造工場
京都

○植物油について
パーム油→マレーシアなど
米油→国産

○青のり
国産

最終商品の段階で、外部機関に放射能測定を依託。
Ge半導体にて検出限界値5bqにて未検出。
因みに北海道産のものは、だいたい9月末から10月末ごろ新ジャガが取れる
(年によって変動有り)

製造から4ヶ月後がだいたい賞味期限となるので、
1月~2月頃の賞味期限だと北海道産かも?という事でした。
****************************************
(抜粋終わり)

なお、今回のゲルマニウム半導体検出器によるクロスチェック先は、座間放射能測定室様と同じクロスチェック先にお願いさせて頂き快諾いただけました。
(※ありがとうございます!)
ただ、クロスチェック先の場所は非公開でとのことですので、依頼先は伏せておきます。

ゲルマニウム半導体測定器の測定結果
測定器:テクノエーピーTG150B
測定日:2014年8月14日
測定時間:59400秒(16時間30分)
重量:793g
測定容器:1Lマリネリ容器
解析精度:3σ以上
セシウム137:0.97±0.09Bq/kg
セシウム134:0.45±0.10Bq/kg
カリウム40:346.53±4.28Bq/kg

補足ですが、
「カリウムに関してはバックグランドの影響で60~80Bq/kg程度高めに出ています。」
とのことです。
8月16日現在のセシウム137:セシウム134の理論値は「1:0.3426」でありますので、
今回のゲルマニウム半導体による結果からセシウム137を基準として推測しますと
セシウム137:セシウム134=0.97:0.97×0.3426=0.97:0.332322
が理論値となります。
測定結果からは理論値に近い値となっており、福島第一原子力発電所の事故の影響によるものであると考えられます。


補足2ですが、当方の結果と比較しますと、

セシウム137については、当方は「0.606±0.535Bq/kg」ですので、少し低めに出ていますが±の範囲に収まっております。
セシウム134については、当方は「<0.5Bq/kg」ですので、測定下限値以下に収まっております。
カリウム40については、当方は「279±62.8Bq/kg」ですので、概ね同じ値となったようです。


総合しますと、セシウム137の値をどう判断するかになりますが、±の範囲に収まっており、誤測定ではない結果となっていると推測されます。

ただ、今回測定しました試料の原材料のジャガイモの原産地は
「九州産:茨城県産=12:2=6:1」
となってしまっております。
座間放射能測定室で測定された同商品のジャガイモの原材料産地は「茨城県産」のみと伺っております。
そのゲルマのクロスチェックによる結果もお伺いしましたが、当方の1/6とはなっておらず汚染の度合いは均一ではないことが分かりましたことを申し添えておきます。
なお、九州産も混じっておりますのでその影響も・・・?と考えられますが定かではありません。
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2014年8月26日火曜日

カットトマト・イタリア(2014年)カゴメ株式会社

0 件のコメント:
本日も、ご依頼のありました食品の測定結果についてです。
食品名は、「カットトマト」
産地は、「イタリア」
輸入者は、「カゴメ株式会社」

原産国はイタリアのトマトとなります。

「カゴメ株式会社」
http://www.kagome.co.jp/

「商品のページ」
http://www.kagome.co.jp/products/food/10097/

それでは、測定結果です。

 (判定方法:スペクトルからのピーク)
セシウム134
605keV:×
796keV:×

セシウム137
662keV:×

カリウム40
1461keV:○

[ウラン系]
鉛214
242keV、295keV、352keV:×

ビスマス214
609keV:×
1120keV:×

[トリウム系]
鉛212
239keV:×

アクチニウム228
338keV:×
911keV、965keV:×

タリウム208
583keV:×
861keV:×

この度の測定結果では

天然核種
「カリウム40」

のみの検出と判断いたします。
セシウム137(662keV)及びセシウム134(796keV)共にピークが確認できません。
したがって共に不検出と判断しております。
天然核種もカリウム40以外はほぼ存在していないと判断できますので、
先日のゼリーの素と同じように安心して使える「カットトマト」であると思われます。

商品名:カットトマト
産地:イタリア
製造者:不明
製造工場:不明
販売者:カゴメ株式会社
生産年月:2014年
入手年月:2014年7月
賞味期限:2015年7月31日
ロットナンバー:H231 PH1/AK3/01738
測定時間:43200秒
重量:1167.0
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:<0.2Bq/kg
セシウム134:<0.3Bq/kg
カリウム40:88.6±21.4Bq/kg

※2014年7月8日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。

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長時間測定を行うことによりノイズの平滑化を行い、計数を稼いでいます
ピークは有りそうなのに検出されていない場合等では、必要な際はゲルマニウム測定による確定が必要になります
その1:「おのみち -測定依頼所-」の測定室の環境について

・非電化工房へ長時間測定についてお問い合わせ内容等
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2014年8月25日月曜日

エーコープゼリーの素ぶどう味・産地不明(2014年)全国農業協同組合連合会

0 件のコメント:
本日も、ご依頼のありました食品の測定結果についてです。
食品名は、「エーコープゼリーの素ぶどう味」
産地は、「不明」
製造者及び販売者は、「全国農業協同組合連合会」

子どもがゼリー好きなので、本商品を使って作られるそうです。
一度見ておきたいとのことからのご依頼でした。
とても良い香りでした。

「全国農業協同組合連合会」
http://www.zennoh.or.jp/

「商品のページ」
http://www.zennoh.or.jp/acoop/214/syohin_jelly.htm

それでは、測定結果です。

 (判定方法:スペクトルからのピーク)
セシウム134
605keV:×
796keV:×

セシウム137
662keV:×

カリウム40
1461keV:○

[ウラン系]
鉛214
242keV、295keV、352keV:×

ビスマス214
609keV:×
1120keV:×

[トリウム系]
鉛212
239keV:×

アクチニウム228
338keV:×
911keV、965keV:×

タリウム208
583keV:×
861keV:×

この度の測定結果では

天然核種
「カリウム40」

のみの検出と判断いたします。
セシウム137(662keV)及びセシウム134(796keV)共にピークが確認できません。
したがって共に不検出と判断しております。
天然核種もカリウム40以外はほぼ存在していないと判断できますので、
安心して使える「ゼリーの素」であると思われます。

商品名:エーコープゼリーの素ぶどう味
産地:不明
製造者:全国農業協同組合連合会
製造工場:全国農業協同組合連合会 ZR
販売者:全国農業協同組合連合会
生産年月:2014年
入手年月:2014年7月
賞味期限:2015年5月12日
ロットナンバー:LOT1
測定時間:43200秒
重量:1013.8
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:<0.3Bq/kg
セシウム134:<0.3Bq/kg
カリウム40:72.7±18.5Bq/kg

※2014年7月7日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。

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2014年8月24日日曜日

石鹸クレンザー(生産年不明)エスケー石鹸株式会社・埼玉工場

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本日は、ご依頼のありました堆肥扱いとした商品の測定結果についてです。
商品名は、「石鹸クレンザー」
産地は、「不明」
製造者及び販売者は、「エスケー石鹸株式会社・埼玉工場」

クレンザーから放射性セシウムが出たという話があるそうです。

「みんな楽しくHappy♡がいい♪」のきっこさんのブログより

「「クレンザーから放射性セシウム検出」原材料からセシウム混入経路を推理してみた」
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2391.html

それでは、測定結果です。

 (判定方法:スペクトルからのピーク)
セシウム134
605keV:○
796keV:×

セシウム137
662keV:×

カリウム40
1461keV:○

[ウラン系]
鉛214
242keV、295keV、352keV:○

ビスマス214
609keV:○
1120keV:○

[トリウム系]
鉛212
239keV:○

アクチニウム228
338keV:○
911keV、965keV:○

タリウム208
583keV:○
861keV:○

この度の測定結果では

天然核種
「カリウム40」
「鉛214」(ウラン系)(微量)
「ビスマス214」(ウラン系(微量)
「鉛212」(トリウム系)
「アクチニウム228」(トリウム系)
「タリウム208」(トリウム系)

人工核種
「セシウム137」(微量)(疑い)

の検出と判断いたします。
セシウム137については、662keVにわずかながらピークが確認できます。
セシウム134については、605keV付近にはピークが確認できますが、796keVにはピークが確認できません。
したがってセシウム137のみ微量ですが疑いとして検出と判断しております。

商品名:石鹸クレンザー
産地:不明
製造者:エスケー石鹸株式会社・埼玉工場
製造工場:エスケー石鹸株式会社・埼玉工場
販売者:エスケー石鹸株式会社・埼玉工場
生産年月:不明
入手年月:不明
賞味期限:NO DATA
ロットナンバー:30802
測定時間:43200秒
重量:1020.7
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:7.49±1.98Bq/kg(過大検出)
セシウム134:9.73±2.42Bq/kg(誤検出)
カリウム40:554±118Bq/kg

※2014年7月6日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。

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2014年8月23日土曜日

磐梯はちみつ(アカシヤ)・福島県(2014年)磐梯養蜂場

0 件のコメント:
本日も、ご依頼のありました食品の測定結果についてです。
食品名は、「磐梯はちみつ(アカシヤ)」
産地は、「福島県耶麻郡磐梯町」
製造者及び販売者は、「磐梯養蜂場」

はちみつは、汚染されやすいのかされにくいのか。
これはよく分かっていなくて、福島第一原子力発電所の事故の年では、やはり汚染された。
けれど、1年後2年後と年を追うごとに、その汚染の度合いが一気に下がっていき、
3年目を迎える年にはほとんど汚染が見られない食品となりました。
今現在は、汚染地といえどもめったなことでは、検出されるような蜂蜜は出てこないのではないでしょうか。

今回、福島県産の蜂蜜を3つ測定させて頂きました。
3つとも、先日8月16日の「夏休み学習会in岡山2014「放射能測定に関するワークショップ」」で、測定事例の紹介として公表させて頂きましたので、スペクトルも公開とさせていただきます。

なお、今回の蜂蜜に限りゲルマニウム半導体検出器でクロスチェックも行いました。
理由は2つあります。

1.カリウム40といった天然核種が検出されておらず、コンプトン散乱がない状態での測定で理想的なスペクトルであること
2.測定下限値付近の測定値となっており、誤測定ではないのか検証すること

でした。
それでは、測定結果です。

 (判定方法:スペクトルからのピーク)
セシウム134
605keV:×
796keV:×

セシウム137
662keV:○

カリウム40
1461keV:×

[ウラン系]
鉛214
242keV、295keV、352keV:×

ビスマス214
609keV:×
1120keV:×

[トリウム系]
鉛212
239keV:×

アクチニウム228
338keV:×
911keV、965keV:×

タリウム208
583keV:×
861keV:×

この度の測定結果では

天然核種
なし

人工核種
「セシウム137」

のみの検出と判断いたします。
セシウム137については、662keVにピークが確認できます。
セシウム134については、605keVにも796keVにも確認ができません。
したがってセシウム137は検出と判断し、セシウム134については不検出と判断しました。

なお、カリウム40も今回は不検出となっております。
当方で測定した蜂蜜について、養蜂場では2011年6月9日に一度γ線スペクトロメーターで測定したのみのようです。
その時の下限値は2Bq/kgとのこと。
今回の測定結果を見る限り、セシウム134が検出されていないことから、福島第一原子力発電所の事故の影響かどうかまでは断定はできません。

もしセシウム134が存在しているとすれば・・・
0.304×0.355=0.107Bq/kg程度ですので
0.05Bq/kgまで見ることが可能であれば分かるかもしれません。

商品名:磐梯はちみつ(アカシヤ)
産地:福島県耶麻郡磐梯町
製造者:磐梯養蜂場
製造工場:磐梯養蜂場
販売者:磐梯養蜂場
生産年月:2014年
入手年月:2014年7月
賞味期限:2016年7月4日
ロットナンバー:NO DATA
測定時間:43200秒
重量:1351.1
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:0.304±0.247q/kg
セシウム134:<0.2Bq/kg
カリウム40:<2.4Bq/kg

================================================
クロスチェック先
「NPO法人 ふくしま30年プロジェクト」
http://fukushima-30pj.blogspot.jp/

測定日:2014年8月5日
測定機器:PGT社 NIGC16190SD
測定時間:28800秒(8時間)
重量:1209g
測定容器:1Lマリネリ容器
セシウム137:0.3868641±0.06782146Bq/kg
セシウム134:<0.17Bq/kg
カリウム40:6.538089±0.8502420Bq/kg
================================================

結果として、当方の測定結果は誤測定ではないことが証明されました。
測定機について分かったことは、

→天然核種がほぼ存在していない場合
スペクトルグラフから判断することは変わらず重要ですが、
セシウム137やセシウム134の判定がしやすくなること

※ただし、今回、当方の測定ではカリウム40も存在していない結果になってはいましたが、実際はカリウム40は6.5±0.85Bq/kgは存在しているようです。
1桁台のカリウム40の測定については課題となりました。

→測定下限値
天然核種がほぼ存在していない等といった特殊な条件が必要ですが
測定下限値付近まで測定できていたこと


※2014年7月19日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。

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トラブル防止のため、利用料等は口座振り込みをご利用ください
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・長時間測定を可能にするために、測定室の環境整備を行っています
長時間測定を行うことによりノイズの平滑化を行い、計数を稼いでいます
ピークは有りそうなのに検出されていない場合等では、必要な際はゲルマニウム測定による確定が必要になります
その1:「おのみち -測定依頼所-」の測定室の環境について

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