2013年3月31日日曜日

玄米(広島県世羅郡世羅町産)

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過去に測ったシリーズ。
本日は「玄米」です。産地は「広島県世羅郡世羅町」。
以前、米ぬかの測定結果をアップしましたので、玄米は不要かなと思っていましたが、
需要がありそうなのでアップしておきます。

それでは測定結果です。


測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及びセシウム137共にピークは確認できません。
よって、セシウム134、セシウム137共に「検出なし」と判断しました。

(判定方法)
605keV、796keV、802keVにはピークが確認できません。
662keVにもピークが確認できません。
この度の測定結果では、

天然核種の「カリウム40」

の検出と判定します。


商品名:玄米(広島県コシヒカリ)
産地:広島県世羅郡世羅町
製造者:尾道市農業協同組合
販売者:尾道市農業協同組合
生産年月:平成24年度
賞味期限:不明
ロットナンバー:不明
測定時間:36000秒
重量:1001.0g
測定容器:1Lマリネリ(全量充填)

解析精度:3σ
セシウム137:<0.8Bq/kg
セシウム134:<0.7Bq/kg
カリウム40 :48.0±16.6Bq/kg

※昨年の11月30日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安全を保障するものでもありません。




2013年3月30日土曜日

豆腐(アメリカ産・カナダ産)

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今回測定した豆腐です。朝の味噌汁等でよく食べております。
地元産の豆腐が見つからないとき、子どものためにも、少しでも安心できる海外産の大豆の豆腐をよく選びます。
本当に遺伝子組み換えでないのかとか、農薬はどうなのとか問題は残りますけどね。


では測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及びセシウム137共に「検出なし」です。

(判定方法)
600keVあたりに怪しいものが見えます。しかし796keV、802keVにはピークが確認できません。
よってこれは609keVのビスマス214と判定します。
ソフトウェアではセシウム137が検出と判定されていますが、662keVはピークがはっきりとは確認できません。
(はっきりと確定させるためには、ゲルマ測定が必要だと考えられます。)
よってソフトウェア上のセシウム137検出は、誤検出と判定します。
この度の測定結果では、

天然核種の「ビスマス214」と「カリウム40」

の検出と判定します。
明日の朝は、豆腐4丁を使った豆腐どんぶりだ!(-_-;)イェーイ


商品名:木綿とうふ
製造者:株式会社フレッシュビーンズ
販売者:株式会社フレッシュビーンズ
生産年月:不明
賞味期限:2013年4月5日
ロットナンバー:EN及びEP
測定時間:43200秒
重量:1138.0g
測定容器:1Lマリネリ(全量充填)

解析精度:3σ
セシウム137:0.7±0.4Bq/kg(誤検出)
セシウム134:<0.3Bq/kg
カリウム40 :34.7±9.9Bq/kg


※今年の3月29日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安全を保障するものでもありません。


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ちなみに、以前検査した鳥取県産の豆腐のリンク先を貼っておきます。
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2013/02/blog-post_13.html
こちらは、天然水仕上げともあり、
天然核種の「ビスマス214」(609keV)、「鉛214」(242keV,295keV,352keV)の
検出でした。
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2013年3月29日金曜日

焼きそば(ハローズセレクション)

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焼きそば食べたい!
と思ったのが始まりで、測定したことがなかったことから測定してみました。
ただ、産地が分からないです。国産?外国産?
販売会社にきちんと問い合わせて、産地を確認しないとあまり役に立たない情報ですねorz
何で測定したの?意味がないって妻にダメだしされた/(^o^)\
測定する食品を選定することの大切さをひしひしと感じました・・・


妻が言うには、牛乳については量販店で安く売っている牛乳とか、
普通によく家庭で飲まれている牛乳もとても気になるとのことで、
学校給食関係に加えて、普通の家庭で消費されているであろう牛乳も調べようねって
言われました。
なので、今後、まずは牛乳関係について、片っ端から測定していきます。
ひとまずデータを集めて牛乳毎に比較してみようと思います。



では、(役に立たない)焼きそばの測定結果です。(^◇^;)ノ

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及びセシウム137共に「検出なし」です。

(判定方法)
605keV、796keV、802keVにはピークが確認できません。
662keVにもピークが確認できません。
この度の測定結果では、

天然核種の「カリウム40」

の検出と判定します。


商品名:むし中華めん(焼きそば・ハローズセレクション)
製造者:株式会社ハローズ
販売者:株式会社ハローズ
生産年月:不明
賞味期限:2013年4月5日
ロットナンバー:H333
測定時間:43200秒
重量:924.0g
測定容器:1Lマリネリ(全量充填)

解析精度:3σ
セシウム137:<0.4Bq/kg
セシウム134:<0.4Bq/kg
カリウム40 :12.8±5.8Bq/kg


※今年の3月28日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安全を保障するものでもありません。







2013年3月28日木曜日

「食と農と映画の祭り2013 おのみち」に参加します

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タイトルの「食と農と映画の祭り 2013おのみち」に、
「おのみち -測定依頼所-」として参加いたします。
http://ganbo.cocolog-nifty.com/tanbo/2013/03/2013-3382.html


開催日時:平成25年4月21日(日)10時~15時

当依頼所の出店内容としては、
○測定依頼の受付
○測定結果の公表
○疑問点等のご相談
○簡易測定の実演(←電源が用意できなければ厳しいかも)
などです。
当日は、野外での出店となりますが売り物はございません。
なので測定依頼があればとてもうれしいです。
当日に向けて、できることを積み重ねていきます。


チラシのDLアドレスです。
http://ganbo.cocolog-nifty.com/tanbo/files/shokuto-nouto-eiganomatsuri-onomichi2013.pdf




2013年3月27日水曜日

牛乳(山陽乳業)トップバリュベストプライス

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尾道市内の小学校の学校給食には山陽乳業の牛乳が使われています。
学校給食については、食材の提供は出来ないと尾道市教育委員会よりお話があったと伺いました。
しかし、納入先等の情報は頂ける可能性がありますので、尾道市内の学校給食の測定については当面、自主測定での対応となりそうです。
この辺りは、ご賛同いただける方々でグループを作り、経費を出し合う形ができれば作りたいと思っています。

ですが、当方でも出来るだけのことはしていきたいと考えておりますので、昨日ですが、妻が山陽乳業さんの牛乳をイオン尾道で見つけました。
これをもとに、疑似学校給食の牛乳ということで測定してみたいと思います。


それでは測定結果です。


測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及びセシウム137共に「検出なし」です。

(判定方法)
600keV付近に何かが見えますが、796keV、802keVにはピークが確認できません。
よってこれは605keVのビスマス214と判断します。
662keVにはピークが確認できません。
この度の測定結果では、

天然核種の「ビスマス214」と「カリウム40」

の検出と判定します。


商品名:牛乳・トップバリュベストプライス
製造者:山陽乳業株式会社
販売者:イオン株式会社
生産年月:不明
賞味期限:2013年4月3日
ロットナンバー:OF1
測定時間:43200秒
重量:1027.0g
測定容器:1Lマリネリ(全量充填)

解析精度:3σ
セシウム137:<0.4Bq/kg
セシウム134:<0.4Bq/kg
カリウム40 :31.2±9.4Bq/kg


※今年の3月27日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安全を保障するものでもありません。









2013年3月26日火曜日

牛糞堆肥(広島県)の再測定

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前回の牛糞堆肥(広島県)の測定はV-7容器の85mlで測定でした。
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2013/03/blog-post_22.html

堆肥(肥料等)は、正確に測るためには1Lマリネリで行う必要を感じましたので
今回、1Lマリネリ容器にて追試を行いました。

それでは測定結果です。


測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及びセシウム137共に「検出なし」です。

(判定方法)
600keV付近に怪しいものがありますが、796keV、802keVにはピークが確認できません。
よってこの怪しいものはビスマス214と判定します。
662keVにはピークが確認できません。
この度の測定結果では、

天然核種の「ビスマス214」と「カリウム40」

の検出と判定します。
スペクトルの結果から、堆肥は土と比べてウラン系の影響が少ないですね。

販売者:なかやま牧場
生産年月:不明(23年度?)
ロットナンバー:不明
測定時間:43200秒
重量:511.0g
測定容器:1Lマリネリ(全量充填)

解析精度:3σ
セシウム137:1.1±1.0Bq/kg(誤検出)
セシウム134:1.2±1.0Bq/kg(誤検出)
カリウム40 :538.9±118.0Bq/kg


※今年の3月25日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安全を保障するものでもありません。


2013年3月25日月曜日

堆肥(肥料等)・土壌の測定を開始しました。

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「堆肥(肥料等)」と「土壌」の測定を開始しました。
なお、「堆肥(肥料等)」と「土壌」については、返却します。
それに伴い、利用料金の改定を行い、利用方法等及び依頼&放射線に関するQ&Aを更新しました。
他に追加で変更した箇所は次の通りです。
○郵送による受付を開始しました。
○容器に詰めるのは、当依頼所が行うこととなりました。 

とりあえず、試験運用を終わり本格的に受付を行っていこうと思います。

サイトアドレス
http://onomichi-labo.zapto.org/

受付時間

毎日11:00~20:00(不定休)です。
ご依頼をされる前には、電話連絡をお願いします。
郵送による受付も行っていますので、その際も電話連絡をお願いします。
電話番号は、090-1336-4757です。担当は信恵(のぶえ)です。

利用料金

「食品」「堆肥(肥料等)」は、1つ毎に「1,000円+α(お気持ち)円」です。
「土壌」は、1つ毎に「1,200円+α(お気持ち)円」です。
「同時に多数」又は「定期的」に測定依頼される場合はご相談ください。

利用方法

1.必要な食品・堆肥(肥料等)の量は、1,000ml以上です。
  土壌の場合は、500ml以上です。少量の場合はご相談ください。
2.測定依頼品は、小さく切る等して測定依頼所までご持参ください。郵送も可能です。
3.測定時間は、12時間(43,200秒)を基本に測定します。
4.検出下限値は、セシウム134及びCs137共に1.0Bq/Kg程度ずつですが、量・解析精度により異なります。
5.測定結果が出るまで、日数を要することがあります。ご了承ください。
6.測定結果は、本依頼所でお渡し、郵送又はメールによる送付となります。
7.より良い測定が出来るよう、測定結果は「全国市民測定所ネットワーク」でのデータベース構築に
  利用させていただきます。通称は「みんなのデータサイト」です。
8.堆肥(肥料等)及び土壌については、当依頼所にて引き渡し又は着払い等で返却させていただきます。
  なお、食品の返却を希望される場合は、ご相談ください。

食品の持ち込み方

冷凍食品は、そのままでは容器に詰め込めず、測定もできないため常温に戻してからご持参ください。
フードプロフェッサー等で小さくされるか、出来るだけ小さく(1cm角)切ってご持参ください。
もともと、細かいものはそのままで大丈夫です。(お米や粉物等)
容器へは当方でお詰めいたします。

堆肥(肥料等)の持ち込み方

購入された袋のままご持参ください。(1,000mlは必要です。)
又は、1,000ml以上の量を袋に詰めてご持参ください。

土壌の持ち込み方

1.測定したい土地について、5地点採取する場所を決めてください。
2.各地点の深さ5cm程度を、100mlづつ同じビニール袋に採取してください。
3.採取し終えた後、500ml程度になった土壌をよくビニール袋の中で混ぜ合わせてください。
4.そのまま当依頼所までご持参ください。

申込書の記入方法

・申込者氏名(フリガナ)
・日中連絡可能な電話番号
・結果を受け取りたいメールアドレス
・郵送を希望される場合は、依頼所にある封筒に直接住所等を記入してください。
・食品名・検体名
・産地(市町村名まで)
・購入先
・生産者・販売者
・ロットナンバー・製造所固有記号
・賞味・消費期限
・製造年月日
・お預かりする重量(g)・容量(ml)
・利用料
・備考

上記を記入していただきます。
申込書についてはこちらになります。

測定結果の公表について

・公表を希望しない場合は、ご相談ください。
「自己責任」のもとに情報発信されることについては、かまいません。

もしも、放射性セシウムが検出された場合

・国の基準値を超えるセシウムが検出された場合、関係市町・県行政に当依頼所より連絡致します。
・検出された食品は、「みんなのデータサイト(通称)」に公表するかどうかは未定です。
生産者・販売者の方も守っていく方針であるため、情報発信についてはお断りする場合があります。

2013年3月24日日曜日

赤福(伊勢名物)

0 件のコメント:
過去に測ったシリーズ。
本日は「赤福」です。販売者は「株式会社赤福」です。
一時期、賞味期限のことで問題になりましたので、ご存じの方も多いと思われる
伊勢名物です。
お土産にいただきましたので、ある範囲ですが測定してみました。
充填量がまったく足りていないので、参考程度にしてください。


それでは測定結果です。


測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及びセシウム137共にピークは確認できません。
よって、セシウム134、セシウム137共に「検出なし」と判断しました。

(判定方法)
605keV、796keV、802keVにはピークが確認できません。
662keVにもピークが確認できません。
この度の測定結果では、
天然核種も検出なしと判定します。


賞味期限:2013年1月28日
ロットナンバー:不明
測定時間:43200秒
重量:307.0g
測定容器:全量充填

解析精度:3σ
セシウム137:<0.8Bq/kg
セシウム134:<0.6Bq/kg
カリウム40 :<5.5Bq/kg

※今年の1月30日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安全を保障するものでもありません。








2013年3月23日土曜日

銀河高原ビール(岩手県)

2 件のコメント:
過去に測ったシリーズ。
本日は「銀河高原ビール」です。
事故前から愛飲されていた方がいまして、
「測定結果は企業のページにも公表されているけど測定して安心したい。」
とのお話で測定してみました。
それでは測定結果です。


測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及びセシウム137共にピークは確認できません。
よって、セシウム134、セシウム137共に「検出なし」と判断しました。

(判定方法)
600keV付近に怪しい物が見えますが、796keV、802keVにはピークが確認できません。
よってこちらはビスマス214(609keV)と判定します。
662keVにはピークが確認できません。
この度の測定結果では、
天然核種のビスマス214とカリウム40のみ検出と判定します。


賞味期限:不明(23年度産)
ロットナンバー:不明
測定時間:36000秒
重量:1,000.0g
測定容器:全量充填

解析精度:3σ
セシウム137:<0.5Bq/kg
セシウム134:<0.5Bq/kg
カリウム40 :13.6±6.5Bq/kg


※昨年の12月10日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安全を保障するものでもありません。





2013年3月22日金曜日

牛糞堆肥(広島県産)

6 件のコメント:
土壌測定として要望の多い、堆肥の検証用測定です。
「牛糞堆肥」を測定した結果です。
広島県産で、販売業者は「なかやま牧場」。

現在試験測定中です。
それでは測定結果です。


測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及びセシウム137共に「検出なし」です。

(判定方法)
600keV付近に怪しいものがありますが、796keV、802keVにはピークが確認できません。
よってこの怪しいものはビスマス214と判定します。
662keVにはピークが確認できません。
この度の測定結果では、

天然核種の「ビスマス214」と「カリウム40」

の検出と判定します。
スペクトルの結果から、堆肥は土と比べてウラン系の影響が少ないように見受けられます。
なので、堆肥ならある程度までは測定が可能かもですね。


生産年月:不明(23年度?)
ロットナンバー:不明
測定時間:28800秒
重量:40.0g
測定容器:V-7(85ml)

解析精度:3σ
セシウム137:<10.2Bq/kg
セシウム134:17.1±11.1Bq/kg(誤検出)
カリウム40 :662.9±209.1Bq/kg


※今年の3月20日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安全を保障するものでもありません。


2013年3月21日木曜日

土壌測定の検証(東京都・広島県)

8 件のコメント:
土壌測定を行うに当たり、ここ数日検証による測定を行ってきました。

結論としては、測定による確定までには至らないが、
ほぼ間違いのない結果を出すところまではいけると感じております。
といいますのも、土壌をサンプリングするのには、
ただ単に「土をかき集めて測定した。」というだけでは平均的なものにならず、
汚染の高いところ、低いところ、中間的なところ、どこを測定したのか分からないからです。

サンプリングの方法として、一例を信州放射能ラボさんと座間放射能測定室さんも紹介されていますので、
参考にURLを貼っておきます。
「信州放射能ラボ」
http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2012/07/post-57b8.html

「座間放射能測定室」
http://blogs.yahoo.co.jp/zamasokutei/folder/385652.html

ここまでするには、とても大変ですし、
測定したいと思われている方が「どこまでのものを求めるか」で対応した方が良いのだろうと。
そう考えますと、平均的に採取できる方法を紹介したうえで、
あとは依頼者さんの意向にお任せして測定するのがベストかなと考えました。

平均的に採取する簡単な方法
1.測定したい土壌を、5点ほどビニール袋に採取する。各点で100mlぐらい。
範囲はこの度は問わない。
2.ビニール袋の中でしっかり混ぜ合せる。
3.そのまま依頼所に持ってきてもらう。
4.申込し受付して完了

測定時間は、原発事故以前の平均的な汚染でセシウム137が5~10Bq/kgありましたので、それを目安にします。
V-7容器(85ml)に一杯まで詰めて、重量も85g以上確保できましたら約10,000秒で5Bq/kgを切るまでは行けましたので、測定時間の目安は28800秒(8時間)でいこうと思っています。

また、続報が分かり次第ご連絡させていただきます。
参考までに測定結果をご紹介します。
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「新宿御苑付近の土」(東京都新宿区)
0.193μSv/h(堀場PA-1000にて地表0mを計測)

採取ポイント:表土2cm
採取量:87g
測定時間:1000秒

Cs137:644.8±180.4Bq/kg
Cs134:372.3±109.3Bq/kg
K40 :709.1±345.8Bq/kg
(総評)
人工核種としてセシウム137、セシウム134を検出した。
天然核種としてカリウム40を検出した。

 




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「墨田公園の土」(東京都台東区)
0.157μSv/h(堀場PA-1000にて地表0mを計測)
採取ポイント:表土2cm
採取量:92g
 測定時間:1000秒

Cs137:328.8±104.6Bq/kg
Cs134:228.3±73.7Bq/kg
K40 :502.9±281.1Bq/kg
(総評)
人工核種としてセシウム137、セシウム134を検出した。
天然核種としてカリウム40を検出した。
 





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「測定員の居住地近くの土(花壇)」(広島県尾道市)

採取ポイント:表土2cm
採取量:119g
測定時間:28800秒

Cs137:12.8±5.8Bq/kg(誤検出):662keVのピークなし
Cs134:26.8±8.3Bq/kg(誤検出):796keV、802keVのピークなし
 K40 :716.9±174.5Bq/kg
(総評)
天然核種としてウラン系、トリウム系とカリウム40を検出した。
(鉛214、ビスマス214有)



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「測定員の実家の土」(広島県尾道市)

採取ポイント:表土2cm
採取量:133g
測定時間:28800秒

Cs137:16.8±6.4Bq/kg(誤検出):662keVのピークなし
Cs134:32.5±9.3Bq/kg(誤検出):796keV、802keVのピークなし
 K40 :812.8±192.1Bq/kg
(総評)
天然核種としてウラン系、トリウム系とカリウム40を検出した。
(鉛214、ビスマス214有)

2013年3月20日水曜日

玄米(宮城県登米市産)2011年度産

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本日は精度チェック用として、座間放射能測定室さん、めたぼさんところで測定済みですが、
「玄米(宮城県登米市産)2011年度産」を測定した結果です。
めたぼさんとこの測定結果はこちら。
http://ameblo.jp/metabolism-akita/entry-11483142881.html

それでは測定結果です。


測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及びセシウム137共に「検出」です。

(判定方法)
605keV、796keV、802keVにピークが確認できます。
662keVにもピークが確認できます。
この度の測定結果では、
人工核種のセシウム134及びセシウム137
天然核種のカリウム40

の検出と判定します。


賞味期限:不明(23年度産)
ロットナンバー:不明
測定時間:14400秒
重量:1023.0g
測定容器:全量充填

解析精度:3σ
セシウム137:2.2±1.1Bq/kg
セシウム134:1.3±0.8Bq/kg
カリウム40 :49.9±15.6Bq/kg
めたぼさんところとあまり変わりませんね。とりあえず、一安心と。


※今年の3月19日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安全を保障するものでもありません。




2013年3月19日火曜日

黒豆(広島県尾道市産)

0 件のコメント:
過去に測ったシリーズ。
本日は「黒豆」です。産地は広島県尾道市になります。
正月前に測定する機会がありましたので、測定してみました。

それでは測定結果です。


測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及びセシウム137共にピークは確認できません。
よって、セシウム134、セシウム137共に「検出なし」と判断しました。

(判定方法)
カリウム40による見事なコンプトン散乱があります。
605keV、796keV、802keVにはピークが確認できません。
662keVにもピークが確認できません。
この度の測定結果では、
天然核種のカリウム40のみ検出と判定します。


賞味期限:不明(23年度産)
ロットナンバー:不明
測定時間:12600秒
重量:744.0g
測定容器:全量充填

解析精度:3σ
セシウム137:<0.4Bq/kg
セシウム134:<0.4Bq/kg
カリウム40 :410.1±86.6Bq/kg


※昨年の12月15日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安全を保障するものでもありません。




み​んなのデータサイト スタートアップギャザ​リングへ出席したご報告(皆様へ)

2 件のコメント:
3月17日(日)に、東京都にあります、慶応義塾大学 三田キャンパス内にて行われました、
「み​んなのデータサイト スタートアップギャザ​リング」に出席してきました。


測定所は、主に東北・関東に集中しており、西日本には数えれるほどしか存在していません。
そういう状況でありますので、測定所の先輩方を知り、また数少ない西日本の測定所(当方は依頼所ですが)を知ってもらうためにもぜひにと、この機会を利用して伺いました。

名刺も30枚以上持参したはずなのですが、最後は足りず、お渡しをすることができなかった方には申し訳ないことをしてしまいました。
当方の思っている事などを少しでもお伝えできたかどうか、甚だ疑問な部分もございますが、
聞いていただけたことに感謝をしております。

全国の測定所のデータを一つにし、いつでも地域のデータ・食品の測定情報を検索できるシステムには、西日本産の食材を測定して、西日本産の食品も検索できるようできるだけ協力していきたいと思っております。
そのための、データ集めのためにも、皆様の測定依頼が必要となってきます。
当方だけの自主測定では、資金的にも限界はありますし、なによりもボランティアで行っていますので、

・モチベーションを維持し、できるだけ長く測定を行えるようにするため
・西日本の食品の安心を今後もずっと確保していくため
・子供たちをずっと守っていくため
・生産者と販売者の方をずっと守っていくため

このことを行っていくためには皆様のご協力がどうしても必要です。
ぜひとも、よろしく、よろしくお願いいたします。
現状では2月中旬から1か月以上も、1件もご依頼がない状態が続いており、測定室の環境整備に管理費だけが毎日浪費されている状況です。
閉鎖したほうが金額的には優しいですが、そういうわけにはいかない現状もあります。
よりよい測定ができるよう測定器を随時調整しておりますので、よろしくお願いします。


また、今回出席させていただきまして、他の測定所のうまくいっている事等の事例を伺うこともできました。
その中で当依頼所でも取り入れていきたいと思うものがありましたので、今後検討するためにもご紹介させていただきます。


測定には、
・1Lを超える食品を用意していただくこと
・他に測定料金がかかること
上記2点で足が遠のいてしまうことは、他の測定所の状況からでも伺うことができました。
なので、それを解決するための面白い試みとして、次のようなことを行っている測定所がありました。

○測ってみたい方々が集まって、毎月一定額(例えば200円)ずつ出し合って、気になる食品を購入し、測定を行う。
そして、測定して出なかったら、その同じロットの食品をみんなで買って帰る。
→「おのみち -測定依頼所-」には会員制度がありませんので、有志でそういった会を作っていただき、定期的に依頼を行っていただくようなことができたらいいなと思ったりしています。
その際、食品だけ持ってきていただくような形にして、容器に詰めるのは当方で行うなど、よりよい形にしていきたいと考えています。


逆に言いますと、生産者・販売者の方が動いていただければ、消費者の方に対して
「測定済みなので安心ですよ!」とアピールできるわけなのですが・・・!
「販売して消費者の方に調べられる」よりも、販売前に「独自に調べて販売する」という形になればまた違った反応があると思います。
そこに一つの商品価値がつくとは思うのですが。
ぜひとも、考えていただければと思っている次第です。
よろしくお願いします。





余談ではありますが、新たな試みとして「春の野菜測定キャンペーン等」を4月頃に全国規模で行えればいいな的なことも「考えられて」います。←要チェックです。
同じ時期に、同じような食品を全国の市民放射能測定所で測ってデータをアップしていくということです。

2013年3月18日月曜日

土壌測定を行うに当たって

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非電化工房からの90ml校正用線源を購入済みです。
また、校正した内容でどういったものが確認できるのか試験試料も東京の新宿区と台東区から採取できました。
今後は、住居付近の土壌も採取し、どこまでの測定ができるのか検証していきます。
その後に、肥料も測定してみて、依頼を受けるにあたってどのような形なら受けれるか検証していきます。
受けれることになりましたら、サイト、ブログ及びツイッター等で告知していきますのでよろしくお願いします。


新宿御苑付近
採取状況

























台東区墨田公園
採取状況



バターロール(岡山県で製造)

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過去に測ったシリーズ。
本日は「バターロール」です。販売者は「株式会社ハローズ」です。
近所のスーパーで自社製品として販売されています。

それでは測定結果です。


測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及びセシウム137共にピークは確認できません。
よって、セシウム134、セシウム137共に「検出なし」と判断しました。

(判定方法)
605keV、796keV、802keVにはピークが確認できません。
662keVにもピークが確認できません。
この度の測定結果では、
天然核種のカリウム40のみ検出と判定します。


賞味期限:2013年1月6日
ロットナンバー:B
測定時間:43200秒
重量:883.0g
測定容器:全量充填

解析精度:3σ
セシウム137:<0.5Bq/kg
セシウム134:<0.4Bq/kg
カリウム40 :18.8±7.7Bq/kg


※昨年の12月10日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安全を保障するものでもありません。