3時間測定と12時間測定を行いました。
その理由は、測定時間を長くすることによる「測定精度」と「放射線感知計数」がどれだけ変わるのかという確認をさせていただきました。
その測定結果と、「アイメジャー株式会社 信州放射能ラボ」様によるクロスチェックによる測定結果についてです。
なお、クロスチェックとは言いましても、測定容器が違うことと詰め替えも行っておりますので、ジオメトリーが変わっております。
したがって検体は同じですが、同じように放射線を感知することはできませんのでそのあたりはご了承ください。
「アイメジャー株式会社 信州放射能ラボ」様のページ
https://www.imeasure.jp/
なお、当初の測定結果のブログはこちらになります。
「緑茶・静岡県(2013年)自家産」
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2013/11/2013_10.html
上記ページの「その2」の検体になります。
商品名:緑茶
産地:静岡県
製造者:自家産
製造工場:自家産
販売者(輸入者):自家産
生産年月:2013年
入手年月:2013年10月5日
賞味期限:NO DATA
ロットナンバー:NO DATA
当方の測定結果です。
(※2014年2月2日の測定結果です。)
測定時間:10800秒(3時間)
重量:607.2g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:14.1±4.14Bq/kg(測定下限:1.1Bq/kg)(計数率:0.37CPS)
セシウム134:6.06±2.46Bq/kg(測定下限:1.2Bq/kg)(計数率:0.14CPS)
カリウム40:540±128Bq/kg(測定下限:10.3Bq/kg)(計数率:0.83CPS)
測定時間:43200秒(12時間)
重量:607.2g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:13.6±3.39Bq/kg(測定下限:0.6Bq/kg)(計数率:0.36CPS)
セシウム134:6.07±1.88Bq/kg(測定下限:0.6Bq/kg)(計数率:0.14CPS)
カリウム40:528±116Bq/kg(測定下限:5.7Bq/kg)(計数率:0.81CPS)
3時間測定と12時間測定による差を検証してみます。
計数率について
セシウム137は、0.01小さく
セシウム134は、変わらず
カリウム40は、0.02小さく
なっております。
そのため、セシウム137とカリウム40の値が少し小さくなりましたが、測定下限はかなり下げることが出来ております。
そのあたりの兼ね合いが難しいところですが、セシウム137,134、カリウム40共に、3時間も12時間も±の範囲に収まっておりますので、
3時間測定であれ12時間測定であれ精度に問題はないものと確認しました。
続いて、「アイメジャー株式会社 信州放射能ラボ」様によるクロスチェックの結果です。
ゲルマニウム半導体測定器の測定結果
測定器:テクノエーピーTG150B
測定日:2014年2月11日
測定時間:28800秒(8時間)
重量:610.0g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ以上
セシウム137:13.9±0.49Bq/kg(測定下限:1.46Bq/kg)(計数率:0.0447CPS)
セシウム134:5.60±0.41Bq/kg(測定下限:1.23Bq/kg)(計数率:0.0144CPS)
カリウム40:606.36±11.77Bq/kg(測定下限:35.02Bq/kg)(計数率:0.1326CPS)
測定結果の数値のみ比べてみます。
[セシウム137について]
当方の3時間測定であれば、数値は少し高く出ております。
セシウム137:14.1±4.14Bq/kg(測定下限:1.1Bq/kg)(計数率:0.37CPS)
しかし、12時間測定であれば、数値は少し低く出ております。
セシウム137:13.6±3.39Bq/kg(測定下限:0.6Bq/kg)(計数率:0.36CPS)
[セシウム134について]
当方の3時間測定及び12時間測定共に、数値は少し高く出ております。
3時間:セシウム134:6.06±2.46Bq/kg(測定下限:1.2Bq/kg)(計数率:0.14CPS)
12時間:セシウム134:6.07±1.88Bq/kg(測定下限:0.6Bq/kg)(計数率:0.14CPS)
これは、当方の測定時間が3時間と12時間ということでありますが、
アイメジャー株式会社 信州放射能ラボ様では8時間の測定時間です。
このあたりも要因があるかもしれません。
ですが、当方の3時間と12時間共に全ての結果がアイメジャー株式会社 放射能ラボ様の測定結果と±の範囲で一致しております。
これは、容器も変わって検体も詰替えているため、放射線のジオメトリーが変わっているにも関わらずです。
細かいことで言いますと、測定器が違いますので計算方法も違います。
いつも同じようにいくわけではありませんが、一つの参考になろうかと思います。
[※今回ゲルマニウム半導体検出器でクロスチェックをしました検体の貸し出しについて]
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それではもう一つの本題です。
今回、アイメジャー株式会社 信州放射能ラボ様でクロスチェックして頂きましたこの検体ですが、
測定器の精度チェック用検体として、ご希望される方にはどんどんお貸ししていきたいと思っております。
市民測定所を運営されている方はもちろんのこと、自作されている方でも構いません。
貸出希望のある方は、
当方までメールにてご連絡いただければと思います。
連絡先メール→ onomichi_labo@yahoo.co.jp
下記4つのお願いを厳守される方に限ります。
1.貸出は当方から着払いにてお送りしまして、元払いにて返却をお願いいたします。
2.他の方への貸し出しや、当方の精度チェックにも使います。貸出期間は到着して1週間です。
3.貸出料は無償ですが、借りた方は必ず測定結果を同封してお送りください。
4.貸し出した検体は、譲渡できませんので全てお返しください。
よろしくお願いいたします。
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※2014年2月2日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。
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・Facebookファンページについて
「おのみち -測定依頼所-」のFacebookのファンページを作成しました
皆様の「いいね!」をよろしくお願いいたします
→「おのみち -測定依頼所-」Facebookページ
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測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:13.6±3.39Bq/kg(測定下限:0.6Bq/kg)(計数率:0.36CPS)
セシウム134:6.07±1.88Bq/kg(測定下限:0.6Bq/kg)(計数率:0.14CPS)
カリウム40:528±116Bq/kg(測定下限:5.7Bq/kg)(計数率:0.81CPS)
3時間測定と12時間測定による差を検証してみます。
計数率について
セシウム137は、0.01小さく
セシウム134は、変わらず
カリウム40は、0.02小さく
なっております。
そのため、セシウム137とカリウム40の値が少し小さくなりましたが、測定下限はかなり下げることが出来ております。
そのあたりの兼ね合いが難しいところですが、セシウム137,134、カリウム40共に、3時間も12時間も±の範囲に収まっておりますので、
3時間測定であれ12時間測定であれ精度に問題はないものと確認しました。
続いて、「アイメジャー株式会社 信州放射能ラボ」様によるクロスチェックの結果です。
ゲルマニウム半導体測定器の測定結果
測定器:テクノエーピーTG150B
測定日:2014年2月11日
測定時間:28800秒(8時間)
重量:610.0g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ以上
セシウム137:13.9±0.49Bq/kg(測定下限:1.46Bq/kg)(計数率:0.0447CPS)
セシウム134:5.60±0.41Bq/kg(測定下限:1.23Bq/kg)(計数率:0.0144CPS)
カリウム40:606.36±11.77Bq/kg(測定下限:35.02Bq/kg)(計数率:0.1326CPS)
測定結果の数値のみ比べてみます。
[セシウム137について]
当方の3時間測定であれば、数値は少し高く出ております。
セシウム137:14.1±4.14Bq/kg(測定下限:1.1Bq/kg)(計数率:0.37CPS)
しかし、12時間測定であれば、数値は少し低く出ております。
セシウム137:13.6±3.39Bq/kg(測定下限:0.6Bq/kg)(計数率:0.36CPS)
[セシウム134について]
当方の3時間測定及び12時間測定共に、数値は少し高く出ております。
3時間:セシウム134:6.06±2.46Bq/kg(測定下限:1.2Bq/kg)(計数率:0.14CPS)
12時間:セシウム134:6.07±1.88Bq/kg(測定下限:0.6Bq/kg)(計数率:0.14CPS)
[カリウム40について]
当方の3時間測定及び12時間測定共に、数値は低く出ております。
3時間:カリウム40:540±128Bq/kg(測定下限:10.3Bq/kg)(計数率:0.83CPS)
3時間:カリウム40:540±128Bq/kg(測定下限:10.3Bq/kg)(計数率:0.83CPS)
12時間:カリウム40:528±116Bq/kg(測定下限:5.7Bq/kg)(計数率:0.81CPS)
これは、当方の測定時間が3時間と12時間ということでありますが、
アイメジャー株式会社 信州放射能ラボ様では8時間の測定時間です。
このあたりも要因があるかもしれません。
ですが、当方の3時間と12時間共に全ての結果がアイメジャー株式会社 放射能ラボ様の測定結果と±の範囲で一致しております。
これは、容器も変わって検体も詰替えているため、放射線のジオメトリーが変わっているにも関わらずです。
細かいことで言いますと、測定器が違いますので計算方法も違います。
いつも同じようにいくわけではありませんが、一つの参考になろうかと思います。
[※今回ゲルマニウム半導体検出器でクロスチェックをしました検体の貸し出しについて]
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それではもう一つの本題です。
今回、アイメジャー株式会社 信州放射能ラボ様でクロスチェックして頂きましたこの検体ですが、
測定器の精度チェック用検体として、ご希望される方にはどんどんお貸ししていきたいと思っております。
市民測定所を運営されている方はもちろんのこと、自作されている方でも構いません。
貸出希望のある方は、
当方までメールにてご連絡いただければと思います。
連絡先メール→ onomichi_labo@yahoo.co.jp
下記4つのお願いを厳守される方に限ります。
1.貸出は当方から着払いにてお送りしまして、元払いにて返却をお願いいたします。
2.他の方への貸し出しや、当方の精度チェックにも使います。貸出期間は到着して1週間です。
3.貸出料は無償ですが、借りた方は必ず測定結果を同封してお送りください。
4.貸し出した検体は、譲渡できませんので全てお返しください。
よろしくお願いいたします。
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※2014年2月2日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。
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・長時間測定を可能にするために、測定室の環境整備を行っています
長時間測定を行うことによりノイズの平滑化を行い、計数を稼いでいます
ピークは有りそうなのに検出されていない場合等では、必要な際はゲルマニウム測定による確定が必要になります
その1:「おのみち -測定依頼所-」の測定室の環境について
長時間測定を行うことによりノイズの平滑化を行い、計数を稼いでいます
ピークは有りそうなのに検出されていない場合等では、必要な際はゲルマニウム測定による確定が必要になります
その1:「おのみち -測定依頼所-」の測定室の環境について
その2:測定室内の遮蔽状況
・非電化工房へ長時間測定についてお問い合わせ内容等
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