2014年7月16日水曜日

フラワー薄力小麦粉(2014年)日清製粉株式会社

本日は、自主測定しました食品の測定結果についてです。
食品名は、「フラワー薄力小麦粉」
産地は、「不明(たぶん外国産)」
→参考:http://www.nisshin.com/entertainment/encyclopedia/flour_01.html
(※一部抜粋)*****************
国内産小麦はおよそ15%、残りは外国産小麦でまかなわれています(2008年度)。
また、日本の外国産小麦輸入量の割合(2011年)は、アメリ力約58%、カナダ約21%、オーストラリア約20%。
*****************************

製造者及び販売者は、「日清製粉株式会社」

ゲルマニウム半導体検出器の講習を受ける際に練習用として用意した小麦です。
今回はゲルマによる3時間測定のクロスチェックも入った測定結果となっております。

「日清製粉株式会社」
http://www.nisshin.com/company/about/seifun/

「商品情報」
http://www.nisshin.com/products/detail/4902110320664.html

それでは、測定結果です。

 (判定方法:スペクトルからのピーク)
セシウム134
605keV:×
796keV:×

セシウム137
662keV:×

カリウム40
1461keV:○

[ウラン系]
鉛214
242keV、295keV、352keV:×

ビスマス214
609keV:×
1120keV:×

[トリウム系]
鉛212
239keV:×

アクチニウム228
338keV:×
911keV、965keV:×

タリウム208
583keV:×
861keV:×

この度の測定結果では

天然核種
「カリウム40」

のみの検出と判断します。

セシウム137及び134についてはピークが確認できませんので、共に不検出と判断させて頂きました。
天然核種についても、カリウム40以外はほぼなにもないと言える結果となっております。
安心して料理に使うことのできる「薄力小麦粉」であると思われます。
ですが、0.3Bq/kg以下にもしかしたら存在するかもしれないようなスペクトルとなっていることを申し添えておきます。

商品名:フラワー薄力小麦粉
産地:不明(たぶん外国産)
製造者:日清製粉株式会社
製造工場:日清製粉株式会社
販売者:日清製粉株式会社
生産年月:2014年
入手年月:2014年3月22日
賞味期限:2015年2月6日
ロットナンバー:A1C56
測定時間:43200秒
重量:914.9
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:<0.3Bq/kg
セシウム134:<0.3Bq/kg
カリウム40:29.9±9.82Bq/kg


続いて「南福崎土地株式会社 放射能測定室」様によるゲルマニウム半導体測定器の測定結果です。
(※ありがとうございます!)

測定器:テクノエーピーTG150B
測定日:2014年3月22日
測定時間:13930秒(3時間52分10秒)
重量:723.0g → 研修のため1Lにはなっていますが、しっかりと詰めるにはもう少し押し込む必要がありました。
測定容器:1Lマリネリ容器
解析精度:3σ以上
セシウム137:<0.7Bq/kg
セシウム134:<0.6Bq/kg

です。
検出核種としては、

天然核種
「カリウム40」
「タリウム208」(583keV)(トリウム系)

となりました。


※2014年7月15日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。


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南福崎土地株式会社放射能測定室の1Lマリネリ容器





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