2015年3月25日水曜日

鶏肉・マテ茶鶏(冷凍もも肉)・ブラジル(2013年)輸入者:ジャパンフード株式会社

本日は、ご依頼のありました食品の測定結果についてです。
食品名は、「鶏肉・マテ茶鶏(冷凍もも肉)」
産地は、「ブラジル」
製造者及び販売者は、「不明」
輸入者は、「ジャパンフード株式会社」

原発事故直後は放射能の汚染実態が分からず、
海外産の食品であればとりあえず「放射能は安心」ということで購入されていた方も多いのではないでしょうか。
その後放射能以外でいろんなことが言われてきております。

参考:過去の測定結果
「鶏肉(ブラジル産) 」
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2013/03/blog-post_2.html

(測定風景)






それでは、測定結果です。

 (判定方法:スペクトルからのピーク)
セシウム134
605keV:×
796keV:×

セシウム137
662keV:×

カリウム40
1461keV:○

[ウラン系]
鉛214
242keV、295keV、352keV:×

ビスマス214
609keV:×
1120keV:×

[トリウム系]
鉛212
239keV:×

アクチニウム228
338keV:×
911keV、965keV:×

タリウム208
583keV:×
861keV:×

この度の測定結果では

天然核種
「カリウム40」

のみの検出と判断いたします。

セシウム137については、662keVにピークが確認できません。
セシウム134については、605keV、796keV共にピークが確認できません。
したがって共に不検出と判断しました。

(まとめ)
天然核種の「カリウム40」のみを検出と判断しました。
放射性セシウムに関しては検出されるほどのものでもなく、
安心して食べることのできる「鶏肉(ブラジル)」であると思われます。

今回は、ブラジル産のマテ茶鶏で冷凍のもも肉とのことですが、
御存知の通り、ブラジル産の鶏肉はいろいろと飼育環境や添加物の問題があります。
放射能という点で見た場合の結果ですので、ご参考になりましたら幸いです。

食品名:鶏肉・マテ茶鶏(冷凍もも肉)
産地:ブラジル
製造者:不明
製造工場:不明
販売者:(輸入者)ジャパンフード株式会社
生産年月:2013年10月1日
入手年月:NO DATA
賞味期限:2015年10月1日
ロットナンバー:DJ
製造所固有記号:NO DATA
測定時間:43200秒
重量:994.9
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
3σ(測定精度99.7%)
セシウム137:不検出(<0.3Bq/kg)
セシウム134:不検出(<0.3Bq/kg)
カリウム40:74.5±18.9Bq/kg

※2015年2月17日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。

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