2015年4月19日日曜日

給食食材の購入等で知っておいて頂きたいことついて(お手紙)

本日は、某市に対して、市民の方がお話をされるとのことでしたので、同席する予定でしたが予定が合わず同席できませんでした。
ですので、当方から伝えたいことを簡潔にですが、
「給食食材の購入等で知っておいて頂きたいことついて」お手紙を書かせていただきました。
その内容を公開させていただきます。

各自治体で給食食材について交渉等する際にご参考になりましたら幸いです。
なお、詳しい内容などお問い合わせ頂ければお答えいたしますのでどうぞよろしくお願いいたします。
※実際にお手紙させて頂いた内容から、若干修正しておりますことご了承ください。







以下、内容のみ文字にしておきます。

「給食食材の購入等で知っておいて頂きたいことついて」

いつもお世話になっております。おのみち -測定依頼所-の杉原といいます。
2013年2月より広島県尾道市で市民測定所として開設し、放射能測定を行っております。
開設して2年が経ちましたが今現在においても全国の様々な市民測定所(室)の方々と交流をもち、情報交換を行っているところです。

残念なことですが、
→公的機関による食品の測定であっても、ひどい精度で測定が行われ続けているところもあります。(例:***)
→放射能測定を委託されていた測定業者側が、あまりにもひどい測定の仕方をしていたケースもあります。(例:****)
→一部の測定器では、正確な数値ではなく放射性セシウムの基準値を超えていないか確認できればよいとした話もありま
す。

当方は「みんなのデータサイト」にプロジェクトメンバーとして参加しており測定データの提供を行っております。
先日、参加測定所(室)の提供データが1万件を超えその分析した結果があります。(別紙1:4ページ分)
(当方からの提供データは569件です。)
提供されているデータは、ほとんどが市場流通品となっており、放射性セシウムが検出された件数は10129件のうち3319件にのぼります。
検出された件数には福島県近辺の東北の農産物等のみに限らず、北関東や関東等の農産物等からも普通に検出されております。また、他にも先述した地域以外や海外の農産物等からも検出されたものもあります。
日本という国は流通が非常に発達しておりますので、北は北海道、南は沖縄まで、様々な商品が流通しており欲しいと思えばすぐ手にすることが出来る状況です。
現在では食品の放射性セシウムの基準値は「100Bq/kg」ですが、実際に手にする農産物の「Bq/kg数」はいくらなのか。
原発事故以前の大気圏内核実験の影響もあり、しっかりと測定すれば、ほとんどの食品から検出されてしまう現実があります。
よって放射性セシウムの基準値100Bq/kgを超えていなければ良しとする考えではなく、子どもを育てていく「食育」という観点から
1.どういったものを食しているのか知ったうえで食べる
2.できるだけ汚染が低いものを選ぶ
上記2点の考えがあって良いと思います。
*****市の農産物等であれば、今回の原発事故で汚染されてしまった農産物等は現状ではほぼ無いと言ってもよいですので、地元農産物等を中心とした地産地消を進めることは「市」にとっても、「子どもを持つ親」にとっても、また「子ども自身」にとっても良いものであると考えます。
 どうぞよろしくお願いいたします。

「おのみち -測定依頼所-」
〒722-0032 広島県尾道市西土堂町1-16
担当:杉原 宏喜
TEL:090-2809-6631
http://onomichi-labo.net/
mail:onomichi_labo@yahoo.co.jp
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長時間測定を行うことによりノイズの平滑化を行い、計数を稼いでいます
ピークは有りそうなのに検出されていない場合等では、必要な際はゲルマニウム測定による確定が必要になります
その1:「おのみち -測定依頼所-」の測定室の環境について
・非電化工房へ長時間測定についてお問い合わせ内容等
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