2014年1月15日水曜日

鶏肉・国産(加工地:広島県広島市安佐南区)(2013年)株式会社フレスタ

本日も、ご依頼のあった食品の測定結果についてです。
食品名は、「鶏肉」
産地は、「国産」
製造者及び販売者は、「株式会社フレスタ」

西日本産の豚肉・鶏肉からセシウム検出?という騒ぎがありました。
結論としては、デマではないがスクリーニング検査での灰色の結果がそのまま流れてしまったというようです。
今まで測定はしていなかったので一度見ておきたいとのことからのご依頼でした。



「株式会社フレスタ」のページ
http://www.fresta.co.jp/


「フレスタの食品中への放射性物質問題の対応について」
http://www.fresta.co.jp/approach/index/radioactive-material/
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今回の震災に伴い被災した福島第一原子力発電所事故から派生する食品の放射性物質問題については多くのお客様の切実な感心事でもあります。
当社ではより安心・安全な商品提供を継続していく上で、弊社に出来うる範囲において以下の考え方に基き食品の放射性物質問題に対処してまいります。


食品の放射性物質問題は国家的な緊急事態であるために、基本的には政府判断及び各行政の指導、指示に従った対応を実施いたします。
原子力災害対策特別基本法に従った、出荷制限産地・品目の取扱いはいたしません。
また緊急モニタリング品目での基準値を超えた産地・品目の取扱いは行いません。

放射性物質における食品の汚染や知識については、HP等を通じてなるべく解りやすくお客様へお伝えしていくとともに、売場表示等に「○○産でない」などの風評被害を助長するような表現は行いません。

食品中の放射性物質に関する検査は、基本的に国・都道府県の現状のモニタリング検査を踏まえて供給の可否を判断いたします。
しかしながら、既存の当社オリジナル商品(Bimiを中心に)やオリジナル産地品目について、農産物(米も含む)を中心に当社独自のモニタリング検査を実施いたします。

当社独自のモニタリング検査は、
1. 当社の要請による取引先・産地でのモニタリング検査
2. 当社の判断による公的検査機関及び民間検査機関への検体持込検査
3. 当社が導入する自主検査システムによる検査
   の3つにパターンを指します。

検査結果は当社ホームページ上に掲載いたします。
検査結果については下記「放射能物質の検査状況」をご覧下さい。
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「食品放射能測定システムの基本仕様と検査機器」
http://www.fresta.co.jp/approach/index/radioactive-material/page/specifications/
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導入機器
日立アロカメディカル社(CAN−OSP−NAI)
 NaI(TI)シンチレーション検出器

検出核種
ヨウ素131 セシウム134 セシウム137

検出限界
検出限界:20Bq(ベクレル)/kg程度(商品ごとに異なります)

検出試料
液体 有機物
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スクリーニング法による検査のようですが、独自に検査もされているようですね。


それでは、測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及び137共に不検出と判断しました。

(判定方法)
605keV、796keV、802keVにはピークが確認できません。
662keVにも、ピークが確認できません。
この度の測定結果では・・・

天然核種
「カリウム40」

のみの検出と判断します。

セシウム137及び134については、途中経過でも検出されるようなこともありませんでした。
また、天然核種としてもカリウム40以外はほぼ含まれていないものと考えられます。
安心して食べることのできる鶏肉であると思われます。


商品名:鶏肉
産地:国産
製造者:株式会社フレスタ
製造工場:株式会社フレスタ・プロセスセンター(広島県広島市安佐南区)
販売者:株式会社フレスタ
生産年月:NO DATA
入手年月:2013年12月1日
賞味期限:2013年12月2日
ロットナンバー:NO DATA
測定時間:43200秒
重量:1013.8g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:<0.3Bq/kg
セシウム134:<0.3Bq/kg
カリウム40:90.8±22.4Bq/kg


※2013年12月19日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。


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長時間測定を行うことによりノイズの平滑化を行い、計数を稼いでいます。
ピークは有りそうなのに検出されていない場合等で、必要な際はゲルマニウム測定による確定が必要になります。
その1:「おのみち -測定依頼所-」の測定室の環境について


・非電化工房さんへ、長時間測定についてお問い合わせをさせて頂きましたので、その内容等を公開したいと思います。

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