2015年2月10日火曜日

矢ヶ崎克馬先生からのコメント→「「カリウム40」と「セシウム134及び137」における、内部被ばくの違いについて」

「カリウム40」と「セシウム134及び137」における、内部被ばくの違いについて

を当方のブログにて以前書かせて頂きましたが、
矢ヶ崎克馬先生に内容を確認して頂いたところ、次のようにコメントを頂きました。
ブログにアップしても大丈夫とのことですので、ご紹介させて頂きます。
ご参考になりましたら幸いです。


(1)ご計算のベクレル数の計算の仕方は正しいと思います。

(2)カリウムベータ線は約1.3MeV、セシウム137は約0.5MeV で放射線数の比較だけでは電離の被害は語れません。

(3)人工放射線は微粒子を形成することに特徴があり、この考察無くしては詳細をかたれません。

(4)考察の対象は二つありまして、微粒子が水溶性の場合と不溶性の場合です。

(5)水溶性の場合は体内に入って微粒子が溶けて原子がバラバラになるプロセスがあり、血液やリンパ液に乗りカリウム同様全身に分布するようになります。

(6)カリウムはナトリウムとの関係で細胞の中と外の濃度が違い濃度が一定の状態に保たれています。これに関してはカリウムチャンネル等と呼ばれているメカニズムがあります。

(7)一方、不溶性の場合は体内に入っても微粒子の形状を保ちます。1μm程度以下のサイズは細胞膜を潜り抜けいろいろな臓器に達します。妊娠中の場合は胎盤にまで達すると言われます。

(8)講演では修復能力との関わりが重要であることを指摘するにとどまりましたが、きちんと議論するには以上の考察が最低限必要です。

==========================================================
・Facebookファンページについて
おのみち -測定依頼所-」のFacebookのファンページを作成しました
皆様の「いいね!」をよろしくお願いいたします


・利用料等の口座を開設しました
トラブル防止のため、利用料等は口座振り込みをご利用ください
「利用料口座の開設」と「広告用チラシの刷新」について

・長時間測定を可能にするために、測定室の環境整備を行っています
長時間測定を行うことによりノイズの平滑化を行い、計数を稼いでいます
ピークは有りそうなのに検出されていない場合等では、必要な際はゲルマニウム測定による確定が必要になります
その1:「おのみち -測定依頼所-」の測定室の環境について
・非電化工房へ長時間測定についてお問い合わせ内容等
==========================================================

0 件のコメント:

コメントを投稿