2015年12月10日木曜日

バーク堆肥・岡山県(2015年)

本日は、ご依頼のありました堆肥(肥料等)についての測定結果です。
商品名は、「バーク堆肥」
産地は、「岡山県」
製造者及び販売者は、「非公開」

家庭菜園等に使用される堆肥とのことです。

(測定風景)



(測定結果)
商品名:バーク堆肥
産地:岡山県
製造者:非公開
製造工場:非公開
販売者:非公開
生産年月:2015年8月
入手年月:2015年8月
賞味期限:NO DATA
ロットナンバー:NO DATA
測定時間:43200秒
重量:415.8
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:5.41±1.80Bq/kg(過大検出)(微量)
セシウム134:誤検出であり不検出
(※注記:ピークからトリウム系の存在があり、スペクトルから総合的に判断して0.7Bq/kgも存在していないと推測しました。)
カリウム40:133±35.6Bq/kg)

(判定方法:スペクトルからのピーク)
セシウム134
605keV:○
796keV:×

セシウム137
662keV:○

カリウム40
1461keV:○

[ウラン系]
鉛214
242keV、295keV、352keV:○

ビスマス214
609keV:○
1120keV:○

[トリウム系]
鉛212
239keV:○

アクチニウム228
338keV:○
911keV、965keV:○

タリウム208
583keV:○
861keV:○

(まとめ)
天然核種の「カリウム40」、ウラン系(「鉛214」「ビスマス214」)を微量、
トリウム系(鉛212」「アクチニウム208」「タリウム208」)を微量、
人工核種「セシウム137」を微量の検出と判断しました。

セシウム137の値が過大となっている原因としては、
ウラン系の「ビスマス214」とトリウム系の「タリウム208」が存在していることからです。
662keVにわずかながらもピークが有ると推測します。
今回のピークからセシウム137は5.41Bq/kgも存在しておらず、1.0Bq/kg有るかどうかだと推測されます。
セシウム134については、ピーク自体が確認できませんので、
ご依頼を受けました「バーク堆肥」については、福島第一原子力発電所の事故以前より存在していたものと考えられます。

従いまして、大気圏内核実験等の影響により以前より知らずに使用されていた堆肥であると推測されます。
なお、写真に添付していますとおり、お預かりした検体を1L容器に押し込むようにしっかりと詰めますと、
充填量は約600ml程度でした。
1L充填されたものとして測定しておりますので、数値については参考程度となりますことを申し添えておきます。

※2015年11月2日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。

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ゲルマニウム半導体検出器で測定済の
「微量の検出があった検体」
又は
「検出されなかった検体」
を募集します。
当方への数値の通知は不要です。
(公平性の確保のためにも、測定後に、他ゲルマニウム半導体検出器でのクロスチェックも行います。)
ツイキャスで実況しながらの測定となる予定です。
どうぞよろしくお願い致します
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