2015年12月17日木曜日

微生物肥料・島根県(2015年)SORAMIMIハーブショップ

本日は、ご依頼のありました堆肥(肥料等)についての測定結果です。
商品名は、「微生物肥料」
産地は、「島根県」
製造者及び販売者は、「SORAMIMIハーブショップ」

家庭菜園等に使用される堆肥とのことです。

「SORAMIMIハーブショップ」
http://www.qherb.jp/

(測定風景)



(測定結果)
商品名:微生物肥料
産地:島根県
製造者:SORAMIMIハーブショップ
製造工場:SORAMIMIハーブショップ
販売者:SORAMIMIハーブショップ
生産年月:2015年10月
入手年月:2015年10月
賞味期限:NO DATA
ロットナンバー:NO DATA
測定時間:43200秒
重量:193.1
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:誤検出であり不検出(測定下限値<1.6Bq/kg)
(※注:ピークからウラン系の存在があり、スペクトルから総合的に判断して1.6Bq/kgも存在していないと推測しました。)
セシウム134:誤検出であり不検出(測定下限値<1.6Bq/kg)
(※注:ピークからトリウム系の存在があり、スペクトルから総合的に判断して1.6Bq/kgも存在していないと推測しました。)
カリウム40:768±178Bq/kg

(判定方法:スペクトルからのピーク)
セシウム134
605keV:○
796keV:×

セシウム137
662keV:×

カリウム40
1461keV:○

[ウラン系]
鉛214
242keV、295keV、352keV:○

ビスマス214
609keV:○
1120keV:○

[トリウム系]
鉛212
239keV:○

アクチニウム228
338keV:○
911keV、965keV:○

タリウム208
583keV:○
861keV:○

(まとめ)
天然核種の「カリウム40」、ウラン系(「鉛214」「ビスマス214」)を微量、
トリウム系(鉛212」「アクチニウム208」「タリウム208」)を微量
の検出と判断しました。


微生物肥料とのことで、今回は出来るだけ形は崩さないように詰めております。
ですので、1Lの容器に対して隙間も多く、また充填量が193.1gと少ない量となっております。
そのためセシウム137については、誤検出であり不検出と判断させていただいておりますが、
充填量も少く、それに伴って放射線の総量も少なくなるため、測定下限値が「1.6Bq/kg」となっております。
不検出と判断はさせて頂きましたが、前回バーク堆肥と比べますと、今回の微生物肥料ではセシウム137のピークらしいものが確認できません。
ですが、ごく微量のセシウム137の存在の疑いはあります。
従いまして、ゲルマニウム半導体検出器で1.0Bq/kg程度前後までしっかりと測定してみると、
検出となる可能性はあります。

バーク堆肥と同じ考え方になりますが、
検出となったとしても、福島第一原子力発電所の事故由来のものであると判断はできないため、
過去の大気圏内核実験やチェルノブイリ原発事故の影響によるものであると推測されます。
福島第一原子力発電所の事故以前から、土壌からは全国平均的に5~10Bq/kgのセシウム137が検出されていることから、
使用については問題はないものと考えられますが、最終的には個々人の判断になります。

※2015年11月3日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。

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