本日は、ご依頼のありました食品についての測定結果です。
食品名は、「牛乳」採取地及び産地は、「神奈川県」
製造者及び販売者は、「非公開」
自然放牧の牛乳です。
一度見ておきたいとの事から、ご依頼でした。
(測定風景)
今回は非公開です。
(測定品詳細)
入手年月:2023年9月8日
(測定結果)
(測定品詳細)
食品名:牛乳
産地:神奈川県
製造者:非公開
製造工場:非公開
販売者:非公開
生産年月:2023年9月入手年月:2023年9月8日
賞味期限:2023年9月14日
ロットナンバー:不明
(測定結果)
測定時間:43200秒
重量:1027.3g
重量:1027.3g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度3σ(精度99.7%)
(判定方法):スペクトルからのピーク
セシウム134
605keV:×
解析精度3σ(精度99.7%)
セシウム137:2.43±0.782Bq/kg(測定下限値0.3Bq/kg)
セシウム134:不検出(測定下限値0.2Bq/kg)
カリウム40:45.2±12.7Bq/kg(測定下限値3.1Bq/kg)
セシウム134:不検出(測定下限値0.2Bq/kg)
カリウム40:45.2±12.7Bq/kg(測定下限値3.1Bq/kg)
(判定方法):スペクトルからのピーク
セシウム134
605keV:×
796keV:×
セシウム137
662keV:〇
カリウム40
1461keV:〇
[ウラン系]
鉛214
242keV、295keV、352keV:×
ビスマス214
609keV:×
1120keV:×
[トリウム系]
鉛212
239keV:×
アクチニウム228
338keV:×
911keV、965keV:×
タリウム208
583keV:×
861keV:×
(まとめ)
天然核種
※2023年9月12日の測定結果です。
セシウム137
662keV:〇
カリウム40
1461keV:〇
[ウラン系]
鉛214
242keV、295keV、352keV:×
ビスマス214
609keV:×
1120keV:×
[トリウム系]
鉛212
239keV:×
アクチニウム228
338keV:×
911keV、965keV:×
タリウム208
583keV:×
861keV:×
(まとめ)
天然核種
「カリウム40」
人工核種
「セシウム137」
の検出と判断しました。
なお、検出とした放射性セシウム137に関してですが、
福島第一原子力発電所の事故による影響であるかどうか判断する場合、
本日現在で、のセシウム137:セシウム134の存在比率は、「1:0.0200」です。
今回の結果から、セシウム137は「2.43±0.782Bq/kg」の検出です。
±の幅がありますので
「1.648~3.212Bq/kg」の範囲と判断されます。
セシウム134の存在比率を掛けますと
「0.03296~0.06424Bq/kg」の範囲、つまり0.02Bq/kg程度まで測定下限値を下げて測定できれば
福島第一原子力発電所の事故による影響かどうか判断できると考えられます。
ですが、市民測定所の所有するゲルマニウム半導体検出器による測定を行ったとしても
0.1Bq/kg程度までが測定下限値と伺っております。
どうしても、福島第一原子力発電所の事故による影響かどうか判断を希望される場合は、
今回の検体を10倍まで濃縮可能でしたら、当方の測定器でも判別可能と推測されます。
5倍まで濃縮できれば、ゲルマニウム半導体検出器による測定でも可能と思われます。
余談ですが、実際に濃縮を行う場合、現実的に可能な濃縮は6倍程度が限界のようです。
ご参考
http://www.ycrms.net/www2/wordpress/wp-content/uploads/2012/11/concentrate_milk.pdf
ただ、今回、ご依頼を受けました牛乳については
開封前から、ボトルの壁面にバター状態のものが付着しておりましたので
市販牛乳の倍以上脂分が多いと感じましたので、
6倍の半分程度の3倍までが現実的な濃縮倍率ではないかなと推測します。
よって、福島第一原子力発電所の事故による影響かどうかまでの確定はゲルマニウム半導体検出器を用いても
難しいものと考えられます事を申し添えておきます。
人工核種
「セシウム137」
の検出と判断しました。
なお、検出とした放射性セシウム137に関してですが、
福島第一原子力発電所の事故による影響であるかどうか判断する場合、
本日現在で、のセシウム137:セシウム134の存在比率は、「1:0.0200」です。
今回の結果から、セシウム137は「2.43±0.782Bq/kg」の検出です。
±の幅がありますので
「1.648~3.212Bq/kg」の範囲と判断されます。
セシウム134の存在比率を掛けますと
「0.03296~0.06424Bq/kg」の範囲、つまり0.02Bq/kg程度まで測定下限値を下げて測定できれば
福島第一原子力発電所の事故による影響かどうか判断できると考えられます。
ですが、市民測定所の所有するゲルマニウム半導体検出器による測定を行ったとしても
0.1Bq/kg程度までが測定下限値と伺っております。
どうしても、福島第一原子力発電所の事故による影響かどうか判断を希望される場合は、
今回の検体を10倍まで濃縮可能でしたら、当方の測定器でも判別可能と推測されます。
5倍まで濃縮できれば、ゲルマニウム半導体検出器による測定でも可能と思われます。
余談ですが、実際に濃縮を行う場合、現実的に可能な濃縮は6倍程度が限界のようです。
ご参考
http://www.ycrms.net/www2/wordpress/wp-content/uploads/2012/11/concentrate_milk.pdf
ただ、今回、ご依頼を受けました牛乳については
開封前から、ボトルの壁面にバター状態のものが付着しておりましたので
市販牛乳の倍以上脂分が多いと感じましたので、
6倍の半分程度の3倍までが現実的な濃縮倍率ではないかなと推測します。
よって、福島第一原子力発電所の事故による影響かどうかまでの確定はゲルマニウム半導体検出器を用いても
難しいものと考えられます事を申し添えておきます。
放射能測定結果の数値には必ず誤差があります。
また、放射能測定結果の範囲内に「放射能絶対値」が含まれる確率を、解析精度という値で表示しています。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。
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今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。
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・Facebookファンページについて
「おのみち -測定依頼所-」のFacebookのファンページを作成しました
皆様の「いいね!」をよろしくお願いいたします
・利用料等の口座を開設しました
トラブル防止のため、利用料等は口座振り込みをご利用ください
「利用料口座の開設」と「広告用チラシの刷新」について
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・長時間測定を可能にするために、測定室の環境整備を行っています
長時間測定を行うことによりノイズの平滑化を行い、計数を稼いでいます
ピークは有りそうなのに検出されていない場合等では、必要な際はゲルマニウム測定による確定が必要になります
その1:「おのみち -測定依頼所-」の測定室の環境について
長時間測定を行うことによりノイズの平滑化を行い、計数を稼いでいます
ピークは有りそうなのに検出されていない場合等では、必要な際はゲルマニウム測定による確定が必要になります
その1:「おのみち -測定依頼所-」の測定室の環境について
その2:測定室内の遮蔽状況
・非電化工房へ長時間測定についてお問い合わせ内容等
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