本日は、「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト」での検体とはなりませんが、
ご依頼のありました土壌の測定結果についてです。
採取地点名は、「静岡県御殿場市」
一度見ておきたいとの事から、採取方法は統一していない内容ですがご依頼を受けました。
(測定風景)
(測定結果)
地点名:静岡県御殿場市
調査年月:2023年5月27日
測定時間:43200秒
重量:1028.0g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ(精度99.7%)
セシウム137:6.61±1.68Bq/kg(測定下限値0.3Bq/kg)
セシウム134:誤検出であり不検出(測定下限値0.2Bq/kg)
カリウム40:86.5±21.4Bq/kg(測定下限値3.2Bq/kg)
(判定方法:スペクトルからのピーク)
セシウム134
605keV:○
796keV:×
セシウム137
662keV:○
カリウム40
1461keV:○
[ウラン系]
鉛214
242keV、295keV、352keV:○
ビスマス214
609keV:○
1120keV:○
[トリウム系]
鉛212
239keV:○
アクチニウム228
338keV:○
911keV、965keV:○
タリウム208
583keV:○
861keV:○
(まとめ)
天然核種
「カリウム40」
「鉛214」(ウラン系)(微量)
「ビスマス214」(ウラン系)(微量)
「鉛212」(トリウム系)
「アクチニウム228」(トリウム系)
「タリウム208」(トリウム系)
の検出と判断しました。
放射性セシウムに関してですが、
セシウム137のピークはしっかりと確認できておりますので検出としています。
ですが、セシウム134のピークがはっきりとは確認できませんので、
誤検出であり不検出としています。
確定にはゲルマニウム半導体検出器による測定が必要と考えますが、
セシウム134が検出されたとしても、福島第一原子力発電所の事故以前から
大気圏内核実験やチェルノブイリ原発事故の影響で少なからず
全国各地の土壌にセシウム137は存在していました。
数値的にセシウム137が5~10Bq/kgは存在していてもおかしくはない状況でした。
今回の結果からは
セシウム137:6.61±1.68Bq/kg(測定下限値0.3Bq/kg)
ですので、福島第一原子力発電所の事故による影響かどうかの確定までできません。
確定しようとしても福島第一原子力発電所の事故によるセシウム137:セシウム134の存在比率は
本日現在で「1:0.0219」といわれておりますので計算しますと
セシウム137=6.61±1.68=4.93~8.29Bq/kg
です。
よって
セシウム137:セシウム134=1:0.0219=4.93~8.29Bq/kg:0.107~0.181Bq/kg
となります。
ゲルマニウム半導体検出器で0.05Bq/kgまでを測定下限値として測定できれば
どれだけのセシウム137が、福島第一原子力発電所の事故による影響なのかが
判明できそうでであることを申し添えておきます。
※2023年6月1日の測定結果です。
セシウム134
605keV:○
796keV:×
セシウム137
662keV:○
カリウム40
1461keV:○
[ウラン系]
鉛214
242keV、295keV、352keV:○
ビスマス214
609keV:○
1120keV:○
[トリウム系]
鉛212
239keV:○
アクチニウム228
338keV:○
911keV、965keV:○
タリウム208
583keV:○
861keV:○
(まとめ)
天然核種
「カリウム40」
「鉛214」(ウラン系)(微量)
「ビスマス214」(ウラン系)(微量)
「鉛212」(トリウム系)
「アクチニウム228」(トリウム系)
「タリウム208」(トリウム系)
の検出と判断しました。
放射性セシウムに関してですが、
セシウム137のピークはしっかりと確認できておりますので検出としています。
ですが、セシウム134のピークがはっきりとは確認できませんので、
誤検出であり不検出としています。
確定にはゲルマニウム半導体検出器による測定が必要と考えますが、
セシウム134が検出されたとしても、福島第一原子力発電所の事故以前から
大気圏内核実験やチェルノブイリ原発事故の影響で少なからず
全国各地の土壌にセシウム137は存在していました。
数値的にセシウム137が5~10Bq/kgは存在していてもおかしくはない状況でした。
今回の結果からは
セシウム137:6.61±1.68Bq/kg(測定下限値0.3Bq/kg)
ですので、福島第一原子力発電所の事故による影響かどうかの確定までできません。
確定しようとしても福島第一原子力発電所の事故によるセシウム137:セシウム134の存在比率は
本日現在で「1:0.0219」といわれておりますので計算しますと
セシウム137=6.61±1.68=4.93~8.29Bq/kg
です。
よって
セシウム137:セシウム134=1:0.0219=4.93~8.29Bq/kg:0.107~0.181Bq/kg
となります。
ゲルマニウム半導体検出器で0.05Bq/kgまでを測定下限値として測定できれば
どれだけのセシウム137が、福島第一原子力発電所の事故による影響なのかが
判明できそうでであることを申し添えておきます。
※2023年6月1日の測定結果です。
放射能測定結果の数値には必ず誤差があります。
また、放射能測定結果の範囲内に「放射能絶対値」が含まれる確率を、解析精度という値で表示しています。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。
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・長時間測定を可能にするために、測定室の環境整備を行っています
長時間測定を行うことによりノイズの平滑化を行い、計数を稼いでいます
ピークは有りそうなのに検出されていない場合等では、必要な際はゲルマニウム測定による確定が必要になります
その1:「おのみち -測定依頼所-」の測定室の環境について
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その2:測定室内の遮蔽状況
・非電化工房へ長時間測定についてお問い合わせ内容等
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いつも有難うございます♪
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