2013年3月1日金曜日

ごぼう(青森県産)

前々回の群馬県産のこんにゃくに続き、尾道市内の小学校給食に青森県産のごぼうが使われていると情報提供を受けております。
学校給食について安心を確保するために、入手できる食材でクロスチェックの意味も含めて行いました。
(本来は、使用した食材の提供を受けて行うべきなのですが、まだそこまで交渉は進んでおりません)
(以下再掲)
今年度、尾道市では、国のモニタリング事業で、学校給食の放射能測定事業を行っています。
来年度以降は、国の事業が終われば実施するかは未定となるようです。
なので現在、学校給食の担当の方とどのような形でお話をしていけるか検討中ではあります。

尾道市「学校給食モニタリング事業について」
http://www.city.onomichi.hiroshima.jp/www/info/detail.jsp?id=4448
(第1回目と第2回目の給食食材に青森県産のごぼうが、第3回目に茨城県産のごぼうがあります)


測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及びセシウム137共にピークは確認できません。
よって、セシウム137、セシウム134共に「検出なし」と判断しました。
※Ver1.6.0βにソフトウェアをアップデートしましたが、検出下限が見えない、スペクトルの表示が変わった等あります。引き続き要望しております。


(判定方法)
600keV付近ににピークが確認できます。ですが796keV,802keVにピークは確認できません。
よって600keV付近はビスマス214と判定します。
662keVにはピークは確認できません。
また、242keV,295keV,352keVにそれぞれ小さなピークが見えそうです。
こちらは、鉛214と判定します。

この度の測定結果では、
天然核種の鉛214とビスマス214がごくわずかと、カリウム40の検出と判定します
とりあえず、青森県産のごぼうは安心できる食材と言えると思います。
次回は、入手できれば学校給食に使用された食材の中から、測ってみたいと思います。
子どもたちの給食の安心を確保するためにも、ご提供等ありましたらよろしくお願いいたします。
その際は無料で測定させてください。

しかし・・・ごぼうを詰める際に、切らなければならず時間がかかりました。
実は、ごぼう、初めて切りました・・・手がいたひ・・・(;;


測定時間:43200秒
重量:676.0g
測定容器:全量充填

解析精度:3σ
セシウム137:<0.7Bq/kg
セシウム134:<0.6Bq/kg
カリウム40 :105.4±26.7Bq/kg



※放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安全を保障するものでもありません。







2 件のコメント:

  1. 容器に詰めるのに、刻むの大変ですよネ。
    もう良いだろうと詰めても、まだ入るし。
    救いと言えば、測って出なかったら安心して、そのごぼうを食せるってことですネ。

    A

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    1. そうですね。
      ただ、12時間測定をしていますので、取り出すのは20時間経った後だったりします。

      ごぼうは変色していました。
      残念ながら‥しました‥

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