2013年11月4日月曜日

花かつお・削りぶし・国産(2013年)マルトモ株式会社

本日も、ご依頼のありました食品の測定結果についてです。
食品名は、「花かつお・削りぶし」
産地は、「国産」
製造者及び販売者は、「マルトモ株式会社」

かつおは回遊魚のため、どの程度の汚染のものなのか見てみないことには不安です。
また、削りぶしは、ふわっとしているため、量もたくさん必要なうえに充填するのに大変です。
今までの測定結果から400~700gは必要のようですので、今回は500g強を用意して頂けました。
ありがとうございます。


「マルトモ株式会社」
http://www.marutomo.co.jp/

商品ページ
http://www.marutomo.co.jp/shouhin/gyoumu.html

安心・安全への取り組み
http://www.marutomo.co.jp/kaisya/koujyo/anzen.html
(一部抜粋)
==============================
マルトモ本社工場・チルド伊予工場・仙台工場は、平成9年12月に水産食品業界におきまして、
全国で初めて「対米輸出水産加工施設認定書(GMP&HACCP)」を厚生省より取得いたしました。
更に、平成10年9月には、第二工場、だしの素工場、第三伊予工場(液体部門)でも同様の認定を取得いたしました。

弊社は、平成7年より自主的にHACCPに準じた設備の整備・運用ソフトの開発に取り組んでおりましたが、
弊社工場の衛生管理が米国のGMP(適正製造基準)・HACCP(危害分析・重要管理点方式)の要件を満たしている事が、
正式に認められたものです。
私たちマルトモは、これからも「安心で美味しく健やかな食生活」を目指して商品づくりにつとめてまいります。

※GMPは製造設備の清潔さを守るための衛生管理方法。HACCPは、
食品加工の各工程で食中毒が起きやすい場所を集中的に管理する手法で、
共に米国やEU各国では法制化されています。
 ==============================


放射能のことには、触れていませんね^^;

それでは、測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及び137共に不検出と判断しました。


 (判定方法)
605keV、796keV、802keVにはピークは確認できません。
662keVにも、ピークが確認できません。

この度の測定結果では・・・

天然核種
「カリウム40」

のみの検出と判断します。
セシウムが検出されるような測定経緯でもありませんでしたので、
安心して使うことのできるかつおぶしであると思われます。
なお、測定に必要なかつおぶしを、しっかりと用意して頂きましたおかげで、
これ以上の測定はできないであろうというほどの、申し分のない測定ができました。
本当にありがとうございます。




商品名:花かつお・削りぶし
産地:国産
製造者:マルトモ株式会社
製造工場:マルトモ株式会社
販売者(輸入者):マルトモ株式会社
生産年月:NO DATA
入手年月:NO DATA
賞味期限:2014年08月25日
ロットナンバー:NO DATA
測定時間:43200秒
重量:518.3
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:<0.8Bq/kg
セシウム134:<0.7Bq/kg
カリウム40:261±60.5Bq/kg


※今年の10月9日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。
 



 
 

2 件のコメント:

  1. いつも情報ありがとうございます。震災後、鰹節は回遊を考えてNGにして、長崎のあごだし・瀬戸内のいりこだしで代用していましたが、もしかして遠洋で漁獲のカツオ節があるのでは・・・とさんざん調べた時に、マルトモのカツオは近海ではなく、はるか南方の太平洋で漁獲したものと分かってそれ以来、愛用しています。近海物は脂が多く、カツオ節にはあまり向かない事情もあるそうです。

    返信削除
    返信
    1. これは嬉しい情報の一つですね^^
      今のところ、かつお節から出たという話は聞いておりませんので、
      大丈夫と判断可能なものかもしれませんね。
      少なからず、原発事故以前と比べたら、検出されない程度の汚染はあるかもですけど。

      削除