2013年8月16日金曜日

砂(公園の砂)・広島県尾道市内

本日も、依頼のありました品の測定結果についてです。
測定名は、「砂」
産地は、「広島県尾道市内」
平成25年8月とのことです。

尾道市内にある、公園の砂との話です。
子どもたちが毎日、遊んでいる砂場ありますよね。
手で触って、どうしてもそれが口に入ることもあります。


それでは、測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及び137は共に誤検出であり不検出と判断しました。


 (判定方法)
600keV近辺にピークは確認できますが、796keV、802keVにピークは確認できません。
662keVにもピークは確認できません。


この度の測定結果では・・・


天然核種
「カリウム40」
「鉛212」(トリウム系)
「アクチニウム228」(トリウム系)
「タリウム208」(トリウム系)
「鉛214」(ウラン系)
「ビスマス214」(ウラン系)


の検出との結果となりました。
セシウムについては、共にピークが見えませんので誤検出と判断します。
砂ということもあり、ウラン系よりもトリウム系の方が強く出ている結果となっております。
今まで通り遊ぶことに関しては問題は無かろうかと思います。

なお、通常、土壌はV-7容器での測定なのですが、今回は時間もあったことから、
1Lマリネリ容器で、検証もかねての測定となっております。


商品名:砂
産地:広島県尾道市内
製造者:不明
販売者:不明
生産年月:平成25年8月
賞味期限:NO DATA
ロットナンバー:NO DATA
測定時間:43200秒
重量:1870.9
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:9.6±2.4
Bq/kg(誤検出)

セシウム134:8.9±2.1Bq/kg(誤検出)
カリウム40 :670.8±139.4
Bq/kg
 
 

※今年の8月8日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。




 

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