「[東日本土壌ベクレル測定プロジェクトのクラウドファンディングへのご協力について] 」
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2015/05/blog-post.html
「クラウドファンディング」(2015年6月21日まで)
https://moon-shot.org/projects/68
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本日は、ご依頼のありました食品の測定結果についてです。
食品名は、「乾燥しいたけ(水戻し)」
産地は、「岡山県真庭市」
製造者及び販売者は、「自家産」
自家産の椎茸です。
乾燥しいたけとして販売されているそうです。
水戻しされた状態でのご依頼でした。
(測定風景)
それでは、測定結果です。
(判定方法:スペクトルからのピーク)
セシウム134
605keV:×
796keV:×
セシウム137
662keV:○
カリウム40
1461keV:○
[ウラン系]
鉛214
242keV、295keV、352keV:×
ビスマス214
609keV:×
1120keV:×
[トリウム系]
鉛212
239keV:×
アクチニウム228
338keV:×
911keV、965keV:×
タリウム208
583keV:×
861keV:×
この度の測定結果では
天然核種
「カリウム40」
人工核種
「セシウム137」
の検出と判断いたします。
セシウム137については、662keVにピークが確認できます。
セシウム134については、605keV、796keV共にピークが確認できません。
したがってセシウム137を検出、セシウム134を不検出と判断しました。
(まとめ)
天然核種の「カリウム40」、人工核種の「セシウム137」を検出と判断しました。
今回のしいたけは、
→乾燥しいたけを水戻しされた状態になっている
→水戻しの際使用した水の量は不明ですが、水は捨てていない
上記2点から乾燥状態の椎茸の測定結果を推測することは可能です。、
推測の結果ですが、
横浜市民測定所の水戻しの例では3倍に
厚労省の水戻しの例では6倍になるようです。
それぞれ算出してみますと、
今回の測定値
セシウム137:0.481±0.373Bq/kg
セシウム134:不検出(<0.3Bq/kg)
カリウム40:76.3±19.3Bq/kg
「横浜市民測定所の数値で換算」(乾燥状態の値)
セシウム137:1.443±1.119Bq/kg
セシウム134:不検出(<0.9Bq/kg)
カリウム40:228.9±57.9Bq/kg
「厚労省の数値で換算」(乾燥状態の値)
セシウム137:2.886±2.238Bq/kg
セシウム134:不検出(<1.8Bq/kg)
カリウム40:457.8±115.8Bq/kg
となります。
どちらが乾燥状態での測定結果に近いのか、申し訳ありませんがハッキリとはお答えできません。
参考程度で考えて頂ければと思います。
以前ですが、岡山県高梁市の原木生しいたけの測定結果があります。
「生しいたけ(原木)(岡山県・1)(2014年) 「みんなのデータサイト広範囲単品測定プロジェクト」 」
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2014/05/12014_27.html
上記の結果と比べた際、水戻しした状態でカリウム40の値がほぼ一緒ですので、
お預かりしました水戻しした乾燥しいたけは、限りなく元の生しいたけと同じような状態であると推測されますので、
「乾燥しいたけ」そのままを再測定する必要性は無いかなと思われます。
蛇足になりますが、
今回のセシウム137の測定結果から、**様の栽培されているしいたけは「原木しいたけ」なのではと推測します。(間違っていたらすみません)
参考までに、
原木しいたけでは、原木に存在するセシウム137の値の2.0倍の濃度
菌床しいたけでは、菌床に存在するセシウム137の値の0.5倍の濃度
の椎茸が採れるようです。
今回の測定結果では、人工核種はセシウム137のみの検出でした。
原木しいたけでも、セシウム137が検出されないケースもありますので、
今後は原木を別の産地に変えてみられる等も検討してみてはどうかなと提案します。
ですが、セシウム134のピークが見えず存在が確認できませんので、
福島第一原子力発電所の事故以前の大気圏内核実験等による汚染とも考えられますので、
今回程度の検出は仕方のないものであると割り切ることも一つの選択であると思われます。
食品名:乾燥しいたけ(水戻し)
産地:岡山県真庭市
製造者:自家産
製造工場:自家産
販売者:自家産
生産年月:2015年
入手年月:2015年4月
本日は、ご依頼のありました食品の測定結果についてです。
食品名は、「乾燥しいたけ(水戻し)」
産地は、「岡山県真庭市」
製造者及び販売者は、「自家産」
自家産の椎茸です。
乾燥しいたけとして販売されているそうです。
水戻しされた状態でのご依頼でした。
(測定風景)
それでは、測定結果です。
(判定方法:スペクトルからのピーク)
セシウム134
605keV:×
796keV:×
セシウム137
662keV:○
カリウム40
1461keV:○
[ウラン系]
鉛214
242keV、295keV、352keV:×
ビスマス214
609keV:×
1120keV:×
[トリウム系]
鉛212
239keV:×
アクチニウム228
338keV:×
911keV、965keV:×
タリウム208
583keV:×
861keV:×
この度の測定結果では
天然核種
「カリウム40」
人工核種
「セシウム137」
の検出と判断いたします。
セシウム137については、662keVにピークが確認できます。
セシウム134については、605keV、796keV共にピークが確認できません。
したがってセシウム137を検出、セシウム134を不検出と判断しました。
(まとめ)
天然核種の「カリウム40」、人工核種の「セシウム137」を検出と判断しました。
今回のしいたけは、
→乾燥しいたけを水戻しされた状態になっている
→水戻しの際使用した水の量は不明ですが、水は捨てていない
上記2点から乾燥状態の椎茸の測定結果を推測することは可能です。、
推測の結果ですが、
横浜市民測定所の水戻しの例では3倍に
厚労省の水戻しの例では6倍になるようです。
それぞれ算出してみますと、
今回の測定値
セシウム137:0.481±0.373Bq/kg
セシウム134:不検出(<0.3Bq/kg)
カリウム40:76.3±19.3Bq/kg
「横浜市民測定所の数値で換算」(乾燥状態の値)
セシウム137:1.443±1.119Bq/kg
セシウム134:不検出(<0.9Bq/kg)
カリウム40:228.9±57.9Bq/kg
「厚労省の数値で換算」(乾燥状態の値)
セシウム137:2.886±2.238Bq/kg
セシウム134:不検出(<1.8Bq/kg)
カリウム40:457.8±115.8Bq/kg
となります。
どちらが乾燥状態での測定結果に近いのか、申し訳ありませんがハッキリとはお答えできません。
参考程度で考えて頂ければと思います。
以前ですが、岡山県高梁市の原木生しいたけの測定結果があります。
「生しいたけ(原木)(岡山県・1)(2014年) 「みんなのデータサイト広範囲単品測定プロジェクト」 」
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2014/05/12014_27.html
上記の結果と比べた際、水戻しした状態でカリウム40の値がほぼ一緒ですので、
お預かりしました水戻しした乾燥しいたけは、限りなく元の生しいたけと同じような状態であると推測されますので、
「乾燥しいたけ」そのままを再測定する必要性は無いかなと思われます。
蛇足になりますが、
今回のセシウム137の測定結果から、**様の栽培されているしいたけは「原木しいたけ」なのではと推測します。(間違っていたらすみません)
参考までに、
原木しいたけでは、原木に存在するセシウム137の値の2.0倍の濃度
菌床しいたけでは、菌床に存在するセシウム137の値の0.5倍の濃度
の椎茸が採れるようです。
今回の測定結果では、人工核種はセシウム137のみの検出でした。
原木しいたけでも、セシウム137が検出されないケースもありますので、
今後は原木を別の産地に変えてみられる等も検討してみてはどうかなと提案します。
ですが、セシウム134のピークが見えず存在が確認できませんので、
福島第一原子力発電所の事故以前の大気圏内核実験等による汚染とも考えられますので、
今回程度の検出は仕方のないものであると割り切ることも一つの選択であると思われます。
食品名:乾燥しいたけ(水戻し)
産地:岡山県真庭市
製造者:自家産
製造工場:自家産
販売者:自家産
生産年月:2015年
入手年月:2015年4月
賞味期限:2015年10月3日
ロットナンバー:NO DATA
製造所固有記号:NO DATA
製造所固有記号:NO DATA
測定時間:43200秒
重量:1003.5g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
3σ(測定精度99.7%)
セシウム137:0.481±0.373Bq/kg
セシウム134:不検出(<0.3Bq/kg)
カリウム40:76.3±19.3Bq/kg
※2015年4月12日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。
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重量:1003.5g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
3σ(測定精度99.7%)
セシウム137:0.481±0.373Bq/kg
セシウム134:不検出(<0.3Bq/kg)
カリウム40:76.3±19.3Bq/kg
※2015年4月12日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。
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・Facebookファンページについて
「おのみち -測定依頼所-」のFacebookのファンページを作成しました
皆様の「いいね!」をよろしくお願いいたします
・利用料等の口座を開設しました
トラブル防止のため、利用料等は口座振り込みをご利用ください
「利用料口座の開設」と「広告用チラシの刷新」について
「おのみち -測定依頼所-」のFacebookのファンページを作成しました
皆様の「いいね!」をよろしくお願いいたします
・利用料等の口座を開設しました
トラブル防止のため、利用料等は口座振り込みをご利用ください
「利用料口座の開設」と「広告用チラシの刷新」について
・長時間測定を可能にするために、測定室の環境整備を行っています
長時間測定を行うことによりノイズの平滑化を行い、計数を稼いでいます
ピークは有りそうなのに検出されていない場合等では、必要な際はゲルマニウム測定による確定が必要になります
その1:「おのみち -測定依頼所-」の測定室の環境について
長時間測定を行うことによりノイズの平滑化を行い、計数を稼いでいます
ピークは有りそうなのに検出されていない場合等では、必要な際はゲルマニウム測定による確定が必要になります
その1:「おのみち -測定依頼所-」の測定室の環境について
その2:測定室内の遮蔽状況
・非電化工房へ長時間測定についてお問い合わせ内容等
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