2013年10月31日木曜日

スライスアーモンド・アメリカ産(2013年)株式会社タイセイ

6 件のコメント:
本日は、クロスチェックを行った食品の測定結果についてです。
食品名は、「スライスアーモンド」
産地は、「アメリカ合衆国カリフォルニア産」
製造者及び販売者は、「株式会社タイセイ」

以前公表しました「梅干し」と「味噌」と同じく、グレー判定とのこと。
したがって当方でも、クロスチェックをさせて頂きました。


インターネット通販で購入できるようです。
「cotta 生アーモンドスライス 1kg 」
http://www.cotta.jp/shop/2_nuts/p_amondo/00027208


それでは、測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134は不検出ですが、137は検出と判断しました。


(判定方法)
600keV近辺にわずかにピークが確認できますが、796keV、802keVにはピークは確認できません。
662keVには、ピークが確認できます。

この度の測定結果では・・・

天然核種
「カリウム40」
「タリウム208」(トリウム系)
「ビスマス214」(ウラン系)

天然核種
「セシウム137」(微量)


の検出と判断します。
セシウム137については、本当にごくわずかですが662keVにピークが確認できますので、
検出と判断させていただきましたが、誤検出の可能性もあります。
なお、天然核種の「ビスマス214」と「タリウム208」の影響で、若干高めに検出されている感じがあります。
ですので、確定にはゲルマニウム測定で0.1Bq/kgまで測定できれば確定できるのではないかなと考えております。

商品名:スライスアーモンド
産地:アメリカ合衆国カリフォルニア産
製造者:株式会社タイセイ
製造工場:株式会社タイセイ
販売者:株式会社タイセイ
生産年月:2013年
入手年月:2013年10月2日
賞味期限:2014年2月28日
ロットナンバー:S 20140228BFW
測定時間:43200秒
重量:615.0
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:0.911±0.831Bq/kg
セシウム134:<0.7Bq/kg
カリウム40:174±41.5Bq/kg


※今年の10月11日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。




と、ここで一端は終わりますが、本検体についてはゲルマニウム測定もご厚意でにより行うことができました。
その結果も貼っておきます。


「南福崎土地株式会社 放射能測定室」様による
ゲルマニウム半導体測定器の測定結果
(※ありがとうございます!)

測定器:テクノエーピーTG150B
測定日:2013年10月29日
測定時間:171436秒(47時間37分16秒)
重量:746.0g
測定容器:1Lマリネリ容器
解析精度:3σ以上
セシウム137:0.9±0.1Bq/kg
セシウム134:0.3±0.1Bq/kg
カリウム40:317.9±2.8Bq/kg(参考程度)


です。
検出核種としては、

天然核種
「カリウム40」
「タリウム208」(トリウム系)
「ビスマス214」(ウラン系)

天然核種
「セシウム137」
「セシウム134」

となっております。
セシウム137とセシウム134の比率も1:0.46に近く、福島第一原子力発電所の影響が疑われるところです。
しっかりと校正後のゲルマニウム測定ですので、数値の信頼性は高いものと考えられますので、
どうしてこういう比率で出てしまったのか現在調査中ではあります。
 
 
 





 
 
 

2013年10月30日水曜日

「株式会社純正食品マルシマ」様とのやりとり

3 件のコメント:
広島県尾道市にあります、「株式会社 純正食品マルシマ」さん。
某所で話題になっていましたので、当方より問い合わせをさせて頂きました。
その回答について一部修正しておりますが、ほぼ原文ままを、参考になればと思いご紹介いたします。

株式会社 純正食品マルシマ
http://www.junmaru.co.jp/


販売店舗
http://www.maru-shop.jp/store/#menu2


オンラインショップもございます。
http://www.maru-shop.jp/


次の内容にて、
株式会社 純正食品マルシマ様へお問い合わせをしました。

========================================

いつもお世話になっております。
広島県尾道市で放射能測定を行っております「おのみち -測定依頼所-」の○○といいます。

この度、お問い合わせをさせて頂きましたのは、御社製品で有る方からの次のことをお伺いしました。
「尾道に引っ越してきて以来たびたび買っていた自然食品屋のマルシマさん。
地元の自然食品屋だからと、普通に信用して使っていた有機国産醤油の原料の小麦粉は岩手産だと知った。
いつも買ってるマルシマの有機米酢ついて聞いてみたところ、お米の産地は3つあり、秋田と大分とあともうひとつ。
今販売されている米酢はどこの産地のものなのか、今すぐには分からない。
尾道の会社が西日本の原材料を使うと勝手に思い込んでいたら、この現実。
自然食品屋なのだから、もちろん放射能対策にも気を使っているだろうとゆう勝手な思い込みがあった。」

当方では、放射能測定をおこなっていることもあり、いろいろな相談を受けることもあります。
今後、マルシマさんはどう考えておられるのか伺いたく、問い合わせさせていただきました。


========================================
上記、当方からの問い合わせを受けてのマルシマ様からの返信です。



おのみち -測定依頼所
○○ 様

はじめまして。マルシマ 商品部の◯◯と申します。
お世話になります。
岩手産小麦につきましては震災前のものを使用しています。
現在の放射能に対する取り組みを記しますので宜しくご査収下さい

福島第一原発事故による放射性物質の拡散によって食品の安全性の確保が問題となってきています。

現在の放射能汚染に対する弊社取り組みをご説明させて頂きますので宜しくご査収頂きますようお願い申し上げます。

現在弊社ブランド製品に関しまして下記の放射線調査対象地域(17都県)の原料を使用している場合は2011年産に切り替わるまでに産地変更や規格変更、製造中止も含めた検討を行っています。

(対象は主に米、大豆、雑穀類、トマト、りんごなど)報道機関の放射能情報にも留意し、当該対象地域の妥当性についても監視します。
代替が無く、対象地域の原料を使用する場合及び対象地域での製造品においては放射性物質検査を検出限界10Bq/kg以下にて実施し、

放射線性物質が不検出である事を確認後に使用、また流通する事とし、安全確保に努める所存です。 
また海産物(鰹、さば、煮干、昆布、ひじきなど)に関しましては水産庁が行っております調査結果や各漁協、

メーカーが行っている検査結果を参考に放射線が確認された物に関しましては産地変更を行います。
産地が特定できない、安全性が確認できない原料を使用した製品については製品の検査を行い、(ロット毎)安全性を確認します。
また原料の配合率が5%未満の場合、また精製、洗浄、希釈などの工程で安全性が確保されていると判断出来る場合は例外的に使用する事としています。
(※検査対象放射線:セシウム134.セシウム137)
 

未だに原発事故は収束せず、汚染は拡大していますので安心には程遠い状況だと認識しております。
内部被曝などの2次放射能被害を出さないために適切な対応を行い、安全な製品をお届けできるよう最善を尽す所存です。
何卒宜しくご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。            
敬具

※対象地域 青森県、秋田県、岩手県、山形県、宮城県、福島県、栃木県、茨城県、
群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、長野県、山梨県、静岡県、

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
株式会社 純正食品マルシマ
     商品部 ○○




========================================
 上記回答を受けての、当測定依頼所から返信しました内容です。



いつもお世話になっております。
おのみち -測定依頼所-の○○です。

先日、ご回答を頂きました内容について、こちらからも返信をしたところですが、
一つだけ言い忘れていたことがありました。

3.11原発事故以前の食品中のセシウム137について、まとめられているサイトがあります。
→ようこそ「日本の環境放射線と放射線」へ
http://www.kankyo-hoshano.go.jp/kl_db/servlet/com_s_index
こちらのサイトの
「データを活用する」↓
「食品と放射能」↓
「日常食」↓
「Cs-137にチェックし,次へ進む」↓
「全国を選択をクリックし,OK」↓
「経年変化データの検索結果を表示するをクリック」

とすると,現状検索できる最新データをみることができます。
このデータは「Bq/人日」ですので、1日に摂取するセシウム137の平均値が表示されています。
データによると、約50年間の平均は「0.19Bq/人日」です。

セシウムに対しては、事故以前から摂取していた事実がありますが、
当方では、事故後も事故前と同じぐらいの摂取にとどめるべきとの考えです。
ですので、当方では原発事故以前の一日平均で取得していた数値を目標としています。
従いまして、一食当たり約0.06Bqが基準と考えております。

>代替が無く、対象地域の原料を使用する場合及び対象地域での製造品においては放射
>性物質検査を検出限界10Bq/kg以下にて実施し、放射線性物質が不検出である
>事を確認後に使用、また流通する事とし、安全確保に努める所存です。 

上記のようなマルシマ様のお考えでは、当方で考える事故前の基準が満たせるかどうかは実は疑問です。
もし、10Bq/kgぎりぎりの食材を用いて商品を製造された場合、
その商品のセシウム含有量については、それだけでは不明です。
しっかりと含有量を見ていただき、
一日当たりの使用限度を考えることのできる機会を与えていただければと考えている所存です。
→商品毎に、使用原料の測定結果や商品の測定結果等を公表して頂けると助かります。

セシウムは重金属ですし、その影響がはっきりとわからないことと、
また、セシウム137は放射性物質ですから閾値はないとの考えもあることから
ここまでなら大丈夫という考えで摂取すべきではないと判断しております。

なお、マルシマ様では放射能測定を行う対象地域として次のように回答されましたが、

>※対象地域 青森県、秋田県、岩手県、山形県、宮城県、福島県、栃木県、茨城県、
>群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、長野県、
> 山梨県、静岡県、

当方でも、西日本の土壌は、今回の事故では比較的汚染も少なく、
安心できる土地であると考えていますが、汚染堆肥が流通していることが、
他の市民測定所でも確認されております。
(関西圏の測定所では、数件発見されました。)
堆肥の基準値は400Bq/kgです。関西圏で発見されたのはいずれも200Bq/kg以下ですので、おとがめなしです。
こういった堆肥が流通することによって、西日本の土壌も少しずつですが、
確実に汚染は広がってきております。
自家栽培や、地元産の野菜等とはいっても、その農家さんがどこまで意識をもって
堆肥などを使用されているかまでは不明です。

もし、本当に対象地域以外は安心と決めておられるならば残念なことです。
海の汚染もありますし、今後どのようになっていくのかしっかりと日々見ていっていただきたいと切に願っております。

難しい部分ですが、ストロンチウム90の問題もあります。
こちらは、これから問題になっていくのではと考えております。

参考までに、当方が把握している数値を記載しておきます。

※共に2013年8月現在の情報
おおむねの土壌の汚染比
セシウム137:ストロンチウム90=1000:1

おおむねの海水の汚染比
セシウム137:ストロンチウム90=1:1

すみませんが、上記に対する回答もぜひいただければと思います。
よろしくお願いいたします。



おのみち -測定依頼所-
○○



========================================
上記返信を受けての、マルシマ様から頂きました返信の内容です。




おのみち -測定依頼所- ○○ 様

お世話になります。
色々な情報を頂き、ありがとうございます。堆肥の問題は初耳であり、重要かと思いました。


検査結果のホームページ掲載については現在検討中でありますが被災地に不当な被害が発生しないようにしないといけないと考えています。
貴所の基準はクリアできませんが現在、検出限界値も徐々にではありますが下げています。
回遊魚である「かつお」を使用した製品については検出限界値1~3bq/ロット毎で検査をしています。
ベラルーシでは1ミリシーベルトの地区でも障害が発生しているとの情報もあり、検出限界値は下げたいと考えています。
小企業である弊社では限界もありますが原発反対、放射能汚染を拡大しないために頑張りたいと思っています。
またたぶん今の世界では放射線の影響は避けられないと思っていますので弊社では味噌、玄米、など放射線を排出する食事をお薦めしています。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
株式会社 純正食品マルシマ
     商品部 ○○




========================================
上記を受けて当方からの返信です



株式会社 純正食品マルシマ
商品部 ○○ 様


いつもお世話になっております。
おのみち -測定依頼所-の○○です。

ご返信いただきありがとうございました。
大変参考になりました。
この度の未曽有の原発事故では、今後どう対応していけばよいか、
正解はないと考えております。
ですので日々、勉強したり考えていくことが大事であると感じております。

今後とも、よろしくお願いいたします。

おのみち -測定依頼所-
○○


========================================
上記を受けてマルシマ様からの返信です


おのみち -測定依頼所- ○○ 様


お世話になります。
○○様のおっしゃる通り放射線の内部被ばく、低レベルの被ばくについては
よく解ってないというか政府として進めないと思われます。
従いまして自分から情報を集めるしかない状況だと思っています。
こちらこそ今後とも宜しくお願いします。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
株式会社 純正食品マルシマ
     商品部 ○○


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原発事故以降、いろんな場面で考えさせれらることが増えてきております。
当依頼所の代表の信恵が、立ち上げ当初より述べております。
「農薬、添加物、遺伝子組み替えなどとともに、放射能問題も身近に考え、健康、命を第一に考えていきましょう。」

これからを生きていくうえで、今の大人は子どもたちにどんな背中を見せることが出来るのでしょうか。

2013年10月29日火曜日

江別全粒・強力(小麦)・北海道(2013年)

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本日も、以前懸念が出まして、別途現状を確認しました食品の測定結果についてです。
食品名は、「江別全粒・強力(小麦)」
産地は、「北海道」
製造者及び販売者は、「非公開」

今回も小麦が本当に怪しいのか、とにかくチェックしていくということで、
当方でも、確認がしたかったため測定させて頂きました。


それでは、測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及び137共に不検出と判断しました。


(判定方法)
605keV、796keV、802keVにはピークは確認できません。
662keVにも、ピークが確認できません。

この度の測定結果では・・・

天然核種の
「カリウム40」


のみの検出と判断します。
今回についても、測定途中においてもセシウムが出る気配はなく、
結果からも問題のないとても良い小麦であると思われます。
もし、検出されたら別の測定器でも検出可能な範囲でチェックした方が
良いかなとの考えから、測定時間は10800秒(3時間)としています。




商品名:江別全粒・小麦
産地:北海道
製造者:非公開
製造工場:非公開
販売者:非公開
生産年月:NO DATA
入手年月:2013年10月5日
賞味期限:2013年12月25日
ロットナンバー:20131225
測定時間:10800秒
重量:998.6
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:<0.7Bq/kg
セシウム134:<0.6Bq/kg
カリウム40:67.2±20.2Bq/kg


※今年の10月6日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。
 




2013年10月28日月曜日

南部小麦・岩手県産(2013年)

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本日は、以前懸念が出まして、別途現状を確認しました食品の測定結果についてです。
食品名は、「南部小麦」
産地は、「岩手県」
製造者及び販売者は、「非公開」

 小麦が本当に怪しいのか、とにかくチェックしていくということで、
当方でも、確認がしたかったため測定させて頂きました。


それでは、測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及び137共に不検出と判断しました。


(判定方法)
605keV、796keV、802keVにはピークは確認できません。
662keVにも、ピークが確認できません。

この度の測定結果では・・・

天然核種の
「カリウム40」


のみの検出と判断します。
測定途中においてもセシウムが出る気配はなく、
結果からも問題のないとても良い小麦であると思われます。
もし、検出されたら別の測定器でも検出可能な範囲でチェックした方が
良いかなとの考えから、測定時間は10800秒(3時間)としています。
もう1品ありますので、その結果は明日、公表したいと思います。




商品名:南部小麦
産地:岩手県
製造者:非公開
製造工場:非公開
販売者:非公開
生産年月:2013年7月1日
入手年月:2013年10月5日
賞味期限:NO DATA
ロットナンバー:20130701
測定時間:10800秒
重量:1002.5
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:<0.7Bq/kg
セシウム134:<0.6Bq/kg
カリウム40:26.7±11.2Bq/kg


※今年の10月6日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。
 



 

2013年10月27日日曜日

手作り味噌・岡山県(2013年)自家産

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本日は、クロスチェックを行った食品の測定結果についてです。
食品名は、「手作り味噌」
産地は、「岡山県」
製造者及び販売者は、「自家産」

前々回の梅干しと同じく、グレー判定とのこと。
したがっての当方でも、クロスチェックをさせて頂きました。


それでは、測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及び137共に不検出と判断しました。


(判定方法)
605keV、796keV、802keVにはピークは確認できません。
662keVにも、ピークが確認できません。

この度の測定結果では・・・

天然核種の
「カリウム40」


のみの検出と判断します。
こちらも、梅干しと同じくセシウムが検出されるような測定経緯でもありませんでしたので、
安心して使うことのできる味噌であると思われます^^




商品名:手作り味噌
産地:岡山県
製造者:自家産
製造工場:自家産
販売者:自家産
生産年月:2013年
入手年月:2013年10月2日
賞味期限:NO DATA
ロットナンバー:NO DATA
測定時間:43200秒
重量:1003.2
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:<0.4Bq/kg
セシウム134:<0.3Bq/kg
カリウム40:65.9±16.9Bq/kg


※今年の10月6日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。
 



2013年10月26日土曜日

玄米・広島県呉市安浦町(2013年)女子畑ブランド米創出プロジェクト実行委員会

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本日は、ご依頼のあった食品の測定結果についてです。
食品名は、「玄米」
産地は、「広島県呉市安浦町女子畑」
製造者及び販売者は、「女子畑ブランド米創出プロジェクト実行委員会」

農産物の安心・安全を確保する観点と、今後の利用や消費を勘案して、
「放射能測定結果の表示(線量表示)」は必須とのご判断をされ、ご依頼を頂きました。


以下、当方が伺いました内容を抜粋ですが箇条書きにて紹介させて頂きたいと思います。
====================================
○平成25年度に「女子畑ブランド米創出プロジェクト実行委員会」を立ち上げられ、広島県呉市の補助事業に採択された
○広島県呉市安浦町女子畑の自治体の協力を得て、耕作放棄地の再生を図った
○母子避難・家族移住親子を中心に、地元支援者らと田んぼや畑の農作業を行っている
○当初は「予算がない」ということで難しい面もあったが、今年の米作りからは、呉市社会福祉協議会にも協力を頂いた
○来年度は、規模の拡大や構成メンバーの充実に取り組むことを検討中
====================================


それでは、測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及び137共に不検出と判断しました。


(判定方法)
600keVに少しピークが確認できますが、796keV、802keVにはピークは確認できません。
662keVにも、ピークは確認できません。

この度の測定結果では・・・

天然核種の
「カリウム40」
「ビスマス214」(ウラン系)(微量)
「タリウム208」(トリウム系)(微量)


の検出と判断します。
セシウムについては、途中経過でもピークが確認されることはありませんでしたので、
137も134も共に不検出と判断しました。
なお、天然核種としてビスマス214とタリウム208を検出としておりますが、
ごく微量ですので、問題はないものと考えられます。
なお、精米後のものですとこういった天然核種は検出されなくなるものと思われます。
とても良い玄米であると思われます。
補助事業の一環とのことでもありますし、今後ともより良い米作りを続けていただき、
他の流れにも繋がっていけば、こんな素晴らしいことはないと思います。
なお、依頼者のご厚意により、スペクトルデータも参考までに公開しております。




商品名:玄米
産地:広島県呉市安浦町
製造者:女子畑ブランド米創出プロジェクト実行委員会
製造工場:女子畑ブランド米創出プロジェクト実行委員会
販売者:女子畑ブランド米創出プロジェクト実行委員会
生産年月:2013年9月
入手年月:2013年10月19日
賞味期限:NO DATA
ロットナンバー:NO DATA
測定時間:43200秒
重量:1026.7
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:<0.4Bq/kg
セシウム134:<0.3Bq/kg
カリウム40:52.1±13.9Bq/kg


※今年の10月20日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。
 


 

2013年10月25日金曜日

手作り梅干し・岡山県(2013年)自家産

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本日は、クロスチェックを行った食品の測定結果についてです。
 食品名は、「手作り梅干し」
産地は、「岡山県」
製造者及び販売者は、「自家産」
クロスチェックを行った理由は、一度測定をしてみたが、グレー判定だったということ。
では、当方で一度測定させて頂ければと、お話をしましたら、OKが出たことからです。
とにかく、ゲルマでチェックする前に一度こちらでもチェックできれば、双方にとってよいかと考えております。


それでは、測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及び137共に不検出と判断しました。


(判定方法)
605keV、796keV、802keVにはピークは確認できません。
662keVにも、ピークが確認できません。

この度の測定結果では・・・

天然核種の
「カリウム40」


のみ検出と判断します。
セシウムが検出されるような測定経緯でもありませんでしたので、
安心して食べれる梅干しであると思われます。



商品名:手作り梅干し
産地:岡山県
製造者:自家産
製造工場:自家産
販売者:自家産
生産年月:2013年
入手年月:2013年10月2日
賞味期限:NO DATA
ロットナンバー:NO DATA
測定時間:43200秒
重量:582.4
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:<0.6Bq/kg
セシウム134:<0.6Bq/kg
カリウム40:89.2±23.9Bq/kg


※今年の10月5日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。
 
 



 

2013年10月24日木曜日

活性炭肥料(錦炭くん)・広島県三次市(2013年)

0 件のコメント:
本日は、ご依頼のありました堆肥の測定結果についてです。
測定品名は、「活性炭肥料(錦炭くん)」
採取地は、「広島県三次市」
採取日は、「2013年3月4日」


本活性炭肥料は、広島県三次市からニュースリリースされております。
http://www.city.miyoshi.hiroshima.jp/data/open/cnt/3/9117/1/kaseitanaisyou.pdf

し尿汚泥から作られた肥料とのことですので、濃縮されていないかどうか気になりますよね。


それでは、測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及び137共に不検出と判断しました。


 (判定方法)
600keV近辺にピークが確認できますが、796keV、802keVにピークは確認できません。
662keVにはピークが確認できません。


この度の測定結果では・・・



天然核種
「カリウム40」
「鉛212」(トリウム系)
「アクチニウム228」(トリウム系)
「タリウム208」(トリウム系)


の検出との結果となりました。
心配されていたセシウムですが、
スペクトルの結果から無いと言ってもよいものであると考えられます。
安心して使える活性炭肥料であると思われます。
なお、充填量は1Lに満たないので、数値は参考程度にしてください。


商品名:活性炭肥料・錦炭くん

産地:広島県三次市
製造者:広島県三次市
販売者:広島県三次市
生産年月:平成25年3月4日
賞味期限:NO DATA

ロットナンバー:NO DATA
測定時間:43200秒
重量:470.1
g
測定容器:1Lマリネリ容器
解析精度:3σ
セシウム137:20.8±5.44Bq/kg(<5.4Bq/kg)(誤検出)
セシウム134:24.5±5.90Bq/kg(<5.7Bq/kg)(誤検出)
カリウム40:379±85.8Bq/kg




※今年の10月5日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。



 



2013年10月23日水曜日

小麦粉・地粉・岩手県産(2013年)府金製粉株式会社

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本日も、ご依頼を頂きました食品の測定結果についてです。
食品名は、「小麦粉・地粉」
産地は、「岩手県」
製造者及び販売者は、「府金製粉株式会社」

いろいろなところで、岩手県産の小麦粉はとても質が良いと聞きます。
こだわっているパン屋さんなどはよく使っておられるところも多いのではないかと思います。
本日は、その岩手県産の小麦粉を取り扱っておられる会社製品の測定結果です。


 「府金製粉株式会社」さんのページ
http://www.rnac.ne.jp/~fugane/

放射性物質について気にはしておられるようで、
官公庁の検査に対するリンクを貼っておられました。


それでは、測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及び137共に不検出と判断しました。


(判定方法)
605keV、796keV、802keVにはピークは確認できません。
662keVにも、ピークが確認できません。

この度の測定結果では・・・

天然核種の
「カリウム40」


のみ検出と判断します。
測定開始当初は、カリウム40以外の天然核種も検出されるのかなという感じを受けましたが、
カリウム40しか天然核種はほぼないと言ってもよい結果となりました。
なお、セシウムについて、ほんの少しだけ出そうな感じを受けましたが、
結果としては不検出と判断します。





商品名:小麦粉・地粉
産地:岩手県
製造者:府金製粉株式会社
製造工場:府金製粉株式会社
販売者:府金製粉株式会社
生産年月:2013年
入手年月:2013年10月2日
賞味期限:NO DATA
ロットナンバー:NO DATA
測定時間:43200秒
重量:997.3
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:<0.4Bq/kg
セシウム134:<0.3Bq/kg
カリウム40:25.2±8.32Bq/kg


※今年の10月4日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。
 

 

2013年10月22日火曜日

マスクメロン・広島県尾道市因島(2013年)熊八屋

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本日は、ご依頼を頂きました食品の測定結果についてです。
食品名は、「マスクメロン」
産地は、「広島県尾道市因島」
製造者及び販売者は、「熊八屋」

広島県の尾道市で農業をされており、マスクメロンも作られています。
尾道市では珍しく、放射能についても高い意識を持っておられ、
当方も、いろんな場面でたびたびお世話になっております。
こういう農家さんがいらっしゃることで、
当方でも放射能測定を行った際、もし検出された場合どうするかのご提案をする上でも、
相談のできる心強い味方です。


「熊八屋」さんのページ
http://kuma8ya.biz/


マスクメロンの放射能測定結果のページ
http://kuma8ya.biz/houshanousokutei.html



それでは、測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及び137共に不検出と判断しました。


(判定方法)
605keV、796keV、802keVにはピークは確認できません。
662keVにも、ピークが確認できません。

この度の測定結果では・・・

天然核種の
「カリウム40」


のみ検出と判断します。
測定開始当初は、カリウム40以外の天然核種も検出されるのかなという感じを受けておりました。
ですが、カリウム40しか天然核種はほぼないと言ってもよい結果です。
セシウムについては、まったくないと言ってもよい結果となっております。
安心して食べることのできる、とても良いメロンであると思われます。


熊八屋さんのマスクメロンは10月限定販売とのことです。
ご興味があればぜひどうぞ!
(私も購入させていただきました^^。美味しかったです。)
http://kuma8ya.biz/hanbai.html




商品名:マスクメロン
産地:広島県尾道市因島
製造者:熊八屋
製造工場:熊八屋
販売者:熊八屋
生産年月:2013年10月2日
入手年月:2013年10月2日
賞味期限:2013年10月中旬
ロットナンバー:NO DATA
測定時間:43200秒
重量:1007.5
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:<0.4Bq/kg
セシウム134:<0.4Bq/kg
カリウム40:86.5±21.2Bq/kg


※今年の10月3日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。
 



 

2013年10月21日月曜日

はぶ草茶・広島県三次市(2013年)

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本日は、ご提供を頂きました食品の自主測定の測定結果についてです。
食品名は、「はぶ草茶」
産地は、「広島県三次市」
製造者及び販売者は、「非公開」

よろしかったらどうぞ。
とご提供いただきましたので、美味しく飲ませていただくため、
また、現状とこれからのことを考えるため、自主測定ですが測定させていただきました。



それでは、測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及び137共に不検出と判断しました。


(判定方法)
600keV近辺にわずかなピークが確認できますが、796keV、802keVにはピークは確認できません。
662keVには、ピークが確認できません。

この度の測定結果では・・・

天然核種の
「カリウム40」
「ビスマス214」(微量)(ウラン系)


の検出と判断します。
ウラン系も検出しましたが、ごくごく微量ですので心配することは無いと思います。
よって、とても良いお茶だと考えられます。
美味しく楽しんで飲みたいと思います。



商品名:はぶ草茶
産地:広島県三次市
製造者:非公開
製造工場:NO DATA
販売者:非公開
生産年月:NO DATA
入手年月:2013年9月
賞味期限:2014年2月28日
ロットナンバー:NO DATA
測定時間:43200秒
重量:144.1
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:<3.0Bq/kg
セシウム134:<2.5Bq/kg
カリウム40:796±188Bq/kg


※今年の9月30日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。




 

2013年10月20日日曜日

有機メープルシロップ・アメリカ(2013年)アリサン有限会社

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本日は、クロスチェックをさせていただきました食品の測定結果についてです。
食品名は、「有機メープルシロップ」
産地は、「アメリカ」
製造者及び販売者は、「アリサン有限会社」


カナダ産のメープルシロップは軒並みセシウム137だけですが、1~2Bq/kg程度が検出されております。
では、他の産地のメープルシロップはどうなのか?
せとうち市民放射能測定所の大塚さんと相談していたところ、
アメリカ産のメープルシロップが不検出であったと聞いたことがあり、急遽測定してみようという話になりました。
結果としては、グレーっぽい判定となりましたので、当方でもクロスチェックをさせていただくこととなりました。


それでは、測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134は不検出ですが、137は検出と判断しました。


(判定方法)
600keV近辺にわずかなピークが確認できますが、796keV、802keVにはピークは確認できません。
662keVには、ピークが確認できます。

この度の測定結果では・・・

天然核種の
「カリウム40」
「タリウム208」

 人工核種の
「セシウム137」


の検出と判断します。
アメリカ産のメープルシロップであれば、不検出であったとの報告例がありましたので、
大丈夫だろうと思っておりました。
ですが、662keVにピークが確認できますので、セシウム137はアメリカ産のものでも
存在している可能性があることが分かりました。
すべてのメープルシロップに、セシウム137が存在すると言い切れるものではないのですが、
カナダ産では、どのメーカーのものでもほぼセシウム137のみですが検出されているので、
アメリカ産のメープルシロップであれば大丈夫ではないのか?
という希望にかけておりましたが残念な結果です。
なお、充填量は1Lに満たないため、数値は参考程度としてください。



商品名:有機メープルシロップ
産地:アメリカ
製造者:アリサン有限会社
製造工場:NO DATA
販売者:アリサン有限会社
生産年月:NO DATA
入手年月:2013年10月10日
賞味期限:2015年12月
ロットナンバー:NO DATA
測定時間:43200秒
重量:908.0
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:0.884±0.592Bq/kg
セシウム134:<0.4Bq/kg
カリウム40:62.1±16.4Bq/kg


※今年の10月17日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。