2014年6月30日月曜日

木灰・国産(2014年)アイテムショップいち屋

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本日は、堆肥扱いの測定結果についてです。
商品名は、「木灰」
産地は、「国産」
製造者及び販売者は、「アイテムショップいち屋」

国産の木灰が、普通にネットショップで取り扱われているとのことで、気になっているとのことでご依頼がありました。

木質ペレットを燃焼させて灰にした結果、放射性セシウムが52~280倍程度濃縮されると言われております。
「木質ペレット及びストーブ燃焼灰の放射性セシウム濃度の調査結果及び木質ペレットの当面の指標値の設定等について」
http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/riyou/121102.html

「アイテムショップいち屋」のAmazonによる商品
http://goo.gl/2FYhpV

それでは、測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム137及びセシウム134共に不検出と判断しました。

 (判定方法)
600keV付近にはピークが確認できますが、796keV、802keVにはピークが確認できません。
662keVには、ピークが確認できます。

この度の測定結果では・・・

天然核種
「カリウム40」
「鉛214」(ウラン系)(微量)
「ビスマス214」(ウラン系)(微量)
「鉛212」(トリウム系)
「アクチニウム228」(トリウム系)
「タリウム208」(トリウム系)

人工核種
「セシウム137」

の検出と判断いたします。
セシウム137はしっかりとピークが確認できておりますが、
セシウム134についてはピークが確認できません。
したがってセシウム137は検出、セシウム134は誤検出で不検出と判断させて頂きました。

なお、天然核種については「カリウム40」以外では、「トリウム系」と微量の「ウラン系」が検出されております。
セシウム134について「誤検出」となっているため、セシウム137の値から幾らか引かれておりますが、
スペクトルから天然核種もほどほどに存在しているため、差し引きで考えますと、
算出されておりますセシウム137の値は遜色のないものではないかなと思われます。

また、セシウム134が検出されなかったことから、過去の大気圏内核実験やチェルノブイリ原発事故の影響を受けたものであり、今回の原発事故の影響は軽微であったものと推測します。

測定名:木灰
産地:国産
製造者:アイテムショップいち屋
製造工場:アイテムショップいち屋
販売者:アイテムショップいち屋
生産年月:不明
入手年月:2014年5月
賞味期限:NO DATA
ロットナンバー:NO DATA
測定時間:43200秒
重量:957.4
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:64.1±13.73Bq/kg
セシウム134:22.6±5.24Bq/kg(誤検出)(<0.6Bq/kg)
カリウム40:1660±345Bq/kg

※2014年5月27日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。

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長時間測定を行うことによりノイズの平滑化を行い、計数を稼いでいます
ピークは有りそうなのに検出されていない場合等では、必要な際はゲルマニウム測定による確定が必要になります
その1:「おのみち -測定依頼所-」の測定室の環境について

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2014年6月29日日曜日

土壌(花壇の土)・岐阜県(2014年)

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本日は、ご依頼のありました土壌の測定結果についてです。
測定品名は、「土壌(花壇にあった土)」
採取地は、「岐阜県多治見市住吉町」

岐阜県多治見市の花壇にあった土とのことです、。
先日の家庭菜園の土と同じく現状の土壌について知っておきたいとのことからのご依頼でした。

「土壌(家庭菜園の土)・岐阜県(2014年)」


それでは、測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及び137共に不検出と判断しました。

 (判定方法)
605keV、796keV、802keVにピークが確認できません。
662keVにも、ピークが確認できません。

この度の測定結果では・・・


天然核種
「カリウム40」
「鉛214」(微量)(ウラン系)
「ビスマス214」(微量)(ウラン系)
「鉛212」(トリウム系)
「アクチニウム228」(トリウム系)
「タリウム208」(トリウム系)

の検出と判断します。

家庭菜園の土と同じく、
セシウム134及び137のピークが確認できませんので、共に誤検出と判断させていただきました。
天然核種についても同じように「カリウム40」の他に「ウラン系(微量)」と「トリウム系」の核種が検出されております。
こちらについても、世界中の土壌にもともと存在しているものですし、多量に存在しているという結果でもないため問題はないものと思われます。

なお、過去の大気圏内核実験やチェルノブイリ原発事故等で、「セシウム137」については、福島第一原子力発電所の事故前から日本中どの土壌からも5~10Bq/kgは検出されてもおかしくはないです。
ですので、今回の結果から考えますと、安心できる土壌(花壇の土)ではないかなと推測します。

商品名:土壌(花壇にあった土)

産地:岐阜県多治見市住吉町
製造者:岐阜県多治見市住吉町
販売者:NO DATA

採取年月:平成26年5月
賞味期限:NO DATA

ロットナンバー:NO DATA
測定時間:43200秒
重量:108.8
g
測定容器:V-7容器(85ml)
解析精度:3σ
セシウム137:12.1±4.59(誤検出)(<2.1Bq/kg)
セシウム134:19.0±6.21(誤検出)(<2.2Bq/kg)
カリウム40:499±127Bq/kg


※2014年5月25日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。

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ピークは有りそうなのに検出されていない場合等では、必要な際はゲルマニウム測定による確定が必要になります
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2014年6月28日土曜日

生しいたけ(菌床)(長崎県・1)(2014年) 「みんなのデータサイト広範囲単品測定プロジェクト」

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本日は、 「みんなのデータサイト広範囲単品測定プロジェクト」による食品の測定結果についてです。
食品名は、「生しいたけ(菌床)」
産地は、「長崎県雲仙市吾妻町」
製造者は、「吾妻椎茸生産組合」
販売者は、「株式会社エブリイ 尾道新浜店」

「みんなのデータサイト広範囲単品測定プロジェクト」による「生しいたけ」の測定です。
「生しいたけ」は、現在10品測定予定で、今回の結果は7品目となります。

『みんなのデータサイト 広範囲単品測定プロジェクト 2014』のご案内
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2014/04/2014_19.html

購入した場所はこちらになります。

「生鮮壱番館 エブリイ尾道新浜店」
http://www.super-every.co.jp/tenpo/info.html?qID=1580


それでは、測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134は不検出と判断しましたが、
セシウム137は微量ですが検出と判断しました。

 (判定方法)
605keV、796keV、802keVにはピークが確認できません。
662keVには、ピークが確認できます。

この度の測定結果では・・・

天然核種
「カリウム40」

人工核種
「セシウム137」(微量)

の検出と判断します。
セシウム134はピークが確認できませんので、不検出と判断させていただきました。
ですが、セシウム137についてはピークが確認できますので、微量ですが検出と判断しております。
天然核種については「カリウム40」以外はほぼ存在しないと言ってもよい結果であります。
結果としてセシウム134のピークが確認できないことから、
福島第一原子力発電所の事故によるものとは言えません。
また、セシウム137の存在量からは、福島第一原子力発電所の事故以前より存在していた可能性が高く、
この程度の量であれば以前より食していたものではないかなと思われます。

商品名:生しいたけ(菌床)
産地:長崎県
製造者:吾妻椎茸生産組合
製造工場:吾妻椎茸生産組合
販売者:株式会社エブリイ 尾道新浜店
生産年月:2014年6月26日
入手年月:2014年6月26日
賞味期限:NO DATA
ロットナンバー:NO DATA
測定時間:36000秒
重量:922.2g

測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:<0.3Bq/kg
セシウム134:<0.3Bq/kg
カリウム40:67.6±18.1Bq/kg


2σの結果はこちら
セシウム137:0.321±0.277Bq/kg
セシウム134:<0.2Bq/kg
カリウム40:67.6±16.6Bq/kg

※2014年6月28日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。
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2014年6月27日金曜日

土壌(家庭菜園の土)・岐阜県(2014年)

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本日は、ご依頼のありました土壌の測定結果についてです。
測定品名は、「土壌(家庭菜園をしている土)」
採取地は、「岐阜県多治見市住吉町」

岐阜県多治見市で家庭菜園をされているとのことです。
現状の土壌について知っておきたいとのことからのご依頼でした。

それでは、測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及び137共に不検出と判断しました。

 (判定方法)
605keV、796keV、802keVにピークが確認できません。
662keVにも、ピークが確認できません。

この度の測定結果では・・・


天然核種
「カリウム40」
「鉛214」
「ビスマス214」
「鉛212」
「アクチニウム228」
「タリウム208」

の検出と判断します。

セシウム134及び137のピークが確認できませんので、共に誤検出と判断させていただきました。
また、天然核種として「カリウム40」の他に「ウラン系」と「トリウム系」の核種が検出されておりますが、
世界中の土壌にもともと存在しているものですし、多量に存在しているという結果でもないため問題はないものと思われます。
なお、過去の大気圏内核実験やチェルノブイリ原発事故等で、「セシウム137」については、日本中どの土壌からも5~10Bq/kgは検出されてもおかしくはないことを申し添えておきます。
ですので、今回の結果から考えますと、安心できる土壌(家庭菜園の土)ではないかなと推測します。

商品名:土壌(家庭菜園をしている土)

産地:岐阜県多治見市住吉町
製造者:岐阜県多治見市住吉町
販売者:NO DATA

採取年月:平成26年5月
賞味期限:NO DATA

ロットナンバー:NO DATA
測定時間:43200秒
重量:119.9
g
測定容器:V-7容器(85ml)
解析精度:3σ
セシウム137:10.8±4.13(誤検出)(<1.9Bq/kg)
セシウム134:18.1±5.80(誤検出)(<2.0Bq/kg)
カリウム40:446±114Bq/kg


※2014年5月24日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。



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2014年6月26日木曜日

生しいたけ(原木)(岡山県・3)(2014年) 「みんなのデータサイト広範囲単品測定プロジェクト」

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本日も、 「みんなのデータサイト広範囲単品測定プロジェクト」による食品の測定結果についてです。
食品名は、「生しいたけ(原木)」
産地は、「岡山県」
製造者及び販売者は、「有限会社蟹田平牧場」

「みんなのデータサイト広範囲単品測定プロジェクト」による「生しいたけ」の測定です。
「生しいたけ」は、現在10品測定予定で、今回の結果は6品目となります。

『みんなのデータサイト 広範囲単品測定プロジェクト 2014』のご案内
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2014/04/2014_19.html

購入した場所はこちらになります。

「そごう広島店本館大食品館エブリディB1F 蟹田平牧場」
http://www.mapion.co.jp/phonebook/M02001/34101/0825127873-001/


それでは、測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム137及びセシウム134共に不検出と判断しました。

 (判定方法)
605keV、796keV、802keVにはピークが確認できません。
662keVにも、ピークが確認できません。

この度の測定結果では・・・

天然核種
「カリウム40」

のみの検出と判断します。
セシウム137及び134共に、ピークが確認できませんので不検出と判断させていただきました。
天然核種も「カリウム40」以外はほぼ存在しないと言ってもよい結果でありますので、とても良い「椎茸(原木)」であると思われます。

商品名:生しいたけ(原木)
産地:岡山県
製造者:有限会社蟹田平牧場
製造工場:有限会社蟹田平牧場
販売者:有限会社蟹田平牧場
生産年月:2014年6月23日
入手年月:2014年6月23日
賞味期限:NO DATA
ロットナンバー:NO DATA
測定時間:36000秒
重量:999.8g

測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:<0.3Bq/kg
セシウム134:<0.3Bq/kg
カリウム40:51.8±14.5Bq/kg


※2014年6月25日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。

=====================================

・Facebookファンページについて
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トラブル防止のため、利用料等は口座振り込みをご利用ください
「利用料口座の開設」と「広告用チラシの刷新」について

・長時間測定を可能にするために、測定室の環境整備を行っています
長時間測定を行うことによりノイズの平滑化を行い、計数を稼いでいます
ピークは有りそうなのに検出されていない場合等では、必要な際はゲルマニウム測定による確定が必要になります
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2014年6月25日水曜日

要望書の提出について(平成26年6月25日):ツネイシカムテックス株式会社様

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本日、平成26年6月25日付で、「ツネイシカムテックス株式会社」様に対して
「西日本測定所ネットワーク構成員賛同者一同」が要望書を提出いたしました。

以下に要望書の内容を抜粋いたします。

*************************************************************************
平成26年6月25日

ツネイシカムテックス株式会社
代表取締役社長 篠原 幸一 様

西日本測定所ネットワーク構成員賛同者一同

拝啓 
初夏の候ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
御社が廃棄物業界においてリーダー的地位にあること、また、安定かつ将来性のある経営姿勢に敬意を表し信頼しております。
さて、放射能測定につきましては、2011年福島第一原子力発電所の事故をきっかけに、より正確な結果の情報公開が地域生活のみならず日本で生活するうえで安心を確保するためにも欠かせません。
つまり生産活動、消費活動の上で、日本全体の問題として考える機会が増えてきているため、御社のリサイクル事業による製品名「アークサンド」の製造における原材料及び製品について、有害物質のみならず定期的に放射能も測定し数値を公表することが非常に重要であると考えております。
つきましては、地域の不安解消のためにも次のとおり、ご要望いたします。
敬具

要 望

1.ツネイシカムテックス株式会社福山工場での、製品名「アークサンド」の製造に関わる原材料及び製品の放
射能測定結果を測定下限値まで含めて、月一回以上公開するよう要望いたします。

2.更なる安心を確保するため、当ネットワークの構成員より製品名「アークサンド」の製造に関わる原材料及
び製品の放射能測定を行いたい旨の要求があった場合は、その要求に応じて検体提供して頂くよう要望いたします。

上記2点を西日本測定所ネットワークとして要望いたします。

*************************************************************************

なお、上記要望に対して回答期限を設けさせていただいております。
回答期限は1か月後の「平成26年7月25日」としました。

皆様には「西日本測定所ネットワーク」が、「ツネイシカムテックス株式会社」様に対して
要望をしていることがあることを知って頂き、広く伝えて頂ければと思います。

よろしくお願いいたします。


〇「アークサンド」とは

「彩の国資源循環工場彩の国資源循環工場」
焼却灰リサイクル
市町村や事業者から排出される焼却灰を原料に路盤石などに利用される人工砂を製造
http://www.pref.saitama.lg.jp/page/901-20091218-69.html

又はこちらを
「【人工砂(アークサンド)の特長】」
http://www.kamtecssaitama.co.jp/sand.html


〇その他
リサイクル事業となり、関係法令は「リサイクル処理関係法」であり、
産業廃棄物処理法の適用はなく規制は受けないとのことです。
また、放射性物質の基準値は、ツネイシカムテックス社の基準として
「100Bq/kgを超える物は受け入れない」と伺っております。

ですが、受け入れ廃棄物の放射能測定結果は、今のところ公表の予定はないとのことです。
委託を受けて処理をするので、放射能測定については委託先に任せているとのこと。
(有害物質のことについても同じく、今のところ公表の予定はないとのことです。)

ツネイシカムテックス株式会社の福山工場内には、
「RT-50」という放射能測定器のγ線スペクトロメーターを設置済みとのことでした。

----------------------------------------------------
※追記です
IWJさんによる録画配信です。
こちらも一度拝聴いただければと思います。

「ツネイシカムテックス視察報告会
 ~福山工場が、建設を計画している新型の産廃処理施設の見学・説明会参加者による報告会~
 ガレキ「焼成」で福山の環境どうなる? 」
http://www.ustream.tv/recorded/48755482
----------------------------------------------------

要望書












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2014年6月24日火曜日

牛乳(放牧の牛乳)・島根県(2014年)株式会社ライブストック 奥出雲牧場

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本日も、ご依頼のありました食品の測定結果についてです。
食品名は、「牛乳(放牧の牛乳)」
産地は、「島根県仁多郡奥出雲町八川」
製造者及び販売者は、「株式会社ライブストック 奥出雲牧場」

限りなく自然に近い状態で、自然の厳しさもそのままで育てておられる牛からの乳とのことです。
測定を続けることで分かってきたことでもありますが、
福島第一原子力発電所の事故以前よりセシウム137のみですが、ホットスポット的な箇所が都道府県を問わず、はっきりと分かっていなくて知らないだけで存在しているようです。

奥出雲牧場の牛乳を取り扱っている販売店様等を分かる範囲ですがご紹介しておきます。

「自然食品の店 ひなたぼっこ」
http://www.kobe-hinatabokko.com/products/243/

「奥出雲ごこち」
http://www.okuizumogokochi.jp/4136

「ランラン牧場」
http://www.okuizumo.ne.jp/~oroch_loop/ranran.htm

******************************************
連絡先等のみ転記しておきます。

生産牧場
〒699-1811 島根県仁多郡奥出雲町八川2500
(株)ライブストック 奥出雲牧場
TEL&FAX 0854-47-0039

販売店
奥出雲ランラン牧場
(道の駅奥出雲おろちループ隣※施設外観参照)
アイスクリーム屋
TEL 0854-52-2324(ご予約承ります)
営業時間 9時~17時(営業日不定期)
******************************************

低温殺菌+ノンホモの牛乳となります。
実際に飲んでみた感想ですが、
低温殺菌処理はされておりますが、絞ったありのままというものであり、
想いやりファームさんの「想いやり生乳」に近い印象を受けました。
また、生乳に含まれている脂肪分がそのまま封入されているようで、
それでいて飲み口はすっきりとすーっと体に受け入れられていくような感じを覚えております。
市販の牛乳みたいに、匂いは全くなく「白い水」という印象を受けました。

それでは、測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム137及びセシウム134共に不検出と判断しました。

 (判定方法)
605keV、796keV、802keVにはピークが確認できません。
662keVにも、ピークが確認できません。

この度の測定結果では・・・

天然核種
「カリウム40」

のみの検出と判断します。
セシウム137及び134共にピークが確認できません。
したがってセシウム131及び134共に不検出と判断させて頂きました。
なお、天然核種も「カリウム40」以外はほぼ無いと言える結果であり、とても良い「牛乳」であると考えられます。

商品名:牛乳(放牧の牛乳)
産地:島根県仁多郡奥出雲町八川
製造者:株式会社ライブストック 奥出雲牧場
製造工場:株式会社ライブストック 奥出雲牧場
販売者:株式会社ライブストック 奥出雲牧場
生産年月:2014年5月
入手年月:2014年5月
賞味期限:2014年5月24日
ロットナンバー:NO DATA
測定時間:43200秒
重量:1024.6
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:<0.3Bq/kg
セシウム134:<0.3Bq/kg
カリウム40:33.0±10.1Bq/kg

※2014年5月23日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。

=====================================
・Facebookファンページについて
おのみち -測定依頼所-」のFacebookのファンページを作成しました
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・利用料等の口座を開設しました
トラブル防止のため、利用料等は口座振り込みをご利用ください
「利用料口座の開設」と「広告用チラシの刷新」について

・長時間測定を可能にするために、測定室の環境整備を行っています
長時間測定を行うことによりノイズの平滑化を行い、計数を稼いでいます
ピークは有りそうなのに検出されていない場合等では、必要な際はゲルマニウム測定による確定が必要になります
その1:「おのみち -測定依頼所-」の測定室の環境について

・非電化工房へ長時間測定についてお問い合わせ内容等
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2014年6月23日月曜日

生しいたけ(菌床)(鹿児島県・1)(2014年) 「みんなのデータサイト広範囲単品測定プロジェクト」

0 件のコメント:
本日も、 「みんなのデータサイト広範囲単品測定プロジェクト」による食品の測定結果についてです。
食品名は、「生しいたけ(菌床)」
産地は、「鹿児島県」
製造者は、「さつまきのこ園」
販売者は、「株式会社ハローズ 南松永店」

「みんなのデータサイト広範囲単品測定プロジェクト」による「生しいたけ」の測定です。
「生しいたけ」は、現在10品測定予定で、今回の結果は5品目となります。

『みんなのデータサイト 広範囲単品測定プロジェクト 2014』のご案内
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2014/04/2014_19.html

それでは、測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム137及びセシウム134共に不検出と判断しました。
(しかし、注意書きさせて頂きます。)

 (判定方法)
605keV、796keV、802keVにはピークが確認できません。
662keVには、ピークが確認できません。しかし若干あるようにも見えます。

この度の測定結果では・・・

天然核種
「カリウム40」

のみの検出と判断します。
セシウム134については、ピークが確認できませんので不検出と判断させていただきました。
セシウム137については、ピークが確認できませんが、ほんの少しだけ有るようにも見えますが、結果としては不検出と判断させて頂いております。
ですので通常の3σ(精度99.7%)による結果とは別に1σ(68.3%)の結果も今回は掲載しております。
なお、もし有ったとしても、この程度の汚染は福島第一原子力発電所の事故以前よりあったものではないかと推測されます。

商品名:生しいたけ(菌床)
産地:鹿児島県
製造者:さつまきのこ園
製造工場:さつまきのこ園
販売者:株式会社ハローズ 南松永店
生産年月:2014年6月22日
入手年月:2014年6月22日
賞味期限:NO DATA
ロットナンバー:NO DATA
測定時間:36000秒
重量:980.2g

測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:<0.3Bq/kg
セシウム134:<0.3Bq/kg
カリウム40:66.8±17.9Bq/kg


解析精度:1σ(68.3%)
セシウム137:0.214±0.148Bq/kg
セシウム134:<0.1Bq/kg
カリウム40:66.8±14.9Bq/kg

※2014年6月23日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。

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ピークは有りそうなのに検出されていない場合等では、必要な際はゲルマニウム測定による確定が必要になります
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2014年6月22日日曜日

生しいたけ(菌床)(徳島県・1)(2014年) 「みんなのデータサイト広範囲単品測定プロジェクト」

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本日は、 「みんなのデータサイト広範囲単品測定プロジェクト」による食品の測定結果についてです。
食品名は、「生しいたけ(菌床)」
産地は、「徳島県名西郡」
製造者は、「JA名西郡」
販売者は、「MATE三成店」

「みんなのデータサイト広範囲単品測定プロジェクト」による「生しいたけ」の測定です。
「生しいたけ」は、現在10品測定予定で、今回の結果は4品目となります。


『みんなのデータサイト 広範囲単品測定プロジェクト 2014』のご案内
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2014/04/2014_19.html

それでは、測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム137は検出、セシウム134は不検出と判断しました。


 (判定方法)
605keV、796keV、802keVにはピークが確認できません。
662keVには、ピークが確認できました。

この度の測定結果では・・・

天然核種
「カリウム40」

人工核種
「セシウム137」

の検出と判断します。
セシウム134については、ピークが確認できませんので不検出と判断させていただきました。
セシウム137については、ピークが確認できておりますので検出と判断させて頂いております。
当方の測定から、菌床しいたけからの検出は初です。
しいたけの移行率として、
→菌床0.5
→原木2.0
と言われております。
菌床の元になった原料の汚染が1.0Bq/kgと推測されますが、
セシウム134のピークが確認できませんので、福島第一原子力発電所の事故以前の影響を受けているのではないかと思われます。

商品名:生しいたけ(菌床)
産地:徳島県名西郡
製造者:JA名西郡
製造工場:JA名西郡
販売者:MATE三成店
生産年月:2014年6月20日
入手年月:2014年6月20日
賞味期限:NO DATA
ロットナンバー:NO DATA
測定時間:36000秒
重量:980.2g

測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:0.487±0.405Bq/kg
セシウム134:<0.3Bq/kg
カリウム40:73.9±19.2Bq/kg



※2014年6月21日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。

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2014年6月21日土曜日

松葉(乾燥・粉砕)・山梨県(2014年)

0 件のコメント:
本日は、堆肥扱いの測定結果についてです。
商品名は、「松葉(乾燥・粉砕)」
産地は、「山梨県南都留郡冨士河口湖町」
製造者及び販売者は、「自然」

松葉にはセシウムが付着しやすいようですので、
一つの目安として測定しておきたいとのことからのご依頼でした。

それでは、測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム137は検出、セシウム134は不検出と判断しました。

 (判定方法)
600keV付近にピークは確認できますが、796keV、802keVにはピークが確認できません。
662keVには、ピークが確認できます。

この度の測定結果では・・・

天然核種
「カリウム40」
「ビスマス214」
「ベリリウム7」

人工核種
「セシウム137」

の検出と判断します。
セシウム137のピークはしっかりと確認できますが、セシウム134はあるようには見えません。
また、他に天然核種のビスマス214が微量ながらも存在しているようで、セシウム137が少し過大に検出されている可能性はあります。
なお、天然核種として珍しい核種の「ベリリウム7」も検出されております。

測定名:松葉(乾燥・粉砕)
産地:山梨県南都留郡冨士河口湖町
製造者:自然
製造工場:自然
販売者:自然
生産年月:2014年5月
入手年月:2014年5月
賞味期限:NO DATA
ロットナンバー:NO DATA
測定時間:43200秒
重量:313.3
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:1.85±1.24Bq/kg
セシウム134:<0.9Bq/kg
カリウム40:120±35.6Bq/kg

参考までに1σの結果も出しております。
セシウム137:1.85±0.660Bq/kg
セシウム134:0.503±0.400Bq/kg
カリウム40:120±27.8Bq/kg

との結果です。
セシウム137とセシウム134の比率で言いますと、今現在で0.374の割合で存在すると言われております。
1.85×0.374=0.6919Bq/kg
ですので、概ね近い値にはなっております。
やはり313.3gしか充填できていないため、もう少し粉砕して充填量を上げて正確に測定してみたいと考えております。

※2014年5月22日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。








*************************
(後日粉砕後の結果)

測定時間:43200秒
重量:377.5
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:1.39±1.00Bq/kg
セシウム134:<0.8Bq/kg
カリウム40:133±36.6Bq/kg

スペクトルからみますと、

天然核種
「カリウム40」
「ビスマス214」
「ベリリウム7」

人工核種
「セシウム137」
「セシウム134」

の検出と判断します。
セシウム137のピークは変わらず確認できます。
粉砕処理後はセシウム134のピークも確認できるようになりました。
また、前回の結果と同じく他にも天然核種のビスマス214が微量ながらも存在しているようで、セシウム137が少し過大に検出されている可能性はあります。
珍しい天然核種の「ベリリウム7」も同じように検出されております。

参考までに2σの結果も出しております。
セシウム137:1.39±0.761Bq/kg
セシウム134:0.866±0.683Bq/kg
カリウム40:133±33.3Bq/kg

との結果です。
セシウム137とセシウム134の比率で言いますと、今現在で0.374の割合で存在すると言われております。
1.39×0.374=0.51986Bq/kg
ですので、少し高めに出ているか、セシウム137の減算がききすぎてセシウム137の値が少なくなってしまっている可能性があります。
更なる粉砕処理後においても、やはり充填量が0.37と少ないので値がばらついてしまうのは仕方のないことであると考えられます。


※※※※※ここからはご質問がありましたことについての追記となります※※※※※

充填することの出来る量が増えたことによって
→換算係数が1に近くなる(濃度が小さくなる)
→放射線を出す元が増加する(濃度が上がる)

粉砕して小さくすると、セシウム137の濃度が小さくなるというのは、
セシウム137の定量に影響してくる他の放射線の量も増えたためと考えられます。
充填量を上げることで安定した測定になっていくのですが、
他の核種の影響も強く受けるようになってしまうため、難しい部分もあるようです。


> 前回の松葉の測定の時のように、
> さらに再粉砕したものが、最初と比べてやや下った原因と似ているのでしょうかね?
> 検体が細かくなる時と少し似ていて、
> 計測時間が長くなるにつれて
> 「他の核種からの影響」も加算されてくるのかもしれませんね。
> ですから「消える」ということはなくて、
> 埋もれて、下ってはいくけど、
> そこにあり、数値も正しさに近い、という「読み」でいいのではないかと思い
> ます。


長時間測定を行うことで、時間における放射線を感知した値が平均化されてくることで、
間違いが少ないであろう数値に近づいてきます。
信州放射能ラボ所有のゲルマニウム半導体検出器の検出効率は0.6%とおっしゃられておりました。
つまり、検体が放射線を1000回放出したら6回感知する感度という話です。
検体が1000gあると仮定しますと、1000秒間に6回感知すると1Bq/kgという話です。

当方所有のNaIによる3インチシンチでは、ざっと計算しますと2.5%程度のようです。
つまり、検体が放射線を1000回放出したら25回感知する感度のようです。
同じく検体が1000gあると仮定しますと、1000秒間に25回感知したら1Bq/kgという話ですね。
ただ、NaIは他の核種の影響もありますので減算するという手間が複雑です。

さて、ここでお問い合わせの内容ですが、
そのまま1L充填した場合と再粉砕して1Lマリネリ容器に充填した場合の違いは次の通りです。
1リットルマリネリ容器は凹の形をしております。
一番検出効率の良い個所は内側に面した部分となります。
粉砕前も粉砕後も、一番検出効率の良い部分にはもちろん充填されております。
粉砕することでその部分の密度もあがります。
ですが、一番充填されますのは空間のある部分です。
実は検出器から離れれば離れるほど効率が悪くなりますので、
充填率が上がれば効率が良い部分も悪い部分も密度が上がりますが、
一番充填される部分が、効率の悪い部分でもあったりしますので、
充填率を上げると測定した際、他の天然核種の影響も増え数値が下がるとともに、
粉砕前と粉砕後の測定の効率が実際は悪くなると推測される部分があります。

では、粉砕せずに充填すれば検出されやすいのかと言いますとそうでもなく。
充填率を上げますと検出する放射線の数は増えますので微量の汚染の場合は充填率を出来るだけ上げる方が良いと考えられます。


※※※※※※※※追記終わり※※※※※※※※※※※※





※2014年5月26日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。


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