花と野菜の培養土・産地不明（2014年）株式会社コクド・カルチャー

本日は、自主測定という形の堆肥（培養土）の測定結果についてです。
商品名は、「花と野菜の培養土」
産地は、「不明」
製造者及び販売者は、「株式会社コクド・カルチャー」

小学校の児童が使用する花壇や鉢の土とのことです。

昨年、奈良県内の小学校で使用する堆肥を4つ測定したところ、
そのうち1つからセシウム137とセシウム134合算で約200Bq/kg程度の汚染された堆肥が発見されたとの話もあります。
一度確認して、おきたかったため自主測定という形でお願いさせて頂き快諾いただけました。

「株式会社コクド・カルチャー」
（企業データベースより）
http://www.hiwave.or.jp/kennaikigyou/677.html

それでは、測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム137及びセシウム134共に不検出と判断しました。

 （判定方法）
600keV付近にピークは確認できますが、796keV、802keVにはピークが確認できません。
662keVには、ピークが確認できません。

この度の測定結果では・・・

天然核種
「カリウム40」
「ビスマス214」（ウラン系）
「鉛214」（ウラン系）
「タリウム208」（トリウム系）
「アクチニウム228」（トリウム系）
「鉛212」（トリウム系）

の検出と判断します。
セシウム134及びセシウム137についてはピークが確認できないため、共に不検出と判断させていただきました。
なお、過去の大気圏内核実験やチェルノブイリ原発事故等で全国的に、どの地域でも5～10Bq/kg程度のセシウム137は検出されております。
そう考えますと、今回の培養土の結果はとても良いものであると思われます。
現在の堆肥等の基準値は「400Bq/kg」です。今回の「培養土」につきましては基準を超えることもなく、セシウム137及び134共に不検出とのけっかですので、安心して使える「培養土」であると判断いたします。

商品名：花と野菜の培養土

産地：不明

製造者：株式会社コクド・カルチャー
製造工場：株式会社コクド・カルチャー

販売者：株式会社コクド・カルチャー

生産年月：2014年

入手年月：2014年5月
賞味期限：NO DATA

ロットナンバー：NO DATA

測定時間：43200秒
重量：723.0g
測定容器：1Lマリネリ容器（全量充填）
解析精度：3σ
セシウム137：7.42±2.04Bq/kg（誤検出）（＜0.5Bq/kg）
セシウム134：9.67±2.47Bq/kg（誤検出）（＜0.5Bq/kg)
カリウム40：315±70.8Bq/kg

※２０１４年５月８日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体（このロット）を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。

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