地点名は、「千葉県松戸市常盤平・しらかし公園」
千葉県松戸市については、採取者の方が市役所と交渉され、その結果合計10地点の公園の測定をさせて頂きました。
今回で松戸市の10公園の内、9地点目です。
また、その測定結果もPDFファイルにしてMAPにされていますので併せてご紹介いたします。
https://www.facebook.com/hiroyuki.yamamoto.5661/posts/957546374332771
当方の「みんなのデータサイト」で比較対象可能な土壌測定の「22検体目」となります。
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現在、「みんなのデータサイト」では「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト」を実行中です。
まだまだ採取土壌が足りておりませんので皆様のご協力をお待ちしております。
まずは、2015年度(2016年3月)までに1700地点の採取及び測定を目標としております。
「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト」
http://www.minnanods.net/soil/
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(測定風景)
「野帳」は次の通りです。
(測定結果)
(判定方法:スペクトルからのピーク)
セシウム134
605keV:○
796keV:○
セシウム137
662keV:○
カリウム40
1461keV:○
[ウラン系]
鉛214
242keV、295keV、352keV:△
ビスマス214
609keV:○
1120keV:△
[トリウム系]
鉛212
239keV:○
アクチニウム228
338keV:○
911keV、965keV:○
タリウム208
583keV:○
861keV:○
この度の測定結果では
天然核種
「カリウム40」
「鉛212」(トリウム系)
「アクチニウム228」(トリウム系)
「タリウム208」(トリウム系)
「鉛214」(ウラン系)(微量)
「ビスマス214」(ウラン系)(微量)
人工核種
「セシウム137」
「セシウム134」
の検出と判断いたします。
セシウム137については、662keVにピークが確認できます。
セシウム134については、605keV、796keV共にピークが確認できます。
結果として、
セシウム137及びセシウム134共に検出と判断しました。
(まとめ)
天然核種の「カリウム40」、トリウム系(「鉛212」「アクチニウム228」「タリウム208」)を微量、
ウラン系(「鉛214」「ビスマス214」)を微量、
人工核種の「セシウム137」「セシウム134」を検出と判断しました。
今回の結果から±の範囲を無視して、放射性セシウムの比率を考えますと
セシウム137:44.8Bq/kg
セシウム134:16.6Bq/kg
↓
セシウム137:セシウム134=44.8:16.6=1:0.37053571...
となります。
平成27年9月現在の放射性セシウム比率は「1:0.246」と言われておりますので、
セシウム134が「高め」に検出されております。
±の範囲を最大にとって考えますと、
セシウム137=44.8+9.56=54.36
セシウム134=16.6-3.74=12.86
↓
セシウム137:セシウム134=54.36:12.86=1:0.23657100...
±の範囲を逆の方に最大にとって考えますと、
セシウム137=44.8-9.56=35.24
セシウム134=16.6+3.74=20.34
↓
セシウム137:セシウム134=35.24:20.34=1:0.57718501...
となりますので、
放射性セシウムの比率は
0.23657100~0.37053571~0.57718501
の範囲に収まると推測されます。
放射性セシウムの比率が±で考えますと、若干高めには出ていますが理論値内に収まっていると推測されます。
この原因は、天然核種のウラン系が若干と、トリウム系が測定結果から含まれていることが分かっております。
なお、ウラン系よりもトリウム系の天然核種の存在の方が多いようです。
よって、セシウム134の測定結果が高くなっているものを推測されます。
結果としては、福島第一原子力発電所の事故由来と考えても問題はないものと推測されます。
「みんなのデータサイト」にも土壌測定結果を公表しております。
検体IDは「5704」です。
公開URLは次の通りです。
http://www.minnanods.net/mrdatasoilget/mds2/5704
地点名:千葉県松戸市常盤平・しらかし公園
調査年月:2015年9月6日
測定時間:43200秒
重量:1179.1g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:44.8±9.56Bq/kg
セシウム134:16.6±3.74Bq/kg
カリウム40:333±72.4Bq/kg
※スペクトルデータは、「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト」に帰属しますので
公表とさせていただきます。
※2015年9月18日の測定結果です。
重量:1179.1g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:44.8±9.56Bq/kg
セシウム134:16.6±3.74Bq/kg
カリウム40:333±72.4Bq/kg
※スペクトルデータは、「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト」に帰属しますので
公表とさせていただきます。
※2015年9月18日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。
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機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。
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・長時間測定を可能にするために、測定室の環境整備を行っています
長時間測定を行うことによりノイズの平滑化を行い、計数を稼いでいます
ピークは有りそうなのに検出されていない場合等では、必要な際はゲルマニウム測定による確定が必要になります
その1:「おのみち -測定依頼所-」の測定室の環境について
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その2:測定室内の遮蔽状況
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