2013年2月26日火曜日

こんにゃく(群馬県産)

尾道市内の小学校給食に群馬県産のこんにゃくが使われていると情報提供を受けましたので、
学校給食について安心を確保するために、入手できる食材でクロスチェックの意味も含めて行いました。
(本来は、使用した食材の提供を受けて行うべきなのですが、まだそこまで交渉は進んでおりません)

今年度、尾道市では、国のモニタリング事業で、学校給食の放射能測定事業を行っています。
来年度以降は、国の事業が終われば実施するかは未定となるようです。
なので現在、学校給食の担当の方とどのような形でお話をしていけるか検討中ではあります。

尾道市「学校給食モニタリング事業について」
http://www.city.onomichi.hiroshima.jp/www/info/detail.jsp?id=4448
(第1回目の給食食材に群馬県産と山梨県産のこんにゃくがあります)


測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及びセシウム137共にピークは確認できません。
よって、セシウム137、セシウム134共に「検出なし」と判断しました。
※Ver1.5.9にソフトウェアをアップデートしましたが、検出下限が見えない、スペクトルの表示が変わった等あります。
現在、非電化さんに改善を要望しております。


(判定方法)
600keV付近ににピークが確認できます。ですが796keV,802keVにピークは確認できません。
よって600keV付近はビスマス214と判定します。
662keVにはピークは確認できません。

この度の測定結果では、
天然核種のビスマス214と、カリウム40がごくわずかの検出と判定します。
とりあえず、群馬県産のこんにゃくは安心できる食材と言えると思います。
次回は群馬県産つながりで、マンナンライフのこんにゃくぜりー等測ってみたいと思います。

測定時間:43200秒
重量:1,108.0g
測定容器:全量充填

解析精度:3σ
セシウム137:<0.4Bq/kg
セシウム134:<0.3Bq/kg
カリウム40 :5.5±4.0Bq/kg
(※この度の測定から、バックグラウンドのcpsが6~7cpsの環境で測定しております。
これにより、検出下限値が今までより低く出来ると期待しております。)


※放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安全を保障するものでもありません。





2 件のコメント:

  1. とても魅力的な記事でした。
    また遊びに来ます!!

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    1. 投資の初心者さま

      ありがとうございます。
      いつでも遊びに来てください^^

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