2013年4月18日木曜日

ブナシメジ(ホクト株式会社)

本日は、ご依頼のありました「ブナシメジ」の測定結果です。
販売者は「ホクト株式会社」で、
産地は「福岡県」です。
ホクト株式会社といえば、自主測定をされている会社ですね。
http://www.hokto-kinoko.co.jp/kn_en/hinsitu/no01.php

さてその結果、どうなるのか気になるところです。


それでは測定結果です。


測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及びセシウム137共にピークは確認できません。
よって、セシウム134、セシウム137共に「検出なし」と判断しました。

(判定方法)
605keV、796keV、802keVにはピークが確認できません。
662keVにもピークが確認できません。
この度の測定結果では、

天然核種の「カリウム40」の検出

となりました。
前日のしいたけと比べると、疑問点はないスペクトルとなりました。

商品名:ブナシメジ
産地:福岡県
製造者:ホクト株式会社
販売者:ホクト株式会社
生産年月:NO DATA
賞味期限:NO DATA
ロットナンバー:NO DATA
測定時間:43200秒
重量:698.0g
測定容器:1Lマリネリ(全量充填)

解析精度:3σ
セシウム137:<0.6Bq/kg
セシウム134:<0.5Bq/kg
カリウム40 :89.3±22.9Bq/kg
 
 
 
 ※今年の4月12日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。






7 件のコメント:

  1. 放射能の自主検査は
    福岡産は対象外です。測られていません。
    菌床栽培です。
    菌床に、国産の米ぬかが混ぜられています。

    ここの物は、測定を続ける必要が有りそうですネ。

    A

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  2. 少し説明不足でした。
    福岡産の場合は、きのこの放射能測定はされていない様です。
    菌床の原料の内、宮城・新潟・長野・静岡の産地の物は測られています。

    米ぬかに付いては、菌床に混ぜられています。
    菌床の場合は200Bq/Kgが規制値です。
    農水省の通達を張り付くて置きます。コピーして検索して下さい。

    http://www.rinya.maff.go.jp/j/tokuyou/shiitake/pdf/120830_2.pdf

    A



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    1. いつもありがとうございます。
      福岡産のきのこは自主測定されていないのですね。
      ホクトのサイトを見る限り、

      >玄米で放射性物質が検出されていない地域の米ぬかを選定しています

      とあります。
      菌床、メーカーさんには特に注意してもらいたいですね。

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  3. 米ぬかの件です。

     玄米を精米した、米ぬかにはセシウムが50%~90%移行すると言われています。
    精米歩留まりは、90%ですから、10%の米ぬかに50%のセシウムが移行したら5倍になります。

    例)10Bq/Kgの玄米1Kgを精米すれば,5Bq/Kgの米ぬかが100g取れます。
     これをKgに換算すれば、50Bq/Kgになります。

     規制値以下の玄米でも、米ぬかのセシウム濃度は5倍以上になります。

     また、1年を通して供給が不足していますので、「汚染の高い所と低い所の物を
    ブレンドして使う様に」と指導が有ったようです。

     菌床きのこは、産地は関係なく測定が必要だと思います。

    A

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    1. 了解いたしました。
      ずっと悩ましい状況が続きそうですね^^;

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  4. たんばみき2013年5月23日 22:04

    ちょっとたちよったものです。測定値の公開ありがとうございます。
    読み進めています。

    コメントから、汚染のあるものとないものを混ぜて使えと指導…てなことがあるのはビックリです。もう、汚染なしのものだけではできないくらいに汚染が多いということでしょうか、悲しい現実です。

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    1. たんばみき さま

      お立ち寄りいただき、そしてコメントまでありがとうございます。
      測定値を公開していますのは、安心できる食品を知って頂きたいためです。
      営利を目的としてはおらず、
      1.子どもの未来を守るため
      2.生産者・販売者の未来を守るため

      のためです。
      食品を測定し、結果を公表することで
      ○「安心」という価値が付いてきます
      ○みらいのある子どもを「守る」ことにつながります

      ですので、ぜひぜひ見ていってください。
      よろしくお願いします。
      汚染なしのものではできないことはないのですが、汚染があってもそれを認めないのようなものでしょうか?
      少しぐらい問題ない。自分たちは責任取らないから、子どもにとらせればよい。
      私はそんなイメージを受けてしまいます。

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