2013年7月4日木曜日

土壌(山梨県南都留郡富士河口湖町)

本日は、ご依頼のあった土壌の測定結果についてです。
土地名は「山梨県南都留郡富士河口湖町」です。
山梨県でも一部ホットスポットがあると依頼者の方から伺いました。
また、ガイガーカウンターと比べてどう違うのかその差を見てみたいとの話でもあります。


それでは、測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及び137は共に検出と判断しました。


 (判定方法)
605keV、796keV、802keVにピークが確認できます。
662keVにもピークが確認できます。
この度の測定結果では・・・

天然核種
「カリウム40」
「鉛212」(トリウム系)
「アクチニウム228」(トリウム系)
「タリウム208」(トリウム系)
「鉛214」(ウラン系)
「ビスマス214」(ウラン系)
 
 
人工核種
「セシウム137」
「セシウム134」
 
 
の検出との結果となりました。
天然核種も見えますが、西日本ほどの量ではないようです。
そのため、セシウムのピークもしっかりと確認できております。
しかし、天然核種の影響で、セシウム137及び134共に若干多く検出されているようです。
なお、「セシウム137:セシウム134」の比が概ね「1:0.5」のため、
福島原発事故由来の汚染と考えて間違いはないようです。


測定品:土壌
土地名:山梨県南都留郡富士河口湖町
採取年月:2013年6月9日
測定時間:43200秒
重量:120.0g
測定容器:V-7容器(85ml)
解析精度:3σ
セシウム137:15.5±5.7Bq/kg
セシウム134:7.8±3.6Bq/kg
カリウム40 :187.0±57.3Bq/kg



※今年の6月22日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。
 






 

2 件のコメント:

  1. やっぱり、出ましたネ。
    山梨県内で、数箇所 測らないと解らないでしょうが、
    ホットスポットと言うより、県全体的な汚染かな?と言う
    イメージですが、どうでしょう?

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    1. 東部側で家庭菜園をされていた方の野菜類から出荷停止になる程度の汚染野菜が出た事もあるようです。
      富士山が有りますので、そういったホットスポットも有るのかなと感じでした。

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