2015年2月16日月曜日

麦茶(江戸麦茶)・産地不明(2014年産)株式会社常陸屋本舗

本日は、ご依頼のありました食品の測定結果についてです。
食品名は、「麦茶(江戸麦茶)」
産地は、「不明」
製造者及び販売者は、「株式会社常陸屋本舗」

以前ご紹介しました時の結果はこちら

「江戸麦茶(茨城県産)2011年度」
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2013/03/2011.html

上記以降、見ていなかったので現在はどうなっているのかなと、ご依頼者の方から提供があり
測定させて頂きました。
なお、以前測定した商品のパッケージとは違います。原材料の産地も違います。
大麦としか分かりませんので、単純な比較は無理ですがご参考までに。

「株式会社常陸屋本舗」
http://www.hitachiya-honpo.co.jp/index.html

「商品のページ」
http://www.hitachiya-honpo.co.jp/html/MU_sai1.html

「以前測定した商品ノページ」
http://www.hitachiya-honpo.co.jp/html/MU_sai3.html






それでは、測定結果です。

 (判定方法:スペクトルからのピーク)
セシウム134
605keV:×
796keV:×

セシウム137
662keV:×

カリウム40
1461keV:○

[ウラン系]
鉛214
242keV、295keV、352keV:×

ビスマス214
609keV:×
1120keV:×

[トリウム系]
鉛212
239keV:×

アクチニウム228
338keV:×
911keV、965keV:×

タリウム208
583keV:×
861keV:×

この度の測定結果では

天然核種
「カリウム40」

のみの検出と判断いたします。

セシウム137については、662keVにピークが確認できません。
セシウム134については、605keV、796keV共にピークが確認できません。
結果として、
セシウム137及びセシウム134共に不検出と判断しました。

(まとめ)
天然核種のカリウム40のみを検出と判断しました。
人工核種については、ピークが見えないため不検出と判断しました。
放射性セシウムに関しては検出されるほどのものでもなく、
安心して麦茶にして飲むことのできる「江戸麦茶」であると思われます。

食品名:麦茶(江戸麦茶)
産地:産地不明
製造者:株式会社常陸屋本舗
製造工場:株式会社常陸屋本舗 F1
販売者:株式会社常陸屋本舗
生産年月:2014年
入手年月:2014年12月
賞味期限:2016年8月20日
ロットナンバー:NO DATA
製造所固有記号:F1
測定時間:43200秒
重量:606.1
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:不検出(<0.5Bq/kg)
セシウム134:不検出(<0.5Bq/kg)
カリウム40:136±34.1Bq/kg
※ご依頼者の方より、スペクトルも公開OKとご連絡を頂きました。
ありがとうございます。

※2015年1月9日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。

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