2015年7月1日水曜日

レポート:「核のゴミ」について考える市民勉強会-HKB47勉強会IN岡山

本日は、2015年6月27日(土)に行われました「「核のゴミ」について考える市民勉強会-HKB47勉強会IN岡山」についてのレポートとなります。
(箇条書きとなりますが、ご了承ください。)

質疑応答の中で、廃棄物処理における質問もさせて頂きました。
その後、詳しいAさんから情報提供を受けましたので、最後の方にご紹介しています。

-「核のゴミ」について考える市民勉強会-
HKB47勉強会IN岡山
「日本が”核のゴミ捨て場”になる日-震災がれき問題の実像」
(告知ブログ)
http://blogs.yahoo.co.jp/ueda_beck/13085717.html

日時:2015年6月27日(土)13:30~17:00(開場13:00)
会場:岡山コンベンションセンター 407会議室(定員50名)
岡山市北区駅元町14-1 TEL086-214-1000(代表)
講師:沢田嵐氏
(ブログ”あざらしサラダ”管理人&「市民放射能測定センター」(Cラボ)ボランティアスタッフ)
※「HKB47」は沢田氏が管理人を務める情報共有コミュニティの名称です
「HKB47=廃棄物 47都道府県」とのこと。

ゲスト:庭山由紀氏(元群馬県桐生市市議)
参加費:500円(施設、機器使用料)(当日受付)
【プログラム】
13:00    開場
13:30-15:30 沢田嵐「日本が”核のゴミ捨て場”になる日-震災がれき問題の実像」
15:30-15:45 休憩
15:45-16:15 庭山由紀さんのお話
16:15-16:45 参加者との質疑応答、ディスカッション
17:00    閉会
17:30-20:00 交流会(「スペインバル パタータ」http://patata0314.wix.com/patata )

以下箇条書きとなります。
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13:30-15:30
沢田嵐「日本が”核のゴミ捨て場”になる日-震災がれき問題の実像」
放射能の専門家でもなければ、廃棄物の専門家でもない。
4年間の活動のまとめを
川崎で仕事中に震災にあった
地震で命を落とすとは思わなかった
東北での巨大な津波
数日後に福島第一原子力発電所の事故
まだ原発事故の収束の目途が立っていない
4年前3月17日に
プールの使用済み核燃料を冷やすために自衛隊のヘリ
ヘリから水をまいていたのを見たとき、深い絶望感
緊急に計画停電
関東に単身赴任中
川崎の自宅に帰らずにそのまま名古屋に
家族の顔を見たとき安堵
無関心であると、自分や家族の生存権を脅かされるなと
市民放射能測定センター(Cラボ)の話
4年間の住民運動で分かったことを1冊の本に
高田さんより本にして読んでもらったらと助言もあり
→震災事故前の放射性廃棄物処理
100ベクレル以下でも厳重管理
→全国にばらまかれる汚染廃棄物
滋賀県・鳥取県
→日本列島が「核のゴミ捨て場」
原発安全神話が崩れたため、放射能安全神話を広めたかった
→震災がれき広域処理のスタート
→最初に手を挙げた川崎市
→福島のがれきを受入れて処理
→放射性物質汚染対処特措法
良い部分もあるがその部分は使われていない(東電に頼むと東電はしなければならないというような文がある)
→広域処理体制の構築 要請
→広域処理の問題は本当にマイナーな問題だった
→地方議員を通じて「声」を反映
仕事かと思うほど、寝る間も惜しんで勉強した
→問題点を整理して議員に説明
→国会議員との面談・大きな助言
→災害廃棄物処理特措法
3年間で1.1兆円
→環境省による強引な調査
→「受入れ」しか選べない三択
→住民や自治体に情報非公開
→「受入れ」反対の住民運動
→愛知県内全市町村が「白紙」回答
→ごみ処理現場の実態調査
→震災がれきの化学物質汚染
→倒壊家屋のがれきも多くアスベスト汚染
広域処理が止まらない
リサイクル
→クリアランスレベルの設定
→がれき処理費用は全額国負担

→愛知県が環境省に送った回答
→愛知県のがれき受入れ計画
→土砂や農地を「がれき」として処理
420万トンもがれきが減ったのに、広域処理が止まらない
広域処理の説明ができない
→減らない「広域処理必要量」
岩手県・宮城県
岩手県のがれき総量が減っても、広域処理する量は減らない・・・
予約している?
→「試験焼却」
→愛知県内の全市町村が「NO」回答
→循環型社会形成推進交付金
プラスして(復旧・復興枠)の交付金ができる
→東京が受け入れた震災がれき
→富山が受け入れた震災がれき
2011年11月には交付金申請?
2012年2月に住民に受入れ説明
→新潟が受け入れた震災がれき
→大阪が受け入れた震災がれき
復旧・復興枠を押し付けた?
→福岡が受け入れた震災がれき

予算消化しなければいけない・・・?
→被災地以外に9割が交付された「震災復興特別交付税」
→岩手県がれき処理事業費住民訴訟
→岩手県が開示した「黒塗り」資料
→岩手県がれき処理住民監査請求
国が全額負担しているので、岩手県に監査請求はなじまないのでという理由で棄却
→放射性廃棄物処理の法規制
→放射性廃棄物処理の二重規制
8,000Bq /kg
100Bq/kg
8,000~100,000Bq/kg
管理型処分場
100,000Bq/kg以上は
→福島県田村市の除染問題
多重下請けによる不法投棄と責任回避
環境省に通報もした、指導はしたがよくわからなかった
民間放送局に情報提供
7次下請けが民家の土地に埋めていることが分かった
→福島県鮫川村の焼却炉問題
地権者に無断で実験用施設を整備
→指定廃棄物処理でも「過大見積」
→指定廃棄物の再利用
→愛媛県伊方原発の廃棄物
クリアランス(100Bq/kg)以下は産廃処理
→静岡県浜岡原発の廃棄物
48万4600トンを産廃処分
→茨城県東海原発の廃棄物処理
10万Bq/kg以下は敷地内に埋設処理
→原子炉等規制法の再改正か
「クリアランスレベル」の規制緩和
→原発解体時の廃棄物の処理
原子力規制長が処分ルール化を検討

通常の方法で解体処理すると
原発1基で約50万トン
日本にある原発すべてを解体する場合は2700万トンになる

→「核のゴミ」の新たなルールづくり
→規制緩和で処理コストが更に削減
→「条件付きクリアランス」の導入
クリアランスレベル規制緩和への布石
有識者会議→3,000Bq/kg以下であれば・・・
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15:30~休憩
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15:45~
庭山さん
群馬県生まれ群馬県育ち
桐生市の元市議
4年間市議をさせてもらった
最初は被曝防御すれば住んでいけると思った
1年たって・・・普通の生活になっていた
母乳から放射性セシウム
市役所の前に献血車
桐生市は放射能汚染された地域
福島差別だと炎上
母子避難中
原発が爆発したと議会内で言うとそんなことはないと言われた
空間線量とか、この単位はなんなの?
普段は0とか1とかの機関から3万とか4万とかの数値が出ましたと公表があった
21階とかの空間線量(モニタリングポスト)で、この数値は大丈夫だとか言われる
最初使っていた空間線量計で高い値が出たというと、お前らの使っているものは安物だからと言われ
群馬大学で使っている空間線量で測ると高い値が出る
2011年8月から給食の測定を始めた
愛知県の民間測定所に。
すべてNDとなりおかしいと思い問い合わせると、検出されていた物の値は高いので公表していないとの話
風評被害になるからと
役場で管理している→管理しているところを見たことない。見せて→普通の汚泥処理場にブルーシートをかけて管理している
8,000Bq/kg以下のもの
8,000Bq/kg以上のものは?どこにあるか分からない。
流通規制のかかった食べ物(当時は500Bq/kg)、放射性物質なんてなんてことはない、そこに山積みにして皆さんにどうぞと配布した。すぐになくなったよ。
がれきのこと、献血のこと等で議員を首になった

桐生市に、給食は危険なのでお弁当を持たせたい。という人が数名はいた。
給食は強制ではないので、お弁当を持っていくことは問題はない。
PTAのお母さん方にも話をして、お弁当の持参もOKですと広報誌に書かせてもらおうとしたらダメと言われた
このまま桐生市にいていいのかな・・・
夏休みに西に旅行した。
長野県と岡山県
息子と娘がいる
娘の血液検査の数値が悪かった
息子は中高一貫校で、そのまま残りたい
娘と2人で岡山へ
岡山県の土壌測定した→不検出だった
避難してきたのに帰らなければならなくなった人がだんだんとでてきた
理由
→お金が無くなってきた
→母子避難してきて、お父さんがノイローゼになってきた
→初期被曝してきているので、その影響か体調を崩してきて子供を守れなくなってきた

私自身も資金が尽きてきている。
避難者への支援を継続してお願いしたい。

群馬県の健康被害が最近頻発してきていると感じている
心筋梗塞、鼻血
息子に、首筋に乾燥肌、手首に湿疹、顔に物もらいや汗疹
息子におかしくない?と聞いても聞いてくれない
関東や東北の方からいろいろなゴミが運ばれてきているという話も聞く
健康な人を守るという方向で
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16:15~
質疑応答

Aさんから質疑応答タイムの資料

守田さんからの質問内容等
→これからどのようにこういった問題を進めていくのか。戦略。またはその苦労は
国は住民が動く前に、早め早めに動いてくる
300年ぐらいは頑張って安全にその場所で管理するというのを共通認識にしたいと思っていただければと

→産業廃棄物として処理しているものについて、どこの産廃がどこに行っているのか秘密裏にしているよう
どうにかわかる方法はないものか?
各都道府県の産廃業者への広報

許可証はDLできる
契約書の内容
県が入ってくれば法律を根拠に開示も可能ではないかと

守田さん
→原発事故によって、原発の稼働が止まった。西日本は東日本に助けられているという認識をもって

※後日、詳しい情報提供を頂きました。
Aさんありがとうございます!!
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カムテックスについて少し検索してみると瓦礫で株価が上がるほど儲けたタケエイと
業務提携するとの報道を見つけました。
http://www.morningstar.co.jp/msnews/news?rncNo=1164600

以外にもタケエイ関係の情報を少し古いですが下記にお知らせいたします。
これについて個人的に危惧するところは、カムテックスに対してさらなる種々廃棄物が
入ってくるのではという危機感です。これは先日の沢田さんのお話にもつながるのではないでしょうか。
■タケエイ、がれき処理落札
http://www.morningstar.co.jp/msnews/news;jsessionid=3B12748976393531827D67B841DF3E98?rncNo=660467&newsType=stock

また、所持している許可証はここで閲覧、ダウンロード可能です。
http://www2.sanpainet.or.jp/zyohou/index_u2.php?UserID=00997

以上、取り急ぎのご連絡でした。
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