商品名は、「レギュラーコーヒー・コーヒー豆(アラビカ豆)」
産地は、「ブラジル&コロンビアのブレンド」
製造者及び販売者は、「珈琲まめ工房株式会社」
放射能測定については、地道に一つ一つ結果を集めていくことで、全体像を把握できるようになります。
中でもコーヒー豆については、「測定数が少なく」、まだ全体の傾向は分からないと言えます。
注意点の一つとして、コーヒー豆は
1.充填した際の重量が小さい
2.カリウムが多く含まれている(放射性カリウム40が多い)
上記2点から、測定下限値が下がりにくい食品の一つです。
当方の測定器(NaIシンチレーション式)では、できるだけ正確な値で測定を行おうとしますと、
測定下限値が「1.0Bq/kg程度」にしかなりません。
そのため、ゲルマニウム半導体検出器によるクロスチェックも行いました。
=クロスチェック先=
「NPO法人新宿代々木市民測定所」
http://www.sy-sokutei.info/
まずは、当方「おのみち -測定依頼所-」からの測定結果をご覧ください。
(測定風景)
(測定結果)
判定方法:スペクトルからのピーク
セシウム134
605keV:○
796keV:×
セシウム137
662keV:×
カリウム40
1461keV:○
[ウラン系]
鉛214
242keV、295keV、352keV:×
ビスマス214
609keV:○
1120keV:△
[トリウム系]
鉛212
239keV:×
アクチニウム228
338keV:×
911keV、965keV:△
タリウム208
583keV:○
861keV:△
この度の測定結果では
天然核種
「カリウム40」
「ビスマス214」(ウラン系)
「タリウム208」(トリウム系)
の検出と判断いたします。
セシウム137については、662keVにピーク確認できません。
セシウム134については、605keVにピークが確認できますが、796keVにピークが確認できません。
結果として、セシウム137及びセシウム134共に不検出と判断しました。
(まとめ)
天然核種の「カリウム40」、ウラン系(「ビスマス214」)、トリウム系(「タリウム208」)
の検出と判断しました。
1Lの充填量が「345.6g」と少なく、また、「カリウム40が579±130Bq/kg」と多く検出されているため、
測定下限値が、セシウム137で「0.9Bq/kg」となりました。
ソフトウェア上では測定下限値が0.9Bq/kgですので、測定結果からは0.9Bq/kg以下の値に存在している可能性は否めません。
今までの「検出された」というデータから、セシウム137は0.3Bq/kg近辺で検出されるのでは?と推定しました。
食品名:レギュラーコーヒー・コーヒー豆(アラビカ豆)
産地:ブラジル&コロンビアのブレンド
製造者:珈琲まめ工房株式会社
製造工場:珈琲まめ工房株式会社
販売者:珈琲まめ工房株式会社
生産年月:2015年
入手年月:2015年8月20日
***他のコーヒー豆の測定結果から推測***
今回の充填量とカリウム40の値によるスペクトルグラフでは、「0.3Bq/kg程度」の検出となるのではと考えました。
正確な情報を提供したいと考えてましたので、ゲルマニウム半導体検出器によるクロスチェックを行いました。
**クロスチェック先を検討した結果**
検体が2L強あったことから、素晴らしい精度で下限値をかなり低い値まで測定していただける「NPO法人新宿代々木市民測定所」様へお願いしました。
(※測定結果の公表については許可をいただいております。)
(長文お読みいただき有り難うございます。感謝。)
※2015年8月21日の測定結果です。
(ゲルマニウム半導体検出器の測定結果は、2015年9月19日です。)
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。
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産地は、「ブラジル&コロンビアのブレンド」
製造者及び販売者は、「珈琲まめ工房株式会社」
放射能測定については、地道に一つ一つ結果を集めていくことで、全体像を把握できるようになります。
中でもコーヒー豆については、「測定数が少なく」、まだ全体の傾向は分からないと言えます。
注意点の一つとして、コーヒー豆は
1.充填した際の重量が小さい
2.カリウムが多く含まれている(放射性カリウム40が多い)
上記2点から、測定下限値が下がりにくい食品の一つです。
当方の測定器(NaIシンチレーション式)では、できるだけ正確な値で測定を行おうとしますと、
測定下限値が「1.0Bq/kg程度」にしかなりません。
そのため、ゲルマニウム半導体検出器によるクロスチェックも行いました。
=クロスチェック先=
「NPO法人新宿代々木市民測定所」
http://www.sy-sokutei.info/
まずは、当方「おのみち -測定依頼所-」からの測定結果をご覧ください。
(測定風景)
(測定結果)
判定方法:スペクトルからのピーク
セシウム134
605keV:○
796keV:×
セシウム137
662keV:×
カリウム40
1461keV:○
[ウラン系]
鉛214
242keV、295keV、352keV:×
ビスマス214
609keV:○
1120keV:△
[トリウム系]
鉛212
239keV:×
アクチニウム228
338keV:×
911keV、965keV:△
タリウム208
583keV:○
861keV:△
この度の測定結果では
天然核種
「カリウム40」
「ビスマス214」(ウラン系)
「タリウム208」(トリウム系)
の検出と判断いたします。
セシウム137については、662keVにピーク確認できません。
セシウム134については、605keVにピークが確認できますが、796keVにピークが確認できません。
結果として、セシウム137及びセシウム134共に不検出と判断しました。
(まとめ)
天然核種の「カリウム40」、ウラン系(「ビスマス214」)、トリウム系(「タリウム208」)
の検出と判断しました。
1Lの充填量が「345.6g」と少なく、また、「カリウム40が579±130Bq/kg」と多く検出されているため、
測定下限値が、セシウム137で「0.9Bq/kg」となりました。
ソフトウェア上では測定下限値が0.9Bq/kgですので、測定結果からは0.9Bq/kg以下の値に存在している可能性は否めません。
今までの「検出された」というデータから、セシウム137は0.3Bq/kg近辺で検出されるのでは?と推定しました。
食品名:レギュラーコーヒー・コーヒー豆(アラビカ豆)
産地:ブラジル&コロンビアのブレンド
製造者:珈琲まめ工房株式会社
製造工場:珈琲まめ工房株式会社
販売者:珈琲まめ工房株式会社
生産年月:2015年
入手年月:2015年8月20日
賞味期限:2016年7月16日
ロットナンバー:NO DATA
測定時間:43200秒
重量:345.6g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ(測定精度99.7%)
セシウム137:不検出(<0.9Bq/kg)
セシウム134:不検出(<0.9Bq/kg)
カリウム40:579±130Bq/kg
重量:345.6g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ(測定精度99.7%)
セシウム137:不検出(<0.9Bq/kg)
セシウム134:不検出(<0.9Bq/kg)
カリウム40:579±130Bq/kg
***他のコーヒー豆の測定結果から推測***
今回の充填量とカリウム40の値によるスペクトルグラフでは、「0.3Bq/kg程度」の検出となるのではと考えました。
正確な情報を提供したいと考えてましたので、ゲルマニウム半導体検出器によるクロスチェックを行いました。
**クロスチェック先を検討した結果**
検体が2L強あったことから、素晴らしい精度で下限値をかなり低い値まで測定していただける「NPO法人新宿代々木市民測定所」様へお願いしました。
(※測定結果の公表については許可をいただいております。)
(クロスチェック先の測定結果)
「NPO法人新宿代々木市民測定所」様
測定器:BSI社製ゲルマニウム半導体検出器 (GCD-70200)
測定日:2015年9月19日
測定時間:180,000秒(50時間)
重量:733.0g
測定容器:2Lマリネリ容器
解析精度:3σ
セシウム137:不検出(<0.07Bq/kg)
セシウム134:不検出(<0.07Bq/kg)
(まとめ)
セシウム137及びセシウム134共に、0.07Bq/kgを検出限界として「不検出」との結果となりました。
これは本当に嬉しい誤算でした。
検出限界を0.07Bq/kgとして、不検出となったコーヒー豆を見つけました!
しかし、このお話には後日談があります。
「NPO法人新宿代々木市民測定所」のKさんから、
***********************
→「他社製品の「コロンビア・ブラジル産」では、セシウム137が検出されました。」
→「3種類のコーヒーを購入して、自主測定しましたがいずれもセシウム137を検出しました。」
***********************
とのご報告を頂いております。
この結果は、NPO法人新宿代々木市民測定所のHPで出そうと思っていらっしゃるとのこと。
・・・ですので、
→「コロンビア産だから」
→「ブラジル産だから」
という理由で
「検出されないコーヒー豆である」
という結論にはなりません。
今回のコーヒー豆は、検出されなかった「奇跡のコーヒー豆」なのかもしれません。
測定するコーヒー豆が、
→コロンビアの「どこの地域」
→ブラジルの「どこの地域」
なのかをしっかりと把握してデータを蓄積していく必要があります。
また、冒頭でも記述しましたが、「測定している検体数が絶対的に少ない」ため、
傾向を把握するにはしっかりとしたデータを蓄積していく必要があると考えております。
ただし、コーヒー豆については、当方の測定(NaIシンチレーション式)では、
冒頭の2つの理由(軽い・カリウム多い)により測定下限値が1.0Bq/kg近辺までしか下げることが難しいですので、
ゲルマニウム半導体検出器による測定が望ましいと考えております。
「NPO法人新宿代々木市民測定所」様
測定器:BSI社製ゲルマニウム半導体検出器 (GCD-70200)
測定日:2015年9月19日
測定時間:180,000秒(50時間)
重量:733.0g
測定容器:2Lマリネリ容器
解析精度:3σ
セシウム137:不検出(<0.07Bq/kg)
セシウム134:不検出(<0.07Bq/kg)
(まとめ)
セシウム137及びセシウム134共に、0.07Bq/kgを検出限界として「不検出」との結果となりました。
これは本当に嬉しい誤算でした。
検出限界を0.07Bq/kgとして、不検出となったコーヒー豆を見つけました!
しかし、このお話には後日談があります。
「NPO法人新宿代々木市民測定所」のKさんから、
***********************
→「他社製品の「コロンビア・ブラジル産」では、セシウム137が検出されました。」
→「3種類のコーヒーを購入して、自主測定しましたがいずれもセシウム137を検出しました。」
***********************
とのご報告を頂いております。
この結果は、NPO法人新宿代々木市民測定所のHPで出そうと思っていらっしゃるとのこと。
・・・ですので、
→「コロンビア産だから」
→「ブラジル産だから」
という理由で
「検出されないコーヒー豆である」
という結論にはなりません。
今回のコーヒー豆は、検出されなかった「奇跡のコーヒー豆」なのかもしれません。
測定するコーヒー豆が、
→コロンビアの「どこの地域」
→ブラジルの「どこの地域」
なのかをしっかりと把握してデータを蓄積していく必要があります。
また、冒頭でも記述しましたが、「測定している検体数が絶対的に少ない」ため、
傾向を把握するにはしっかりとしたデータを蓄積していく必要があると考えております。
ただし、コーヒー豆については、当方の測定(NaIシンチレーション式)では、
冒頭の2つの理由(軽い・カリウム多い)により測定下限値が1.0Bq/kg近辺までしか下げることが難しいですので、
ゲルマニウム半導体検出器による測定が望ましいと考えております。
※2015年8月21日の測定結果です。
(ゲルマニウム半導体検出器の測定結果は、2015年9月19日です。)
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。
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・Facebookファンページについて
「おのみち -測定依頼所-」のFacebookのファンページを作成しました
皆様の「いいね!」をよろしくお願いいたします
・利用料等の口座を開設しました
トラブル防止のため、利用料等は口座振り込みをご利用ください
「利用料口座の開設」と「広告用チラシの刷新」について
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・利用料等の口座を開設しました
トラブル防止のため、利用料等は口座振り込みをご利用ください
「利用料口座の開設」と「広告用チラシの刷新」について
・長時間測定を可能にするために、測定室の環境整備を行っています
長時間測定を行うことによりノイズの平滑化を行い、計数を稼いでいます
ピークは有りそうなのに検出されていない場合等では、必要な際はゲルマニウム測定による確定が必要になります
その1:「おのみち -測定依頼所-」の測定室の環境について
長時間測定を行うことによりノイズの平滑化を行い、計数を稼いでいます
ピークは有りそうなのに検出されていない場合等では、必要な際はゲルマニウム測定による確定が必要になります
その1:「おのみち -測定依頼所-」の測定室の環境について
その2:測定室内の遮蔽状況
・非電化工房へ長時間測定についてお問い合わせ内容等
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