2015年9月18日金曜日

土壌・岡山県総社市1(2015年)みんなのデータサイト土壌測定プロジェクト10

土壌の測定結果についてです。
みんなのデータサイトの「土壌測定プロジェクト」と同条件で採取しています。
また、東日本土壌測定プロジェクトの対象となる17都県ではありませんが、同条件で採取しておりますので、
結果を比較することが可能となっております。

地点名は、
→「岡山県総社市」
(※特異点としています。)

(測定風景)



「野帳」は次の通りです。

(測定結果)
(判定方法:スペクトルからのピーク)
セシウム134
605keV:○
796keV:×

セシウム137
662keV:×

カリウム40
1461keV:○

[ウラン系]
鉛214
242keV、295keV、352keV:○

ビスマス214
609keV:○
1120keV:○

[トリウム系]
鉛212
239keV:○

アクチニウム228
338keV:○
911keV、965keV:○

タリウム208
583keV:○
861keV:○

ベリリウム7
478keV:○

この度の測定結果では

天然核種
「カリウム40」
「鉛214」(ウラン系)(微量)
「ビスマス214」(ウラン系)(微量)
「鉛212」(トリウム系)
「アクチニウム228」(トリウム系)
「タリウム208」(トリウム系)
「ベリリウム7」

の検出と判断いたします。
セシウム137については、662keVにピークが確認できません。
セシウム134については、605keVにピークが確認できますが、796keVにピークが確認できません。
結果として、
セシウム137及びセシウム134共に不検出と判断しました。

(まとめ)
天然核種のカリウム40、トリウム系に微量のウラン系、ベリリウム7
を検出と判断しました。
放射性セシウムについては、ピークが確認できないため不検出と判断しております。
なお、トリウム系の天然核種は砂のような土壌に多いと言われております。

採取場所が濃縮されやすい場所と言われていますので、「特異点」としております。
検体IDは「5504」です。
公開URLは次の通りです。
http://www.minnanods.net/mrdatasoilget/mds2/5504

地点名:岡山県総社市1
調査年月:2015年7月27日
測定時間:43200秒
重量:1054.8
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ(精度:99.7%)
セシウム137:誤検出であり不検出(<0.6Bq/kg)
セシウム134:誤検出であり不検出(<0.5Bq/kg)
カリウム40:1010±211Bq/kg

※2015年8月3日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。

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