2016年1月25日月曜日

玄米(ひとめぼれ「吾妻の輝き」)・福島県福島市(2015年)新ふくしま農業協同組合:ゲルマクロスチェック結果有

本日は、NPO法人ふくしま30年プロジェクトで測定された検体を、
当方でクロスチェックさせて頂きました食品の測定結果についてです。
商品名は、「玄米(ひとめぼれ「吾妻の輝き」)」
産地は、「福島県福島市」
製造者及び販売者は、「新ふくしま農業協同組合」

福島県福島市の2015年産の玄米となります。

=クロスチェック元=
「NPO法人ふくしま30年プロジェクト」
http://fukushima-30year-project.org/

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【NPO法人ふくしま30年プロジェクト様の測定結果】

測定器:PGT社製ゲルマニウム半導体検出器(NIGC16190SD)
測定日:2015年11月20日
測定時間:14400秒(4時間)
重量:870.0g
測定容器:1Lマリネリ容器
セシウム137:0.7114387±0.1694732Bq/kg
セシウム134:不検出(検出限界放射能0.42Bq/kg)
カリウム40:77.01563±4.343758Bq/kg
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当方「おのみち -測定依頼所-」からの測定結果は次のとおり。
(測定風景)


(検体情報)
食品名:玄米(ひとめぼれ「吾妻の輝き」)
産地:福島県福島市
製造者:新ふくしま農業協同組合
製造工場:新ふくしま農業協同組合
販売者:新ふくしま農業協同組合
生産年月:2015年(精米年月日:2015年11月6日)
入手年月:2015年11月11日
賞味期限:NO DATA
ロットナンバー:NO DATA

(測定結果)

測定日:2015年12月3日
測定時間:43200秒
重量:832.1
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ(測定精度99.7%)
セシウム137:0.699±0.456Bq/kg
セシウム134:不検出(<0.3Bq/kg)
カリウム40:56.8±15.6Bq/kg

(判定方法)
セシウム134
605keV:×
796keV:×

セシウム137
662keV:○

カリウム40
1461keV:○

[ウラン系]
鉛214
242keV、295keV、352keV:×

ビスマス214
609keV:×
1120keV:×

[トリウム系]
鉛212
239keV:×

アクチニウム228
338keV:×
911keV、965keV:×

タリウム208
583keV:×
861keV:×

(まとめ)
天然核種
「カリウム40」

人工核種
「セシウム137」

を検出と判断しました。
なお、「NPO法人ふくしま30年プロジェクト様」との測定結果と
当方の測定結果を比べてみます。
「セシウム137の値について」
ほぼ同程度の値となっております。

「セシウム134の値について」
共に不検出と判断しております。
平成27年12月現在の「セシウム137:セシウム134=1:0.228」と言われております。
「NPO法人ふくしま30年プロジェクト様」の測定結果から、
福島第一原子力発電所の事故の影響で、セシウム134がもし存在するとすれば
「0.71×0.228=0.16188Bq/kg」
程度の値になるかと推測されます。

「カリウム40の値について」
若干当方の値が低くなっておりますが、±の範囲で考えますと範囲内に入っているとも言えますので、
定性的に合致していると言えます。

市民測定所間のクロスチェックは大事であると考えておりますので、今後も積極的に行っていきたいと考えております。

※2015年12月3日の測定結果です。
(ゲルマニウム半導体検出器の測定結果は、2015年11月20日です。)
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。

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