2013年8月20日火曜日

続報:緑茶(かりがね茶)・広島県世羅郡世羅町及び鹿児島県・JA尾道市西大田製茶工場

本日は、先日公表しました測定の続報についてです。
食品名は、「緑茶(かりがね茶)」
産地は、「広島県世羅郡世羅町及び鹿児島県」
製造者及び販売者は、「JA尾道市西大田製茶工場」

広島県世羅郡世羅町産のお茶が50%
鹿児島県産のお茶が50%
前回の測定結果がこちらになります。

http://onomichi-labo.blogspot.jp/2013/08/ja.html
測定時間を延長して259200秒(72時間)まで測定を行いました。


それでは、測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及び137は共に不検出と判断しました。



 (判定方法)
605keV、796keV、802keVにピークは確認できません。
662keVにもピークは確認できません。


この度の測定結果では・・・

天然核種
「カリウム40」


のみ検出との結果となりました。
前回の結果で見えていた600keV付近のごくわずかのピークですが、
時間を長くすることで見えなくなってしまいました。
なぜなのか?
理由は測定時間を長くすることで、放射線の検出数が(積算)が増えていきます。
この検出数ですが、バックグラウンドと検体に含まれる放射線によりカウントされています。
長く測定することで、平均的な値に近くなるわけですが、放射線はランダムに出てくることと、
一度放射線を出した物質は、別の物質に変化等するので、二度と同じエネルギーの放射線は出さないわけです。
したがって、長く測定するほどそのエネルギーのカウントは少なくなることが多いです。
このことをしっかりと頭に入れていただければと思います。


商品名:緑茶(かりがね茶)
産地:広島県世羅郡世羅町及び鹿児島県
製造者:JA尾道市西大田製茶工場
販売者:JA尾道市西大田製茶工場
生産年月:NO DATA
賞味期限:平成26年1月25日
ロットナンバー:NO DATA
測定時間:259200秒
重量:428.9
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:<0.6
Bq/kg

セシウム134:<0.5Bq/kg
カリウム40 :453.4±96.3
Bq/kg
 
 
 

※今年の8月19日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。


 

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