2013年8月1日木曜日

森永ドライミルク はぐくみ(森永乳業株式会社)

本日は、ご依頼のあった食品の測定結果についてです。
商品名は、「森永ドライミルク はぐくみ」
産地は、「不明」
製造者及び販売者は、「森永乳業株式会社MD」
NPO法人新宿代々木市民測定所様が測定し、結果を公表していただきましたものと
ロット等は違いますが、ぜひ測定していただきたいとご依頼を受けて測定させていただきました。

NPO法人新宿代々木市民測定所様の結果はこちら
http://www.sy-sokutei.info/wp/2013/07/%e3%83%ac%e3%83%bc%e3%83%99%e3%83%b3%e3%82%b9%e3%83%9f%e3%83%ab%e3%82%af%e3%80%81%ef%bc%96%e7%a4%be%e8%a3%bd%e5%93%81%e3%81%ae%e6%b8%ac%e5%ae%9a%e7%b5%90%e6%9e%9c%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6-2/

(森永ドライミルク はぐくみの結果抜粋)
測定時間:16時間
ロット番号:3D04/C34
賞味期限:2014年10月4日
セシウム137:0.38±(15%)Bq/kg
セシウム134:ND(<0.06)Bq/kg


でした。

森永乳業株式会社
http://www.morinagamilk.co.jp/

商品ページはこちら
http://www.morinagamilk.co.jp/products/babyfood/hagukumi/305.html
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初乳(母乳)に多く含まれ、乳幼児の健康と発育に重要なたんぱく質である「ラクトフェリン」を配合。
栄養成分の量とバランスを母乳に近づけたミルクです。
母乳が足りない赤ちゃんに、安心してお使いいただけます。
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それでは、測定結果です。
測定結果及びスペクトルから判断した結果・・・

3σ(99.7%)では、セシウム134及び137は共に不検出
2σ(95.4%)では、セシウム137のみ検出

と判断しました。


 (判定方法);3σ及び2σ共通

18時間測定の場合
605keV、796keV、802keVにピークは確認できません。
662keVには、ほんの少しだけ怪しいピークが確認できます。


30時間測定の場合
605keV、796keV、802keVにピークは確認できません。
662keVにも、ピークが確認できません。


この度の測定結果では・・・

(3σの場合)
天然核種
「カリウム40」 

のみ検出


(2σの場合)
天然核種
「カリウム40」 

人工核種
「セシウム137」


の検出
との結果となりました。

3σと2σの結果を載せていますのは、
NPO法人新宿代々木市民測定所様の結果を拝見していることから、
0.38Bq/kg程度の汚染があるのではとのことからです。
出来るだけ測定時間を長くして測定してみましたが、測定下限値を0.4Bqより下げることが出来ませんでした。
したがって、ソフトウェア上で少し精度(99.7%→95.4%)が落ちますが、
測定下限値を下げるために、2σでも結果をはじいております。
2σにしますと、測定下限値を0.3Bq/kgまで下げることが出来ましたが、
ごくごく微量の反応のため、確定にはゲルマニウム測定をお勧め致します。
 

商品名:森永ドライミルク はぐくみ
産地:不明
製造者:森永乳業株式会社(大和工場)
販売者:森永乳業株式会社
生産年月:NO DATA
賞味期限:2014年10月25日
ロットナンバー:3D25/H23
重量:730.6g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
 

測定時間:64800秒(18時間)
解析精度:3σ
セシウム137:<0.5Bq/kg
セシウム134:<0.4Bq/kg
カリウム40 :127.8
±30.0Bq/kg
 
解析精度:2σ
セシウム137:0.4±0.4Bq/kg
セシウム134:<0.3Bq/kg
カリウム40 :127.8
±28.5Bq/kg


測定時間:108000秒(30時間)
解析精度:3σ
セシウム137:<0.4Bq/kg
セシウム134:<0.3Bq/kg
カリウム40 :125.6
±28.8Bq/kg
 
解析精度:2σ
セシウム137:0.4±0.3Bq/kg
セシウム134:<0.2Bq/kg
カリウム40 :125.6
±27.6Bq/kg




※今年の8月1日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。




 

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