2013年4月26日金曜日

手づくりぽん菓子(家田製菓株式会社)

本日もご依頼のありました食品の測定結果です。
商品名は「手づくりぽん菓子」
販売者は「家田製菓株式会社」です。

尾道市内の保育園からのご依頼でした。
いろいろと気にされているとのことで、まずは園児のおやつについて測定です。
こういった動きが出てくるのはとても喜ばしいことです。
今の子供たちが大人になった時、ずっと健康でいられるでしょうか?

以前、市民と科学者の内部被曝問題研究会に所属されている、
広島市立大学の高橋先生とお話しさせていただく機会がありました。
広島・長崎の原爆から蓄積したデータには

>というのは被曝の問題は、特に子育て世代の視点になった研究は、
>きちんとされてこなかった問題なので。
>その意味でも完全な「専門家」はいないと思います。

データ収集というか、そういった視点の研究でした。
ちょっと言葉が過ぎました。
以下、データがないという事ではなく、研究がされてこなかったという意味で読んで頂ければと思います。
すみませんでした。


「子供に対する内部被曝のデータは一切ない」
とのことでした。

チェルノブイリ原発事故でも、当初は子供より大人に影響が出やすいと思われていたようです。
そのため、大人も子供も同じようなデータの取り方をしていて、
5年経過した際に子どもの方が影響が良く出ていることに気が付いたそうです。
その時に、初めて子どもの細胞の方が感受性が強く、影響が出やすいのでは?
との疑問が出たそうです。
福島原発事故の影響はどう出てくるのかまだわかっていません。


今現在、大人も子供も同じような対応となっていますが、これで本当に良いのでしょうか?
子どもに対してデータが一切ないのに安全と言い切るのはどうかと思っております。
なので、予防をするためにも子供を守っていくために、
セシウムが混入している可能性があるならば食べさせないというのが大切な事だと考えております。


チャンプールのCANさんがツィッターでこうおっしゃっていました。原文のまま引用します。
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「横浜市戸塚区舞岡のたけのこから51Bq/kgという情報があります。
測ってみなければ分からないですし、神奈川のたけのこからは今年も軒並みセシウムが出ます。
保育園や学校で給食に使う場合も多いです。
旬を味わいたい気持ちもありますが、セシウムを食べさせることは食育ではありません。」
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今の大人たちが死ぬ頃に、今の子供たちがバタバタと病気にかかってしまうのでは?
こういったことを起こさせないのが、今の大人の責任だと思っております。


それでは測定結果です。


測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及びセシウム137共にピークが確認できませんでした。
よって、共に「検出なし」と判断しました。

 (判定方法)
605keV、796keV、802keVにはピークが確認できません。
662keVにもピークが確認できません。
この度の測定結果では
天然核種も検出せず。
となりました。



商品名:手づくりぽん菓子・焼菓子
産地:愛知県?
製造者:家田製菓株式会社
販売者:家田製菓株式会社
生産年月:NO DATA
賞味期限:2013年7月21日
ロットナンバー:NO DATA
測定時間:86400秒
重量:265.0g
測定容器:1Lマリネリ(全量充填)

解析精度:3σ
セシウム137:<1.1Bq/kg
セシウム134:<0.9Bq/kg
カリウム40 :<8.8Bq/kg
 
 
※今年の4月16日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。



 
 


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