2014年2月15日土曜日

竹炭(粉炭)・中華人民共和国及び国内(四国)(2009年加工)火鉢屋

本日は、ご依頼のありました堆肥扱いの測定結果についてです。
測定品名は、「竹炭(粉炭)」
産地は、「中華人民共和国及び国内(四国)」
製造者及び販売者は、「火鉢屋」


福島第一原発事故以前に粉末加工(2009年加工)された竹炭(粉炭)とのこと。
海外の中国産も含まれていることから、核実験や大気汚染の影響はどうなのだろうとのことからご依頼でした。


「火鉢屋」のページ
http://www.hibachiya.com/



それでは、測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134は不検出ですが、137は検出と判断しました。

(判定方法)
600keV近辺にはピークが確認できますが、796keV、802keVにはピークが確認できません。
662keVにはピークが確認できます。
この度の測定結果では・・・


天然核種
「カリウム40」
「鉛214」(ウラン系)
「ビスマス214」(ウラン系)
「鉛212」(トリウム系)
「アクチニウム228」(トリウム系)
「タリウム208」(トリウム系)

人工核種
「セシウム137」


の検出と判断します。
セシウム137のピークはしっかりと確認できますが、セシウム134は確認できませんので、セシウム137を検出と判断させていただきました。
なお、天然核種が存在しているため、出てきている数値は過大になっております。
ですので、定量にはゲルマニウム測定を行う必要があります。




商品名:竹炭(粉炭)
産地:中華人民共和国及び国内(四国)
製造者:火鉢屋
製造工場:火鉢屋
販売者:火鉢屋
生産年月:2009年
入手年月:2014年1月
賞味期限:NO DATA
ロットナンバー:NO DATA
測定時間:43200秒
重量:461.9g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:7.05±2.11Bq/kg(過大検出)
セシウム134:4.64±1.66Bq/kg(誤検出)
カリウム40:261±62.1Bq/kg



※2014年1月13日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。


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