2013年5月15日水曜日

焙じ茶(株式会社宇治和束園)

本日も、ご依頼のありました食品の測定です。
商品名は「焙じ茶」です。
販売者は「株式会社宇治和束園」です。
各ご家庭でお茶を大量生産する時期に入ってきました。
・麦茶
・焙じ茶
・緑茶
・ウーロン茶
・ルイボスティー
etc
その種類を選ぶ一つの目安になればと思います。
それでは測定結果です。


測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及び137共にピークは確認できませんでした。
よって、セシウム134及び137共に「不検出」と判断しました。


 (判定方法)
600keV近辺に少しピークがあります。796keV、802keVにはピークが確認できません。
662keVにもピークが確認できません。
この度の測定結果では・・・

天然核種
「カリウム40」
「鉛212」(トリウム系)
「アクチニウム228」(トリウム系)
「タリウム208」(トリウム系)

の検出となりました。
検出された天然核種のトリウム系ですが、焙じ茶をそのまま食べるわけではないですし、
入っているのが分かる程度ですし、煮出したお茶を飲むわけですから、
問題はないと考えられます。


商品名:焙じ茶
産地:国内産
製造者:株式会社宇治和束園
販売者:株式会社宇治和束園
生産年月:NO DATA
賞味期限:2014年3月24日
ロットナンバー:UY
測定時間:43200秒
重量:201.0g
測定容器:1Lマリネリ(全量充填)

解析精度:3σ
セシウム137:<2.2Bq/kg
セシウム134:<1.9Bq/kg
カリウム40 :375.7±93.2Bq/kg
 
 
※今年の4月26日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。





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