2014年11月1日土曜日

クロスチェック測定結果→西日本測定所ネットワーク測定プロジェクト:鮭(サケ)・北海道(2014年)

本日は、「西日本測定所ネットワーク測定プロジェクト」としてゲルマニウム半導体検出器にて測定した検体をクロスチェックしましたので、その測定結果のご報告です。

食品名は、「鮭(サケ)」
産地は、「北海道」

2014年に漁獲された「鮭(サケ)」となります。
以前公開しましたゲルマニウム半導体検出器で測定した結果はこちら

「西日本測定所ネットワーク測定プロジェクト:鮭(サケ)・北海道(2014年) 」
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2014/10/2014_73.html
測定日時:2014年9月28日
以下結果抜粋です。
*********************************************************
生産年月:2014年9月
入手年月:2014年9月
賞味期限:NO DATA
ロットナンバー:NO DATA
測定時間:18922秒(5時間15分22秒)
重量:1062.0g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:0.39±0.12Bq/kg
セシウム134:<0.3Bq/kg
カリウム40:118.13±5.57Bq/kg
*********************************************************

それでは、測定結果です。
 (判定方法:スペクトルからのピーク)
セシウム134
605keV:×
796keV:×

セシウム137
662keV:×

カリウム40
1461keV:○

[ウラン系]
鉛214
242keV、295keV、352keV:×

ビスマス214
609keV:×
1120keV:×

[トリウム系]
鉛212
239keV:×

アクチニウム228
338keV:×
911keV、965keV:×

タリウム208
583keV:×
861keV:×

この度の測定結果では

天然核種
「カリウム40」

のみの検出と判断しました。
ゲルマニウム半導体検出器とのクロスチェックなのでセシウム137の反応があると推測していました。
また、鮭の重量が減っているのは腐敗防止のためにオーブンされたようです。
1Lマリネリ容器内の総セシウム量は変わらないですので、反応はあっても良いとは思うのですが・・・
この辺りは、難しいですね。

鮭は切り身だったので、ミンチ状にして測定するべきだったのかな・・・
試料の均一性は大事なことですので今後の課題として受け止めておきます。

商品名:鮭(サケ)
産地:北海道
製造者:NO DATA
製造工場:NO DATA
販売者:NO DATA
生産年月:2013年9月
入手年月:2013年9月
賞味期限:NO DATA
ロットナンバー:NO DATA
測定時間:43200秒
重量:781.3g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:<0.4Bq/kg
セシウム134:<0.4Bq/kg
カリウム40:141±33.9Bq/kg

※2014年10月31日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。

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