本日は、「梅」の測定結果についてです。
産地は「広島県尾道市」です。
尾道の梅はどうなのですか?とお尋ねがありました。
一つ気になりだすと、地域の食品全てが気になってしまいます。
本来ならば、この度の事故を受けてすべての食品について行政側で測定を行うべきです。
たとえ時間がかかっても、必要としている人はいるはずです。
「過去の例からみてもそれは大丈夫だから。測定する必要性も費用もないよ。」
「地域で考えたら、ここはそんな危険性はないから。ちょっとぐらいあったとしても大丈夫。」
「大勢の人は気にせず食べているのだから、あなたも気にしなさんな。な?」
「気にする方がばかげているよ。ストレスたまるよ?」
そういう声も多いです。
気になる人は気になるんです。
そういう気持ちをないがしろにすることは、その人の「人権」を踏みにじることになります。
それでは、測定結果です。
測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及び137は共に不検出と判断しました。
(判定方法)
600keV付近に何かあるように見えますが、796keV、802keVにはピークが確認できません。
662keVにもピークが確認できません。
この度の測定結果では・・・
天然核種の
「カリウム40」
「アクチニウム228」(トリウム由来)
「タリウム208」(トリウム由来)
の検出となりました。
安心して漬物にしたり、梅のジュースにしたり、梅酒にしたりできます。
農家のためにも、地域のためにもしっかり使ってあげてください。
測定結果を貼って販売できるのであればそうしたいぐらいです。
もしそうしていただけるのならばご一報くださればOKです。
よろしくお願いいたします。
商品名:梅
産地:広島県尾道市
製造者:非公開
販売者:ええじゃん尾道
生産年月:2013年産
賞味期限:NO DATA
ロットナンバー:NO DATA
測定時間:43200秒
重量:620.0g
測定容器:1Lマリネリ(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:<0.7Bq/kg
セシウム134:<0.5Bq/kg
カリウム40 :66.9±18.7Bq/kg
※今年の6月6日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。
0 件のコメント:
コメントを投稿