2013年12月18日水曜日

番茶・大山じんがまえ・鳥取県(2013年)農事組合法人陣構茶生産組合

本日も、ご依頼のあった食品の測定結果についてです。
食品名は、「番茶・大山じんがまえ」
産地は、「鳥取県」
製造者及び販売者は、「農事組合法人陣構茶生産組合」

お茶はセシウムが濃縮されやすいというイメージがあります。
良く飲むお茶なので、一度見ておきたいとのことでのご依頼でした。


それでは、測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及び137共に不検出と判断しました。


(判定方法)
600keV付近にはピークが確認できますが、796keV、802keVにはピークが確認できません。
662keVにも、ピークが確認できません。


この度の測定結果では・・・

天然核種
「カリウム40」
「タリウム208」(トリウム系)

の検出と判断します。
セシウム137は「不明瞭(測定時間不足)」との結果となっておりますが、
セシウム137があれば検出される、662keVにピークが確認できませんので、不検出と判断させて頂きました。
なお、セシウム134についても、ピークが確認できませんので、こちらは誤検出と判断させて頂きました。
結果として、天然核種のトリウム系が若干含まれておりますが、
安心して飲用することのできる、番茶であると思われます。

商品名:番茶・大山じんがまえ
産地:鳥取県
製造者:農事組合法人陣構茶生産組合
製造工場:農事組合法人陣構茶生産組合
販売者:農事組合法人陣構茶生産組合
生産年月:2013年
入手年月:2013年10月
賞味期限:2014年8月16日
ロットナンバー:i0666 IIVMM
測定時間:43200秒
重量:222.9
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)

解析精度:3σ
セシウム137:<1.8Bq/kg
セシウム134:2.37±2.01Bq/kg(誤検出)
カリウム40:370±91.9Bq/kg
 

  ※今年の11月14日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。
 
 




 

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